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夏休みの課題。相変わらず大変な量です。
むすこもむすめもうんざりしながらも、もう慣れたもので着々と進めています。
相変わらず漢字や英単語を書かせる問題が多くて、何の鍛錬かと思ってしまいます。
むすめは「もう仕方ないからやるよ。」
むすこは「やる!」
そんな事を言いながら進めています。
むすめの方は、覚えているのでその作業が慣れればそれで良いのですが、問題はむすこ。
そもそも見るだけで覚えられないところを書く作業だけやっているので、覚えられるわけはありません。
むすこは音声が一番良い。
読んで聞かせたり、自分で唱えて身振り手振りやることが一番頭の記憶がつながります。
書くだけじゃだめなんだ。担任の先生との話
そこで担任の先生とも話をしてきました。
「漢字はどんな勉強してる?」先生
「うーんとね、見て覚える。」とむすこ。
「それで、できる?」
「出来るものもあった。」
「漢字のミニテストあるじゃん。その直前は見たりしないの?」
「見てない!」
“あ~、自信満々に勉強してないって言ってるようなもんじゃーん”
そんな素直なところがむすこの良いところでしょうか・・・
漢字のミニテストは10問中1,2問は合ってます。それで1,2割の確立で合うなんて逆に感心してしまいました。
覚える作業のやり方がわからないんだろうなー
小学校の頃の「漢字50問テスト」でも必ず「おとうちゃん!一緒にやろう!!」と言って、他人を使って覚えようとしたのは、その為ですね。
ただ、むすこの場合見て覚えているって言っても、まず「読み」と字型がつながらなくてあやふやです。
そんな状態で書ける訳無いし。だから、正答率は1,2割。
先生はその会話の中で「漢字5個づつでも練習しよう!」と約束してるし。
そこで、ぼくが割って入りました。
「実は、、、すごく改善されているのですが、新出漢字で読みを覚えていないのもあって、それが書けないののが理由の一つなっています・・・漢字と読みを覚えてられないわけではないのですが「読み仮名」と「漢字」の字面を一致させるのにものすごく労力を使って、脳が疲れてしまうのです。」とお伝えしました。
なるほどと言う顔の先生。
「先生が、むすこと話をしていて感じられたでしょうが、ことばの想起が苦手なのです。もうだいぶ会話が成立してきましたが、例えば、話にふくらみや深みが無かったと思います。それは、言葉一つで会話を切ってしまうのがむすこの話し方の特徴だったとお気づきだと思います。小3の頃から通級に通って練習をしてここまで来ましたが、「ことば」と「意味」が一致しずらいのが特徴で、それは脳の特性なので治らないので自分から意識する必要があります。それが疲れる原因のひとつなんです。」
先生が目を丸くして興味深げに聞いていただいていたのが印象的でした。
「ぼくが、読む練習をしてその後に書けない漢字の練習というのをさせます。読めないと意味もわからないし、イメージも掴めませんので。。。」とそんな事をお伝えしました。
そして、むすこの「ディスレクシア」と「学習障害」と言うことばは本人もいたので使いませんでしたが、むすこの特性の話を一から説明しました。
「マスターすることが最終目的なので、その過程で各先生によっては書かせる課題が出ると思います。それはすごく辛いことなので、その場合はぼくらが手伝っても良いでしょうか?」そんな話をして了解をとりました。
自分のこどもの事を言うのは何ですが、むすこは真面目過ぎるところがあります。
その真面目さがあるから、ここまでついて来てくれています。
ただ、家庭で出過ぎた真似をするとその真面目さを傷つけてしまい、二次障害の可能性もあるので気を付けないといけません。
中学生と言っても、小学生時代と同じですね。やる事は一緒です。
また、担任の先生は担当は社会ですが、数学もわからないところがあったら「俺でもいいから聞いて来い!」とまで言ってくれました。
一学期も終わり、むすこの特長、特性がわかってくれているので話をしやすい先生が教えてくれるのは非常に助かります。
むすこの中学校は3年間先生が変わりませんので、こうやって、一人づつ取り込んでいこうと思います。
次は、学年主任だな。
基本的な事のお願い
また、基本的な事ですが、テストやプリントが「UDフォント化」されていないものがあります。
特に年配の先生が作るプリントに限って、むすこには天敵の「明朝体」を使われていました。
全くそう言うことに頓着していないのでしょう。
「UDフォント化」したからと言って、成績が上がる訳ではないし、逆に慣れなくて読みにくいと言う人もいるでしょう。
とりあえず、うちの希望として「UDフォント化」をお願いしました。
小学校の時は、すぐに全プリントをそうしてくれました。
老眼にも優しいよ。
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