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かつて低学年ぐらいまでのころ現在小5むすこが、算数の文章問題が苦手でした。
テストでも計算問題は何とか何問かは出来ることはあっても。
計算問題が出来たと言っても、ひと数字ずつ見て行くので、全部はできません。
大抵の問題は文章問題はあとの方にあります。
そこにたどり着くまで、計算問題で疲労困憊して最後まで出来ないと言う事が多かったからです。
その頃にLDを知っていれば、テスト時間の延長の配慮をお願いしているところです。
無知と言うのは、本当にこどもを傷つけてしまう結果になってしまうもんだなと反省しております。
理解すると言う事
むすこが低学年当時は「LDディスレクシア」のことは知りませんでしたので、ただむすこの「理解力」に嘆いてしまったものです。
まとまった文を読むのが元々苦手なのに、適度な文量の文章問題を読んで理解するなんて、保育園出たてのわが子が出来るわけありませんし、自分がやるんじゃなくておとながやるもんだと思っていたとも思います。
一方ぼくは、文章を読むのが苦手なんてつゆにも思わなかったので、「理解力」が無いだけと信じて疑いませんでした。
しかしその「理解」ってなんなんだ?
家に入って来る塾のチラシを見ても「理解力UP⤴」とか散見するし、学校の先生も「理解させることが大事です!」なんて言われたりするのですが、本当にその「理解」とか「理解させる方法」なんて分教える事なんかできるの??
理解:物事の道理や筋道が正しくわかること。意味・内容をのみこむこと
デジタル大辞泉 より
実際、ぼくが学生の頃だって「解法」は教えてくれるけど、「理解」する方法なんて特別に教えてもらった記憶はありません。
「解法」=「理解」これで合ってるのか?
何問もドリルをやって「解法を覚えること」=「理解したこと」、やり方がわかれば理解したことになる、これが日本の学校でのやり方なんだなと解釈しております。
むすこの算数文章問題の解法
3年生の終わり頃からLDディスレクシアとわかって文章や漢字の読み中心のことばの教室に通っています。
今では、小学生の算数文章問題ぐらいなら読めるようになりました。
むすこのやり方として、例えば「わり算」の単元だと、文章問題から数字を拾ってきて「わり算」で計算して、変な答えにならなければそれを答えとして記述していました。
なるほど、そうだな。むすこ流。
初めての事や、怖い事、失敗する事をやたら不安に感じる子で、しかも失敗をすることを恥ずかしく思う子です。
そのことが、少しでも分からない事があると、嫌気やパニックが生じて考える事ができなくなります。
更に、問題が分からないと言う「失敗」が益々苦手意識を高めてしまいます。
その事が勉強嫌いにつながり、考える事すら嫌がるようになってしまうと言うのがLD発覚前後のことだったのです。
じゃあ、どうすりゃいいんだ?
もう全部教えることにしました。
「おとうちゃん、これどうやる?」
「それは、わり算するんだよ」
「え~、ひっ算めんどくせー」
「じゃあ、計算機使え。間違いを書くよりましだろ。」
そもそも、自分で考えてもわからんものを、ぼくがあーだこーだ説明しても伝わる訳はないです。
例え、説明しても
「へ?」とキョトンとした顔でわかりもしないのに「わかった!」と言うに決まっています。
やっと、文章が読めるようになったばかりなのに、考える事がそこまで育ってないということです。
とにかくやり方を教える事にしました。
式さえ立てられれば、何とかなる子でしたので、もう積極的に教えることにしました。
そして、今では「解答を見てもいい」と言う事にまでしました。
繰り返し反復練習が嫌いな代わり
5年生になってから、算数のテストで変わってきたのは文章問題の方が正解することが多くなってきました。
最初は、妻とも「なんでだろ?」と首をかしげていたのですが、文章があるのに文章問題の方が良いと言うようにもなりました。
計算ドリルの計算問題だけが並んでいてもどうしても、数字が塊に見えてしまって解読するのが大変なのですが、小学生の文章問題なんか文章自体が素直だし、見たことある問題ならすぐに計算できるんだそうです。
文章嫌いのむすこがね。。。。。わからないものです。
でもね、でもね。
答えのあとに単位を入れるのを忘れないようにね。
あとね、式と答え書くところ間違えたり、同じ問題2回やらないようにね。
つまんないところで×や△になるので、やり方がわかっても点数はあんまりよくないのです。
まとめ
LDディスレクシアでも意外に算数の文章問題も行けると言うことを記述しました。
ここまで来たのはむすこの努力以外にありません。
失敗することを恥ずかしいと思っているむすこですので、一生懸命克服しようとしています。
ただね~、つまんないところでやってしまうので、
そこの辺りは、返ってきたテスト等をよく見て関係者と相談してみようと思います。
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