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昨日、twitterアカをぼくが死んだ後ことについて記述しました。
3年ほど前に亡くなった、自分の父のデジタル関連機器の事を思い返すと、、、
- スマホは欲しがってたけど、買う直前にがんが発覚し断念。その代わりPS4を購入(→ゲーム三昧)。ガラケーのみ所持。
- PCも人並みに使っていた。
- タブレット無し。
- 電子書籍も無し(家は本だらけ、紙の本だけ)。
- 光回線を契約。wifiは無し。
実家のデジタル機器類関連についてはこんな感じです。
それで、相続人であるのは、母と妹とぼく(2人兄弟)の3人。
母に遺産を全部相続すると協議をして、「遺産分割協議書」をこしらえて相続手続きをしました。
なので、上記のデジタル機器も全部、母のものになりました。
それから、母は「こんなもの全部いらない、処分して。」、ついでに光回線も解約してメタル回線に替えろと言う始末。
おばあちゃんだから仕方ないけど、余計なものや、自分で理解出来ないものは関わらないと言う、見事な断捨離ぶりです。情報源はテレビと雑誌のみ。。。。まぁいいや。
そんな事で、インターネットは実家では使えなくなりました。
wifiを使うのぞみも無くなったので、むすこたちが言ってものiPadやswitchも使えません。
おばあちゃんちに行っても、退屈で仕方がないのであります。
「デジタル遺品」って言うんだ。
相続品は全部母のものになって、ぼくは何度も実家に行って片付けをしました。
ゴルフバック、洋服、大量の本、わけのわからん漢方薬、、、、、
甥っ子に「売ればいいじゃん」って言われましたが、物が多すぎて仕訳する気にもなりません。
めんどーだから、ゴミみたいなものは遺品回収に回しました。ついでに実家に置いてあったぼくの洋服やタンスも持って行ってもらいまいした。
さすがにPS4は甥っ子にやって、ゲームソフトだけは売りました。
ぼくは形見分けとして、DQ11をもらってプレイしました。
最後に残ったのはPCでした。これだけは何故か遺品回収さんも持って行ってくれませんでした。
さて、このパンドラの箱をどうしたらいいか?
幸いな事に、父はWindows7OSのログイン情報をメモしてくれていたので、中身は全部見ました。
老人なので、大したものは無し。
って言うか、亡くなる前に時間があったので見られてまずいものは処分したのでしょう。
返信が必要そうなメールも無しそれで、プロバイダーも解約。
プロバイダーさんは、相続人が権利を引き継げると言っていたのですが、確認をしている間も母が「早く処分しろ」とうるせーので、即解約。
それで、NECに電話して処分キットを送ってもらうことにしました。
なんなんだ、あのおばあちゃん(母)は?片付けおばあちゃんだよ。
父が死んで、悲しいことは悲しいんだろうけど、ひとりになって、全部片づけをしてしまいたいと思っているようです。なんか吹っ切れたような感じも受けました。
自分の時はどうすればいいだろう
それから、父が死んで3年以上経ち、自分が脳梗塞を発症しました。
幸い軽症なものでしたが、場合によっては、寝たきり、下手をすると急死する病気です。
そんなことがあったら、大事な書類等はほとんどがPC内です。
残された人が、ぼくのPC等にアクセスできなければ何も出てきません。
昔と違って、ICT機器を駆使をすればするほど残された人が苦労するものだろと思わざるを得ません。
これから、対策を立てないといけないなと思った次第です。
「デジタル遺品」
死んだ後に残ったPC等のデータの事を、ネットで調べると総称「デジタル遺品」と言うそうです。
「遺産」じゃなくて「遺品」ね、本人たちには重要でも、他人には取るに足らないものと言う意味だと思います。
PCやスマホの中には「デジタル遺品」として、こんなものがサイトにあげられていました。
- office系やクリエイティブ関係の業務データ
- 個人的な写真、動画
- SNS、銀行、利用しているサービスのアカウント
- 配信サービスのアカウント
- Gmail等のメールアカウント
- その他もろもろ。。。
他には、クラウドサービスのアカウント等それぞれ利用しているものがあるのでしょう。
アカウントは別として、そのPC・スマホの中身の相続はどうなるのでしょうか?
PC・スマホの中身ファイルの相続
じゃあ、PCの中に入っている数限りない業務データは誰が相続してくれて、それを勝手に処分していいのでしょうか?
まず所有権の事を見てみると、民法上、所有権が対象としているものは物(有体物 民85条)だけだそうです。
すなわち、デジタルデータは「物」でないので、所有権の対象にはならないそうです。つまり移転すると言う概念は法律にはない・・・
その代わり、それにくっついている場合は「知的所有権(特に著作権)」が相続の対象になるとの事です。
え?なんだかよくわからん。
そうか!デジタルデータは「物」と言う概念がそもそも法律には無いのであるから、「「知的財産権」がくっついてるならそれを相続してちょ。「知的財産権」もくっついていないようなものならそんなものは財産にはならんから然るべき時に捨てちゃえば」とそんな意味なんでしょう。(合ってる?)
なんだか、むずかしくないですか?
その「知的財産権」の相続方法を調べる前に、力尽きてしまいましたが、恐らくリストアップして紙に何らかの形で出力して「財産目録」に添付するんでしょう。(これも合ってる??)
値段はどうやってつける?めんどくさくなったので調べていません。
いずれにしても、ぼくには小説を書いたことも、人様に見せられる画等、知的財産(著作権)物はありませんので考える必要はないでしょう。。。
あ、昔作った、プログラミングテキストデータがあるや。。。。。古いものだし、雑なので、著作権を放棄いたします。見なかったものとして、そのまま削除してください。
データ引継ぎ
ではでは結局、そのPC・スマホに詰まったデータファイルはどうなるのか?と言う事ですが、PC・スマホ、それからHDD等有体物が箱として所有権相続できるので、その「物」として認められていない中身のデータを「引き継ぐ」と言う形でいいんじゃないかな?
とぼくは勝手解釈しています。
実際、亡き父のPCをNECさんで処分してもらう時、いちお気持ちだけ初期化して本体を送付しました。
ぼくのデータもそれほど価値のあるデータは無いと思いますが、職業上人様のプライバシーデータが満載ですので、ご迷惑をかけないように対策を考えないといけないなと、無い頭を絞るのであります。
オンライン
サブスク等、オンラインの情報です。
業務で使っているクラウドサーバーはちょっと外します。
Apple ONEや、Google ONE、Amazon、NETFLIX、Adobe、、、
これらを全部リストアップして、ログイン情報を残しておく必要があると感じました。
特に、AppleやGoogleの場合、写真やむすこたちの個人情報も残っています。
全部、妻と共有していますが、万全を期してログイン情報を伝えておく必要がありますね。
めんどくさいけど、やっておくに越したことはないとそう思いました。
まとめ
「デジタル遺品」について記述しました。
今やらないといけないことは、あらゆる機器、サービスへのログイン情報。
加入しているオンラインサービス。
これらを全部リストアップして「紙」に出力して保管することが大事かと思いました。
もちろん、サービス会社や機器のアップデートに伴いログイン方法が変わることがあります。
その辺も記録をアップデートして行くことが大切です。
みんな、同じOS、機器を使っていくことも混乱を避ける一つの方法かなと思いました。
働き盛りの方が万が一って時もあります。
亡くなった時の備えは保険ばかりでなく、こちらの方もやっておくのが後々費用も掛からず後の人たちに迷惑をかけないのではないのかと思うのであります。
おしまい
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