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小6ディスレクシアむすこの「漢字50問テスト」は採点待ちです。
今回は一生懸命やったけど、果たしてこの子は過去にがんばった漢字は使えているんだろうか?と不安になることもあることでしょう。
うちもそのひとりです。
目の前の「漢字50問テスト」は一生懸命やって本人は「全部出来た」と言っていました。実際、テストでは8割ぐらいの点数だと思います(むすこには悪いけど、合格点は90点です)。
これまで、習った漢字・ことばはLD児に定着しているのか?
さて、その後その漢字が定着しているかと言うと別の話で、恐らく半年後に「あたたかいきこう(暖かい気候)」って漢字で書ける?なんて聞くと「あれあれー」と残念な返事が返ってくる事でしょう。
普段使わないし、本も読めないので、忘れてしまうのは仕方無いと思います。
そこは、半分諦めています。
そこで、なるだけ会話や字幕等の実践で触れる機会を増やしていこう心がけています。
日常が勉強の場です。
これまでのLDは日本にはいないと言う説に対して
WISC等の検査で、ぼくら親に残念な評価・査定(assessment)を言い渡され、それに基づいてむすこなりにやってまいりました。
その時に決めたことのひとつとして、日本語のことば、漢字の「読み」や「意味」を理解できるようにしていこうと言うことでした。
かつて、一般的に日本語を母語としている民族には、欧米に比べてLDはほとんど居ないとか少ないとか言われていた時代があったと聞いています。
いない事が前提ですので取っているデータも少ないですし、一般的な現場でも理解が少ないですし、説明しづらいことも多くあります。
自分のむすこを目の当たりにしたり、就学相談、特支学校・学級等に行って見た時に、むすこ以外の他の子を見ていて、こんなに苦労している人が集まっているのに、果たして今までの説(居ないと言う説)は何だったんだ??と、ただ単に臭い物に蓋をするようなことをしていただけじゃないか?と思ってしまうのです。
1バイト文字と2バイト文字
話は外れますが、30年以上前、ぼくは新卒でコンピュータ製造会社に勤めていました。
勤めた頃は急速な半導体の性能アップもあり、16ビットのコンピュータが出始めた頃です。
かつての1バイト(8ビット)と言われていたank文字(alphabet、numeric:数字、kanaの略)主で処理できる製品ものから、倍の処理速度を求める2バイト文字(16ビット)の全角文字がスムーズに処理ができるようになった頃です。
つまり、コンピュータがようやく英語やカナ表記から解放されて、ある程度の日本語変換処理ができるようにまり、一般的な事務機器としてコンピュータが大きく普及しようとしてきた時期でもあります。
そして、当時の社内ではコンピュータの処理能力を自分達の頭の中の母語言語処理能力と置き換えて、
「我々日本人は16ビットでことばを処理しているんだよ、8ビット処理(ank文字)している人たちよりすげーよな」なんてことを平気で言っていた部長さんの顔を思い出します。
つまりアルファベット26文字、数字10文字を覚えていればコミュニケーションをOKな人たちより、これだけ膨大な漢字(JIS第〇水準)を使いこなしている脳を持っている方が優秀だと言いたかったんだと思います。
そんな思想我々日本人全てみんな優秀なはずだ!と、それぞれの頭のどこかにあって「漢字はこどもの頃から根性や反復で覚えるんだ!覚えられないのは気合が足りないんだ!」(実際ぼくは、昔言われた)と根拠の無いおごり高ぶりで、こどもの気持ちに寄り添わずきてしまって今に至るのではないかと思っています。
確かに、漢字の量は膨大で覚えるのは本当に大変です。
漢字で生活している中国人が猛勉強して漢字を覚えなければいけない事や、簡体字にしていくのも分かる気がします。
ことばなんか、根性だせばOKだとか、じぶんたちの都合のよいように、非科学的に、それぞれの特性を評価・査定すること無しに、ここまできてしまったのが発達系・学習系の障害の対応への現状だと思います。
「根性」があれば、漢字を覚えられる、日本語がスムーズに読み書きができる。。。。
そんな次元だけで説明がつかない。
それがLD等の発達系の問題に蓋をし続けてきたのがこの結果です。
笑っちゃいます。
今回の個別指導
ことばの想起
wisc検査等の評価・査定を基に授業をやっていただいているのが、通っている現在の個別指導です。
ことばのレベル的には、4年生半ばから終わりぐらいまで来たそうです。
画を見て言語で答える等の、ことばの想起は4年生分は出来ているそうです。
実際むすこも「今やってる事、カンタンになってきた」と手応えは十分なようです。
この個別指導に通う前は、ことばの想起が本当に苦手でした。
脳の配線や回路的にその作業に向いていないと言うのがあります。
自分なりに、言語化がすこしづつできてきて、自信は無さげなところは補助をして、4年生レベルぐらいでしたら、確実に聞かれたことを理解し、答えることが出来て来たようです。
おそらくこれは、個別指導云々だけではなく、遊びの中でも勉強できたことが多く、瞬間的な想起への回路がつながってきたそんな感じです。
漢字は4年生程度
漢字は、書字はこちらではやっていません。
書いてあることを読んで理解しているかということだけです。
割り切りです。書字はこれからはPC等で対応できれば良いとの考えです。
漢字も読みや意味は4年生終わりぐらいまで来てるそうです。
だいぶ、ことばの理解も慣れてきたのでしょうか?
最近は理解のスピードも上がって来たようです。
まとめ
ことしの個別指導はこれで終了です。
また、来年です。
あと、何回いけるかな?
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