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語彙を増やすにはどうしたらいいだろう?
漢字の熟語(最近ではひらがなが混じることもあってややこしく感じるだろう)やひらがなのことば等。
そもそも、文字を読むのが億劫なので、意味をやる前に漢字の読み方から始めないといけない。
おとなはもう慣れているので大したことではないと考えますが、初学者にとって、ものによって読み方を変える漢字というのは大変厄介なもんだろうなと思います。
ぼくだって、特に地名なんかで簡単な漢字でも読み方を「あれ???」っと頭の中でつまづいてしまうと、「失礼ですが、正式名称はなんとお読みすればよろしいでしょうか?」なんて聞いてしまいます。
例えば先日ふるさと納税の返礼品のラフランスをいただいた「山形県上山市」。
「うえやまし?かみやまし?どっち?」と妻に聞いたら、
「かみのやましだよ」
どっちも間違いでした、申し訳ございません。
そう言えば、山形新幹線の駅名をむすめが唱えてた時に「かみのやま温泉駅」と言う駅名があったのを思い出しました。
むすめも「なんで漢字で書かないんだ?」とその時言っていました。
それだー、、、天下の新幹線の駅名をわざわざひらがなにしているなんて、間違える人が多いんだろうな~と、何となく意図がわかりました。
この「上山市」の話は一例ですがこのようなものがひとつひとつむすこへ、国語ばかりでなく全ての授業や生活の中でイチイチ漢字の読み方での疑問が大波のように覆いかぶさって、頭の中で混乱してきているのかと思います。
それが彼の脳にマイナスのストレスが生じ、いつしか雑音のようになってしまっているそんな気がします。
それで、低、中学年までは、自分の興味のあるものしか振り向いてくれなかったと言う事が言えるのではないかと思います。
生きる力
現在小6のむすこは、関割ってくださる方と本人の努力で、ようやく4年生ぐらいの語彙力がついてきました。
ストレスを感じながらの語彙の勉強は大変です。よくここまで来てくれたと思っています。
でも、文科省の言う「生きる力」の3要素の「確かな学力」部分がグラグラしています。
担任の先生によると、「学力はこれからですが、その他の要素はもう既に備わっている」と褒めてくれています。
これだけ聞くと、どこから見てもとても素晴らしい人物と聞こえますが、人はひとりでは生きていくことは不可能ですので、直面する課題、判断や行動を解決する能力はやはり学力に直結すると考えています。
医療分野や法曹界等、高度な業界に入っていけとは言いません。
当たり前の事を言語化し、誰が聞いても分かることで説明し、自分や他人に動く時にはどうすればいいか?そのツールを学力の基礎として身に付けて欲しいと考えております。
これからも混乱が多いことが多いと思いますが、ぼくが生きているうちは、力になれるところは力になってあげればと思っています。
読み方だけでなく意味も教えていこう
そんなことで、先日は個別指導に行きました。
課題のひとつに新聞の簡単なコラムを読んで、その中身をST先生に伝える事をしたそうです。
簡単なものを厳選したそうですので、きちんと伝える事ができたそうですが、この2年間の語彙の積み上げ、無駄ではなかったようです。
ひとつだけ課題!
「用語の意味を生活の中で教えてください!」と言われました。
はい、わかりました。申し訳ございません。
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