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退院後、2日目にむすこが返されたテストを持ってきました。
社会とか国語、理科、、、むすこにしては中々良い出来。
がんばったね。
しかし「これは好き!」と言っていた、算数の「一次方程式」のテストがボロボロ。
「なんか、教えてもらいたいものある?」と聞くと、
「このあたりがよくわからなかったよ。。。。」
「じゃあ、いっしょにやってみよう!おとうちゃんが読むから聞いててね」
実は「$x,y$」の単元は、むすこ的にはすごく気に入っていて、好きな単元と言っていたものです。
これで、このテストでボロボロになって、気に入らない科目になってしまったら、せっかくの意欲も失いかねません。
ここで全て理解して欲しいと言う気持ちはありますが、ここでこの一次方程式の感覚を掴んでもらうために、1,2問見直して見ようと思いました。
テスト問題
これが今回復習したテスト問題の一部です。
このテスト、これに似た文章問題が20個並んでいて、一個5点配点です。
文章ばかりの問題が並んでいて、むすこの焦点が合うかな?と思われるようなテストです。
さて、この4-①の問題を復習したいと言う事で、ぼくが最初から読み上げました。
他のものを見立てて読み上げました。
「いい、じゃあね、次に場面で、、、、、①5mのテープがあって、$x$m切り取ります。。。。」
「あ、分かった、ひき算だ!間違えた!!$5-x=y$だ!!」
「そうそう、じゃあ次読むよ、40円のあめと$x$円のガムを買います代金は$y$円です。」
「これはたし算じゃん!$40+x=y$だね!!」
「そうそう、自信もっていいよ。合ってるよ、わかるじゃん。こんな風に少しづつ前から読んで行けばわかるよ。テスト全部やろうと思わなくていいから、次から前からゆっくりやってごらん。絶対できるよ。半分できればそれでいいよ。」
「わかった!トーダイ目指して、がんばる!!」
トーダイ(東大)は冗談として、問題が読めさえすれば、理解していることが分かって、少し安心しました。
たくさん問題が合って、読めなかっただけで問題をやろうとしていてよかった。
むすこが、これだけの問題がズラズラ並んでいて、焦点が合わなくなって問題を読むことが出来なかっただけでよかったと思っています。
確かに、むすこ的にはこれだけの文量を読んで計算したり式を立てるのは、読む前から疲れ果てる作業だと思います。
このような問いでも、全部出来なくても今の段階では例えば最初から3割~5割の出来で良いと思っています。
そこから、経験を積んで問題を見る事に慣れて、きっと出来るようになると思っています。
今回は「おともだちと同じように出来てやる!」
そんな気持ちが先走って、テストを前にして焦ったこともあるかもしれません。
それはLDを抱えている以上無理です。現状では。
そこで「なんで出来なんだ」等、親が追い打ちをかけるようなことばを浴びせず、むすこの存在自体を認め、いつかともだちと並べると無言の魔法をかけて、自信を保ってあげたいと思います。
がんばろうね。
まとめ
脳梗塞退院後2日目でむすこと一緒に勉強をしたことを記述しました。
現状では基本的に困ってることしかぼくは口を出していません。
出来ない事と出来る事を自分で区別することも大事なことだと思っています。
困っている場合に、ぼくがヒントや考え方を教示できればと思っております。
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