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のっけから眠そうなむすめ
先日、「学校公開」がむすめの小学校とむすこの中学校へと出かけました。
むすめの方は4年生になってから1時間(45分)初めて通しで拝見していました。
その公開授業は「道徳」。
むすめが最も嫌う教科のひとつと思われます。
いつも一番前の席を希望するむすめは相変わらず一番前の席で、がぶり付きで授業を受けていると思ったら、案の定眠そうです。
眠気を抑えるように何かを触って気を紛らせています。
なんで眠いかと言うと、人の心情のようなものをマニュアルにあてはめるような答えを求められるのは、わかり切っているのでつまらないのです。
それに、あの手の授業と言うのは、いかに「おとなが喜ぶ」「おとなに感謝される」ことが、答えが無い課題でありますが、模範解答とされることが多いので、悪いですが違和感を感じていて「どーでもいい、答えたい人が答えれば。」と言うところがどこかしら頭の中にあるから眠くなってしまうのです。
その事は、担任にも最初から話してありますし、先生もそう言う子は一定数いるので、うまく対処していただいてありがたく対応していただいております。
課題内容
この時の課題は「点字ブロック」のお話し。
内容はザッとこんな話です。
「点字ブロックの上に放置自転車があるところへ、白い杖をついた人が通りかかりました。
そこへ登場人物の女子児童が学校帰りに出くわし、放置自転車をどけてあげる」と言うお話です。
その時に児童はどうしたらいいか?心情等はどうかな?と言うことを考える授業でした。
このお話しを読んで、理解が速いむすめは聞かれることを大体想像して自分の中で納得します。
そこへ、色々な子が手をあげて答えるのですが、他の子の意見も聞けば良いのにと思うのですが、つまらないのでそう言うことはしません。
わかっているなら自分の考えた事を発表すれば眠くもならないと思うのですが、それもありません「わかりきってることだから、どーでもいい」と言うのがむすめです。
まぁ、そんな悪態もことばに出さないだけマシになりました。
2年前の話です
かつて、小2の頃にむすめが凸凹特性から授業理解が速いがために授業がつまらない顔をしていることが多く、それが気に入らないのか?むすめのことを攻撃してほとんどいじめ状態にしていた担任がいました。
むすめは別に何も言って無いし、悪いことをしているつもりもなかったので、攻撃される理由も理解できず悩んでいつも泣いていました。
うちのむすめばかりでなく、あまりにも異常な行動になっていたので、ぼくらや校長、学年主任との手助けでようやく立ち直りました。
そのおかげで、当時の担任の色んなことが彼女の中で想像がついたようです。
そして、担任の素性と魂胆、尊敬するべき人じゃないことがわかり、逆にことばで担任に攻撃するようになってしまいました。逆襲です。しかも一番前の席からです。
当時たった8歳でくまちゃんが大好きなちいさい女の子がそのような対応を担任にしないと自分を保てないと認識させてしまった当時の担任をぼくは今でも恨んでいます。
むすめも同様に「あいつは全国の学校からいなくなれ!わたしがこうなったのはあいつのせいだ!」と言っています。
ちいさい時のショックと言うのは大きい。
自分の価値観でしか他人を判断できない指導者が付くぐらいなら、通信教育で勉強するなりで十分だと思ってくるようになりました。
その担任には「教育」と言うことばの意味を理解して、人間というのは自分だけではないというのをもう一度勉強して欲しいものです。
いや、あいつは無理だな。嘘つきだしな。最低だよ。
道徳だけど道徳ではないような問いの方が向いているかも
話は過去のものになりずれてしまいましたが、上述のように小4の道徳で学ぶことはそんな感じなんだろうなーと思いました。
むすめの場合は、それよりは、
「自転車をどけてしまって、その自転車が倒れて誰かがけがをしたらどうする?」とか、
「自転車をどけてしまって、持ち主と”他人の物に触るな!”」とトラブルになったりすること、
「点字ブロックの並べ方で、不自由者ファーストになる、もっとわかりやすく効率の良い方法」等々
予期せぬ事象やトラブルの対処を自分だったらどうする?ような、自分で考えうる、現実感のあるものの課題の方が食いつきが良いように思えます。
それでは「道徳ではない」となるのでしょうが、「こう言う場合はこう考えた方が良い」と言う、決めつけ的な教え方はさすがに道徳の授業ではおっしゃってはおりませんでした。
でも、「こう言う場合はこう言う価値観でこんな考え方が正解なんだよ」と一部のおとなが考える想像の付く世界を教えているような気がして、今にも一番前の席で今にも寝てしまいそうなむすめを見て苦笑連発してしまいました。
道徳の授業って、その子によって考え方が違うのでむずかしいですね。
ぼく個人的にはむすめは、いっそ道徳の授業は寝てた方がよかったかもしれないと思ってしまいました。
一生懸命、授業をしてくださっていた、担任の先生すみません。
授業が終わって、先生がぼくらの方にあいさつしにきていただいたのにそんなことを考えてしまいました。
むすめ?
チャイムが鳴ったら眠気が吹っ飛び、超元気にくまさんえんぴつキャップを見せにこっちに寄ってきました。
「次は算数!」大好きな算数。よかったね。
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