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小5ディスレクシアむすこ。
ことばの想起の改善が進んでいると、個別指導の先生にお褒めの言葉をいただきました。
確かに最近では、ことばを話す前に頭を叩いて思い出すような行為も無くなり、「え~っと、え~っと」と言う事も少なくなりました(ない訳ではありません)。
普通にしゃべっていると、ディスレクシアとは全くわからないと思っているのは、ぼくだけでしょうか?
ただ、むすこの頭の中では、かなりの負荷が掛かっているようですので、長時間の話し合いとか読字はまだまだ難しいんだろうな~と思うところです。
学校の学習障害者への授業は15分ぐらいで区切って、短期集中の方が頭に入りやすいんじゃないでしょうか?
45分もやる必要があるのかな?
特に低学年。
ことばの想起の改善が進んできた根拠
なぞなぞ
個別指導では、先生がむすこの様子を見て適宜、課題を決めてそれに沿って進めてくれています。
その中で「なぞなぞ」をよくやっています。
「ことばの想起」指導の一環です。
こんな、幼児のやるような問題ですが、去年までは「全く」出てこないのが普通。
先生との、one-to-one attentionで緊張してしまっているのもあるとは思うのですが、何も出てこなかったのは、やはり何かある証拠。
もちろん、「ねずみ」も「こま」も知らない訳ではありません。
どんな時にこのことばを発出するのか、頭から取り出せないだけです。
その為に、少しでも語彙を増やす活動をしてくださったおかげで、ことばがアウトプットされるようになりました。
「え~っと、え~っと」が減ってきたのも、語彙力が普通に近づきつつあることで、自信がついたのが大いにあるのでしょう。
漢字の読み
個別指導では、漢字の書きは今のところやっていません。
読みの方に重点を置いています。
学校で習っていない漢字の読みまではやりません。
習った漢字の中で、日常出てくる漢字の読みを繰り返しランダムで意味も含んで質問されるようです。
今年の初めぐらいまでは、質問されても10個ぐらい読めない漢字があって「宿題」にされていました。
昨日は、質問されて読めずわからない漢字が「3個」だけ!
漢字の読みも改善が進んで、語彙力に自信がついてきたようです。
他にがんばっていた課題
作文
この個別指導で最近課題としてやっているのが「作文」です。
「作文」と言っても簡単なことで「週末何やった?」とか実際にあったことです。
「作文」と言うとむすこの場合、書きたいことが溢れてでてくるようで、長文が書けます。
それも、かなり長い。
読めないくせに、作文は書けます。
書きたいことを忘れないように、一気に書きます。
その気持ちはわかります。
但し、読みづらい。
何故か、句読点が無いからです。
自分で思いついたことを、情景も私情も出来事も全部まとめて1文に書いてしまいます。
ぼくも、良く読むと内容はわかります。
でも、これじゃ提出用にはなりません。
そこで、個別指導では、1段落程度100字以内程度に抑えて作文を書いてもらうように指導してもらっています。
聞いて話すことがだいぶ出来てきましたので、次は作文もうまくできるようになればいいなと思います。
得意な「詩」形式でもいいから、頭の整理ができればいいのだか。。。。
トーキングゲーム
「トーキングゲーム」と言う、カード型の教材があります。
ぼくは、知りませんでしたが、療育施設等で使用が多く使われる有名な教材だそうです。
カードに質問事項が書いてあって、それに対して答えるだけ。
答えはありません。
話を聞いてもらえると言う安心感が生まれて心を開くことができると言う教材です。
黙って最後まで聞いてあげると言う事が大切ということですね。
むすこには、ローマ字打ちの道具に使ってもらいました。
「海外に行ったら何したい?どこの国に行きたい?」
ランダムにカードを選択をしたらこのようなカードが出たそうです。
今回は、PCではなく、iPadのソフトウェアキーボードでメモ帳にローマ字入力しました。
「海外でともだちを作りたい、行きたい国はカナダです。」そんなことを書いていました。
(え、カナダ? サッカーしたいんじゃないの?)と言うツッコミは無しで、自由に書いてくれてよかったと思います。
このカードは市販されています。
とっても良さそうな教材なので、ちょっと欲しいと思いましたが、先生が課題にしてくださっているものと被ったら楽しみも無くなるので、やめておきます。
まとめ
ことばの想起が少し改善してきたかな?と言う事を記述しました。
読めない障害は学校だけでは対処できなく、簡単な事から積み上げも必要なことがここまででわかってきました。
せっかく積み上げてきたものを忘れない工夫も大事です。
他には、先に全体を見て焦る癖を減らしていくことですね。
どうしたらいいんだろうな~
まだまだ、続きます。改善。
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