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さて、昨日の記述に引き続き、こんどは小3むすめの「図工」の授業を見学しました。
自分の頭で考えて、手を動かすことが大好きなむすめは「算数」「理科」「図工」等の教科は得意というより大好きな教科のようです。
中でも図工は大好きで、まずは適当なメモ(設計図)を考えてそれに向かって作っています。
設計図を見せてくれました
むすめの休み時間中に教室に向かいました。
「おとうちゃん、おそい!」と既に教室の前で待っています。
「ほら!今日はこれを作るんだよ」と自分で考えた設計図を見せてくれました。
「ペン立て? (キッチン用の)スパテラ立て?でもいいね」
昨日、茶筒と半分に切ったペットボトルを持って行きました。
それに、色を付けられる粘土を貼り付けて個性的な装飾を形作って仕上げていくものです。
教科書会社の事例はこちらです。
机の上がシステマチックじゃ
設計図を見せてくれた時のむすめの学校の机を見ました。
先生からの指示があったのかと思います。
机上の配置がしっかり考えられてます!
粘土板が真ん中にあって、右側には家から特別に持参したヘラや細かい穴を通す道具、ピンセット等。
左には絵具、手拭き、、、、
家ではやりっぱなし、出しっぱなしで、いつも何かを描いたり作っているむすめからは信じられないぐらいにシステマチックな机の上です。
設計図のデザインテーマは定番の「くまちゃん」なので通常運転だと思いましたが、
あ、あの脳内目一杯のむすめの机が整理されてる!!!
そっちに驚きました。
「ほら、おとうちゃん後ろから見てて」とすれ違った先生に会釈をして授業の見学が始まりました。
授業開始
さて、授業中です。
始める前の注意事項もよく聞いているむすめ(よしよし)。
粘土が配られたら作業開始です。
後ろから見てると知ってる子たちが、
「ほら、〇〇ちゃん(むすめ)のおとうさん、こんにちは。この粘土冷たくて気持ちいいよ~、絵具混ぜるときれーい」と声を掛けられたりしました。
他にも席を立ったりして落ち着かない子多数。。。。
でも、落ち着かなくてもそれなりに制作を進めていて楽しそうです。
そのような子に限って制作のペースがやたら速いので見てておもしろかったです。
この時間以外に3時間制作の時間があると先生は言うのに「もうできちゃった!」と言う子もいます。
一方むすめですが、集中しています。
こんな時のむすめは全く顔をあげずに自分の世界に入り込んでしまいます。
一番前の席なので、教室後方からでは何をしているのかわかりません。
むすめの背中を見ててもおもしろくないので、後ろの席の子を見て楽しみました。
「それ、なんなの?」とぼくがある子に聞きました。
「これはね、これが羽で、鳥だよ。」
「かっこよくできたね。」
「ここが、ポイントだよ。」
小6に比べて、小さい小さいかわいい3年生が粘土に熱中しているのを見ていると、それぞれの創作物に評価なんか付けられるもんじゃないなと感じました。
丁寧さや雑な差があるとは言えそれが味になっています。
それぞれが個性的でこども創造力に口出しするなんておこがましいにも程があるとつくづく実感してしまいました。
授業が終わって、途中を見せてもらいました
授業が終了して、むすめに「先に帰るよ」と良いに一番前のむすめの席まで行きました。
授業が終わってもまだ制作を続けるむすめ。
もう、キリの良い所なんてありえません。時間なんか関係無し。
でも、ぼくが見に行くと終わらせて、途中まで出来たものを見せてくれました。
うわー、設計図通りに「くまちゃん」がいる!!!
茶筒に貼り付けた粘土もキレイにヘラでならしています。
「このくま、今作ったの??」
「そうだよ。完成を楽しみにしててね。」
そう言われて教室を後にしました。
まとめ
小3むすめの図工授業を見学をした話を記述しました。
創作物に関してはどの子も自分できちんと考えて作っているので、特に言う事はありません。
それよりも、あのむすめが机上をまとめて整理し、後片付けもやり始めていたことは、家ではあり得ないことなので、それに驚きました。
要するに、道具等のやりっぱなし、出しっぱなし。
ひとつの事に夢中になっているとは言え、複数の事をこなす必要がある場合、頭の中に多数の事項についての連続性に欠ける為です。
次にやることは何か?一旦片付けをしてリセットして、他のものをやっていく。
そんな事を思考も大事だと、学校を利用して学んで欲しいと思います。
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