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小6むすこ。
小学校最後の「漢字50問テスト」が来週あるそうです。
「送る会」「感謝の会」「WBC見学」。。。などなど、行事盛りだくさんです。
そんな中のテストです。卒業までせわしいです。
むすこには、そんな事は言ってないのですが、、LD分かってからこの「漢字50問テスト」がLD改善のひとつの指標的なものとして親子で取り組んできました。
彼にも十分伝わってきているようで、このテストは結構熱が入ります。
半分も出来なかった頃に涙し、あと2問で合格点の時も涙し、、、、泣かされてばかりです。
それでも、自分の力で90点近くを取れるようになったのは、本当にがんばってるなと思うところです。
さて、今回最後の「漢字50問テスト」。
本人は「次は絶対100点!!おれ神だから!見てろよ。」と目標を立てています。
先生方もむすこの成長を追跡してくれていて、あと一歩まで来ているむすこの事を褒めてくださいます。
次は、本当に「100点」取れたらいいね。
先生たちをビックリさせてやれ。
それと、隣に座っている仲良しの御三家中学進学くんにもね。
最後なので、ちょっとした対策用手作り教材を作ってやろうと思います。
漢字は表意文字。不得意な読みは後回しになっている。
ぼくも経験がありますが、漢字テストやるのは良いですが速攻で忘れてしまいます。
忘れても、また思い出す機会があるのでそれはそれで良いのですが、
むすこの場合は「書き」より「読み」が弱い。そんなディスレクシアです。
目に見えないディスレクシアなので、本人しか判断が出来ないことが多いのが苦しいところです。
日常的に「読めるようにしようぜ」と言ってるので、本人はまず「読み」を一生懸命やります。
それが、点数が上がって来た要因のひとつに挙げられます。
漢字は表意文字なので、むすこの場合、そもそも読めなくても意味を判断してしまいます。
例えば「樹海」。むすこへ問題を出した時です。
「じゅかい が広がる」
「書けるぜ」
「意味わかる?」
「しらねー、でも書ける。」
そして、書いた後。。。
「あー、わかった、わかった。木がいっぱいあるところだ。」
そんな調子です。
漢字と読み仮名が一致しないと、漢字テストはできない。
LDの子がテスト時間の配慮が必要な理由のひとつはこれです。
漢字テストは「ひらがな」で書いてあるところを、漢字にしてマスを埋めないといけません。
従って、漢字そのものを見て大体の意味は分かっても、そもそも漢字が読めないと、答案に漢字を書くことは不可能です。
「読み」と言う苦手課題を課され、さらに問題でひらがなが出てきた場合、同音異義や意味が想起できないので、本人は疲弊してしまいます。
疲れるので何かを端折ります。
そこで、読みが出来た場合には、ある程度自信のある表意文字である漢字の「意味」を端折って練習をしています。
漢字テストが普通に出来る子との違いはそこです。
問題のひらがなを見て、瞬時に意味を想起できる子は漢字テストが得意でしょう。
同音異義の漢字があってもスラスラと正解を書けるはずです。
むすこの場合、問題のひらがなを見て、正誤に関わらず漢字を書いて初めて意味を想起します。
とにかく「問題のひらがなを見て、漢字が書ければそれで良くて、書けてから意味を確認する」のです。
そんな事、普通の人でもやってられないと思います。
「漢字50問テスト」の裏問題が手つかずなのはこの事の現れです。
時間がたっぷりある時は、これで良いでしょう。
でも、テストは時間制限があります。
学習障害の子が、テスト時間の延長配慮が必要なのはこんな事にも言えると思います。
中学生になってから、関わってくださる方はご理解いただけるとは思いますが、こちらからも丁寧に説明して、むすこにより良い学習環境を提供できれば良いなと思うところです。
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