小5のむすこは、聞くことをそのまま覚えるのは得意のようです。
例えば、先生の方や、動画の画面に向き合っていて聞いています(聞いているように見える)。
最近は学校の出来事も良くしゃべります。受け売り的な話もよく話してくれます。
ぼくも知らない話なので、理解してあげようともう少し詳しく聞き返してみると「わからない」と途中で説明を諦めます。
多分、本人も何となくみんな笑ってたからおもしろいと思ったけど、理解していないことが多いのでしょう。よくあることだと思います。
そんなむすこですが、学校やともだちに聞いたことを一生懸命話そうとするのはとてもうれしく思います。
だって、今までは学校の話なんか、聞かないと教えてくれなかったし。自分から話してくれるだけでも進化です。
今は、たくさん理解出来ない事でも頭の中で試行錯誤を繰り返して、いろんな事を理解していくようになると思います、そしてきっと良い行動ができるようになるでしょう。
それには、たくさんともだちと付き合って、外の世界に出て、自分で考えた行動をしてもらいたいものです。
なにせ、「経験から学ぶのが得意」な方だそうですので。。。。
話ことばの理解
やはり、聞いたことの記憶は瞬間的には良いのかもしれません。
でも、きちんと聞き取る力は思った以上に弱いのは間違いありません。
上述のように、話そうとする事を途中で説明を諦めることから、人の話しの理解が弱いのは全部とは言いませんが普通の子より多いのでしょう。
話を聞いていても、理解できなければ、聞いている事になりません。
じゃあ、指示されたことばが曖昧であって、そのことばで先生やサッカーコーチの指示で動かないといけないとあったとしてらどうしていたのかと言うと、周りの動きに同期していくしかありません。
そんな事から、むすこみたいなディスレクシアの子には、動画で理解させたり、体操の見本を見せたり、音読をリーディングトラッカーを使って読む箇所を指示する等の「視覚」で支援をしていくと言うのはとても大事です。
言葉だけで「ここだよ、わかってるんのか!!」と怒声を浴びせるのは最悪の指示であると思うのであります。
ぼくは、簡単なそんな支援だけでも、かなり学校生活も楽になると思っています。
発音とことばの変換ミス
発音についてですが、むすこは「ことば」の積み上げがまだ途上中です。
今誰かが発音して遭遇したことばが、頭の奥底に入り込んでいる場合には、
造語を作ってそれをそのまま聞こえた通りに使っています。
特に母音が同じ文字、「け」と「え」とか「ね」と「れ」とか。。。。
例えば、先日の「プラレタリウム」とか、今習っている英語なんかそうです。
ことばが積みあがっていてすぐ頭から取り出せることばであれば、発音と書かれた文字が一致するでしょう。
しかし、ことばはひとことひとことで存在するわけではなく、文章の中で存在しています。
話しことばだって文章です。
今はまだ文章を構成していることばが頭の中でバスッ、バスッとパズルのピースのようにぶった切られていると思われるむすこには、ことばの変換装置がうまくいきません。
つまり、聞きことばと書字ことばの入れ替えに時間がかかる、または変換ミスをを起こしている状態なのであります。
読書が出来なくて、文章に触れることが圧倒的に少ないと言うのはこう言うところに影響しているんだなぁ。
今は、とにかく長い文章に挑戦することは避けて、教科書の音読も1・2段落で良いと思います。
ことばの積み上げと文章の決まりや癖を掴んで欲しいと思います。
まとめ
担任の先生が言っていました。
「他の人に学習障害が知られたくないことで一生懸命でがんばってますよ、あれでは疲れるでしょうね」
クラスメートへの「見栄」のせいで、理解どころではなくて音読もうまく読もうと取り繕っている事に一生懸命になっていると言う事だそうです。
それは、一見頑張り屋さんのように見えますが、知っている人にとっては、がんばるのはそこではないと声をかけたいということになります。
そこのところは、心がけの問題なのでいくらぼくが言ってもだめでしょう。
「失敗してもいい」別に恥ずかしい事では無いと言う事が分かってくれないと、どんどん遅れていくのであります。
どうやったらわかってくれるかな?
自信をもっともっとつけさせるしかないかな?
わかってもらえないと、ぼくの苦労も水の泡になりそうです。
待つしかないかな。。。。
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