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小学校時代のLD対策振り返り5:初WISC-Ⅳ結果

脳のなぞ
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昨日の続き。

小学校時代のLD対策振り返り4:WISC-Ⅳ検査
WISC-Ⅳです。「検査」「テスト」嫌いのむすこ。ストレス、緊張感いっぱいの検査でした。

前回は、WISC-Ⅳを受け(2020年1月)に行った話です。当時のブログは下記です。

2020年1月19日記述

今回はその結果を聞きに行った時の話です。当時のブログはこちら。

2020年2月6日記述

詳細は、このブログに記述しました。

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WISC-Ⅳ(知能検査)とは??

そもそも、この時受けたWISC-Ⅳとはなんでしょうか?

一般的には「知能検査」と呼ばれるものです。

当人の特性で得意なことや苦手なことがどのような形で現れるのか、知能や発達の水準を客観的に合成得点や全体的にどの位置か?パーセンタイル順位で、本人の指標として明らかにするための検査です。

この検査で、現在のむすこのありのままの状態を評価され、確認することで、今後の生活に検査の結果をどう生かしていこうかと言うものです。

従って、点数が低いからといって、現時点の障害の有無を具体的に測れるものでは無いし、判定にもブレが出てきます。

昨日のブログ記述で、試験を受ける時のストレスや環境の状況によって変わると言うのはそう言うことです。

従ってこの検査結果は、あくまでもご本人の特性を知る一つの資料であるのであって、ご本人の状態を全て網羅するものでは無いと言う事です。

この結果に一喜一憂しすぎず、今後の生活に役立てると言うことの方が大事だと考えています。

この検査内容はぼくも受けた事がありませんので、むすこの方がよくわかっていますが、

主に「WISC-Ⅳ」は児童生徒が受けるものと聞いています。

ウェクスラー式知能検査というものだそうで、年齢別には下記の3種類の検査があるそうです。

  • WPPSI:幼児用(対象年齢2~7歳)
  • WISC:児童・生徒用(対象年齢5歳~16歳11ヶ月)
  • WAIS:成人用(対象年齢16歳~90歳11ヶ月)

WISC各項目

このWISCで調べた項目は下記となります。

言語理解指標(VCI)

「語彙やことばで説明できる力を測る指標。」

むすこは、語彙不足にも関わらずこれがかなり高かったです。

平均より良いぐらいでした。

学習の土台ですね。但し、経験から培われる場合も多いのではとむすこを見て感じました。

知覚推理指標(PRI)

「目で見た情報をきちんと捉えて、考える力を測る指標。」

この辺から怪しくなってきました。指標としてはかなり低い。

視覚情報を正確に素早く捉えられません。この事によって文章や読書が苦手と言うのがわかります。

ここで俯瞰してみてしまう特性があだになっています。

要するに「木を見て森が見れない」「葉っぱを見て木を見れない」特性です。

授業中にぼんやり外や黒板を見ているのはそんな事からかと予想が立ちます。

興味があるもの等入り込めれば行ける時もありますので(勉強以外等)場合によりけりです。

ワーキングメモリー指標(WMI)

「聞いた情報を頭の中で整理して考える指標。(暗算等)」

これも怪しく、かなり低いと指標が出ていました。

耳から聞いた情報を記憶しておくのが苦手で「短く具体的に尋ねる」「指示をメモで渡す」等の配慮が必要と指導されました。

でも、その評価には懐疑的でした。

聞いた話は良く覚えているし、音読対象の教科書を丸暗記していたのは他人の音読したものを覚えるような子です。

じゃあ、実際にこのような評価が出ているのは何なんだ?

その評価は、間違ってはいません、でも間違っている部分もあると言うのがすぐにわかりました。

むすこは、自分に差し迫った必要な事があるとこの能力が上がり、興味の無い学習等授業中にぼんやりしている時は何も聞いていないと言う事が、この検査の結果に出たと言う事です。

興味の差が、この能力のスイッチのオンオフしているということなのです。

従って、興味深く授業に入れるように、学校の先生には「聞いていない事が多いので」、「具体的に短く」面と向かって聞いて欲しいと配慮をお願いしました。

前後の事を聞いていなければ意味無いですけどね。

これは会話にも影響します。

これまでの小学校3年間できちんと語彙を習得していないから、聞かれた事に対しておとなである心理士先生とどのような語彙を使って会話をして良いか迷い、そのうち聞かれた事を忘れてしまい正しい文章で会話や説明ができなかったそうです。

