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中1むすこ。サッカークラブチームに入っていて、そこでもともだち沢山できて、コーチからは和気あいあいといじられて楽しそうです。
「あそこのクラブ入ってよかった!」と言っております。
コミュ力旺盛な子なので、どこ行っても楽しそうに過ごせるとは思っていたのですが、早速、区外在住でも関係無くチームの子と近所のプールに行ったりで忙しくしております。
そのクラブでは、サッカーは自ら考えないとうまくならないと言う方針があって、自主性と言うことを大事にされています。
悪く言えばほったらかし、よく言えば自主性に任せる。
そんな感じで、監督から細かい練習で「あれやれこれやれ」言われることも無く、ある場合は最低限の戦術だけを指示されて基礎練習等は自由にやっているようです。
そして、中学校も実は生徒の「自治」を前面に出しています。
周囲の各当局の指示もあるようなので校則等の基本線はありますが、これまでの決まり事の中で理不尽なものや、時代に合わないものを生徒会で諮られるようなことをしています。
校則だって、制服だって、生徒会に申し立てをすればいちお審議して、決を採るようなこともやっているようです。
それと勉強の仕方等もほぼ、各個人に委ねてあります。
中学校に入学しても、自分の意見を主張出来て、自主性を重んじられる環境に置かれているむすこは「この学校、このクラブはいいな」と風呂に入りながら呟くこともしばしばあるのであります。
テストやだなー
さて、GW終わっていきなり中間テストがあります。
うちの周りはニュータウンが広がる住宅街ですので、比較的学習熱心なご家庭が集まっている地域です。
そんなご家庭子達ばかりですので、初めての定期テストとなると、結構目の色が変わって勉強を始めているとむすこからの情報です。
さてさて、ディスレクシアを抱えているむすことは言え、コミュ力強いと勉強情報も回って来て、それに釣られて「おれもがんばってやる!」と燃えています。
「おと~ちゃーん、テストだよ。やだなー」と初定期テストにビビっているところも伺えますが、そこは「何点でもいいから、出来るところを確実にやってみよーぜ!」と励ましています。
「分からないところがあったら、聞いてねー」なんて調子の良い事を言ってしまって、勉強に毎回付き合わされるのであります。
この間は、サッカークラブ終わってから10キロ先のグラウンドから帰って来た後、「数学」の勉強。
「おれ、勉強がんばりたいから、明日学校休む。」と言い出します。
「何言ってんの?中学受験じゃないんだからねー、それはいかん。わからないことは先生に聞いてきな。聞くのはタダだぜ!!」
「お、そうだ!聞いて来るぜ。」
ついこの間の小学生時代、中学受験の子が直前に学校を休んでがんばっていたことを思い出したみたいです。
おとうちゃん一緒に数学やろう!!
「おとうちゃん、この問題一緒にやろう!」
中1数学の最初の単元は「正の数、負の数」です。
四則計算に、正、負がついてゴチャゴチャに見えてしまっているようです。
しかも見ているとボーッとなって、特性的にやはり式が塊になっています。
文を読む時と同じような傾向になっているようです。
「取り敢えず、左から数字を見て行こう!!」
簡単なやり方を求められる場合もありますが、そもそも見えていない時は一個一個数字を見て行くのが一番です。
数字が見えてこないと、「正の項」「負の項」でまとめるも何も分かる訳がありません。
幸いな事に、正負のたし算ひき算の「約束事」は覚えています。
「引く(ー)その後にカッコの中がマイナスでカッコ外すとなんだ?」
「+になるに決まってんじゃん!!」
「覚えてるじゃんいいぞ、いいぞ、、、!」
約束事と数字が一致したら、問題がスラスラ出来るようになりました。
そして、問題をいくつかやって適当に寝ました。
翌朝、確認の為に、早く起きて残した計算問題もやっていました。
「おとうちゃん、わからない・・・・」
朝ごはんの支度をしているぼくに言ってきました。
「いいぞ、いいぞ、今ごちゃごちゃになっても。」と昨晩やったことを思い出して朝勉を軽くこなして、ご機嫌です。
「点数は気にせず、出来る事を確実にね。」
そうして、思春期なので無言で登校していきました。
思春期は、ご機嫌がコロコロ変わって面白い。
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