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小6ディスレクシアむすこの国語(光村図書版)「『鳥獣戯画』を読む」(高畑勲 作)と言う話を習っていました。
ぼくは恥ずかしながら、歴史は通り一遍の解釈しかしていないので、鳥獣人物戯画(鳥獣戯画)は高校の授業で眺めた程度です。何時代のものかもあやふや。
「来年はうさぎ年だもんなー、うさぎが出てるから読んでみようかな」と「『鳥獣戯画』を読む」を読んで、むすこが学校でやっていることを眺めてみようと思いました。
「おもしろいよ」
読んでみて、むすこにしては難しい文章じゃないかな?
で、読めた?とは聞かずに、理解出来た?と聞いてみることに。
「これ、おもしろいよ。もちろん分かったよ。」とむすこが言います。
自分で読めたところもあると思いますが、ともだちや先生の朗読も聞いて理解できたところが多いのでしょう。
「相撲の画、可愛くない?800年ぐらい前の画だって、すごくない?」
「そんな前の画なの?」
「教科書はページだけど、これ絵巻物になってるんだって、アニメだよ、アニメ。それでね。この文章は、”です”とか使って無いんだよ。そうすると話が続いているように見えるでしょ。」
「へー、そんな事が教科書に書いてあったの?」
「おとうちゃん、これ読んでみな。おもしろいよ。」
「わかったよ、ありがとう」
ぼくはもう既に読み終わって、とぼけてむすこの話を聞いていたのですが、率直な感想を聞かせてくれました。
理解はきちんとしているのかな?
自分の力で読んだかどうかは敢えて聞きませんでしたが、きちんと内容の理解をしているようです。
文章を読むことが苦手なので文章の「読解力」は難しいとしても「理解力」は出来ていました。
そんなものを改めて感じさせられました。
また「鳥獣戯画」のようなものを素材にした解説文になると、どうしてもこの素材ばかりに目が行きがちですが、この「『鳥獣戯画』を読む」と言う解説文における筆者の工夫等もしっかり見ています。
そこで、ノートから筆者の工夫をまとめたプリントが貼り付けられていました。
どこまで自分でやり切ったかわかりませんが、聞いた事でも自分なりにまとめて、言語化して書かれています。
あれだけ泣かされてきた、国語の文章課題。
”本当は、国語得意でしょ”と言いそうになりましたが、変に圧をかけるようなのでやめました。
彼なりに自分で考えたことをアウトプットできる方法を、ともだちや先生の力を借りながら、表現を出して行っているようです。
一昨年よりも、昨年よりもたくましく見えてきました。
次は日本文化に関しての発表をするそうです。
題材は「日本刀」です。
Chromebookで検索した後が見られました。
レベル的には、学校が望むものよりも劣っていますが、これからだと思います。
自信をなくさせないように、これからどこまで成長していくか一抹の不安を覚えながら、これからも見守っていこうと思います。
まだまだ続きます。
ご興味ある方は、「『鳥獣戯画』を読む」はこちらの本に載っているようです。
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