会話のやり取りを丁寧に学ぶ機会が今後必要であると指導を受けました。

処理速度指標(PSI)

「見たものを書き写して単調な作業を素早く、正確に行う力を測る指標。」

これがめちゃめちゃ低くて、おとうちゃんはドン引きです。

上記2つも普通に悪くて、こちらが全てをぶち壊しにしていて「境界知能」です。

記号一致の問題等をやったそうです。

この先図形が苦手問題が出てきますが、形を認識することに苦労であったようです。

図形問題をグルグルまわして見たり、三角形が書けなかったりするのはこのせいだったのかな?

点の数がわからなかったりしたのもこれのせいだったのかな?

漢字も変な風に書いてしまっていたのも説明がつきます。

なんでも俯瞰して見てしまう事のあだか??

広いフロアで天井が低い建物の中(特に古いスーパー等)に入ることを嫌がるのは、入ってきた入口が分からなくなってどこに入り込んだのか分からなくなると聞いたことがあります。

今では、多少細部にも目が行くようになって、漢字も並みに書けるようになったおかげで、図形も分かってきたようになりました。

但し、苦手癖が付いていますし、みなさんより遅れてしまっています。

教科別では無く、全てのことを日常に置き換えて習得していくとこの指標の改善は進むようになると思っています。

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当時「WISC-Ⅳ」の結果を聞いて思った事、と現時点で感じる事。

脳のなぞ
脳のなぞ

「WISC-Ⅳ」の結果は、むすこ抜きで夫婦で聞きに行きました。

知能検査なんてすごく大事のような気がして、緊張して聞きに行ったことを覚えています。

指標として出た結果が思った以上に低いものでしたので、当時はかなりショックを受けました。

一般的な知識として、知能検査、IQに対する思い込みがあったのです。

高いからすごいとか低いから劣っているとかそんな思い込みです。

タレントさんのIQをテレビで発表していたり、SNSでいい歳したおとなが「IQが高かった」なんて言うのを見た事があります。

人生経験豊富である程度地位も成功しているおとながIQテストを受ける意味はあるのでしょうか?

それだけのおとなならIQテストで巷に言われている点数を出すのはあたりまえなんじゃないでしょうか?

困りごとがあるから検査を行って現実の状態を知るのがこのIQ検査です。

それも全検査の結果だけで一喜一憂する意味はなく、上記の各検査の凹凸を知る事で困りごとを解決していくのがこの類の検査で意味が出て来るものです。

しかも、そんな高度な個人情報を公の目に晒すって当人の了解の上とはいえ色んなことに影響を及ぼします。

ましてや、万一影響力のある教育者標ぼうしている方だったりしたら尚の事です。

それか、あれも演出のひとつ?

だったらどんな検査だ?ただの漢字テストか?

そうだとしたら、困りごとを抱えている子の親としてやめて欲しいと言いたいです。無神経もいいところです。

その後そんな風潮に影響されて、対策に走ろうと迷走から始まるのですが、やっていくにつれてわかってきたのは「学習障害」や「発達障害」の診断をするものではないということ。

この検査は、誰にでも得意不得意はあるものを、それを測る現時点での指標に過ぎないのです。

それに、その時の被験者自信の精神状態や環境が大きく影響するものであるということでもあります。

具体的に「障害」を測れるようになるには、頭蓋骨を割って脳みそを見る必要があるんじゃないかな?それはMRI以上の脳解析が出来ないと難しいと思います。

脳神経、脳細胞、脳の血管、それに行き届く酸素、栄養の種類。。。。

いまでも「あの時の離乳食やジュースが原因かな??」と思い悩むことがあります。

ぼくは脳外科の先生では無いので具体的には説明ができませんが、脳梗塞になった当時に何か月か思い浮かんだ考えの言語化がむずかしくなったことがあります。

きっとむすこはそんな状態と同じような事が常に起こり「境界知能」「学習障害」と診断につながっているんじゃないかなと、皮膚感覚で感じています。

勉強はできるに越したことがありません。

対策を急いで自信をまた無くされても彼の人生に影響が出ます。

今はそう冷静に考える事ができますが、当時は慌てました。

そんな対策の迷走っぷりを次回から記述していこうと思います。

つづく

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