このノートは計算ドリルノート(計算ドリル専用ノート)です。
今回は、台形の面積を求める宿題が出ていました。
いよいよ台形の面積に入ったなぁと、我が子ながらどこかしらしみじみと感じ入るものがあります。
台形の面積の求め方
台形の面積は以下のように求められると小学校で習いました。
$$台形の面積=(上底+下底)×高さ÷2$$
かっこが式から全部抜けている、むすこ。四則計算の順序のこと。
一番上の画像を見ていただくと、台形の面積のたし算の部分の「( )かっこ」が全部抜けていました。それで丸付けの時に、赤で全部ぼくが直しました。
四則計算のルールとして、以下のようなものがありました。
- 同じ演算子(+ – × ÷)が連続する式は前から順番に計算する。
- たし算とひき算だけの計算は前から順番に計算する。
- かけ算とわり算だけの場合も計算は前から順番に計算する。
- 全部混ざっている場合は、かけ算とわり算を先に計算する。
- ( )があればまず( )内から計算する、次にかけ算とわり算、最後にたし算とひき算を計算する。
このルールを守らないと答えが合わなくなります。
買い物なんかで簡単な計算する時も、自然にこのルールに乗っ取って計算していると思います。
ところが、むすこは大事なこのルールである 「( )かっこ」 が抜けています。
でも、答えは合っています。
なんで?こんな事をしてしまうのでしょうか?
図形を見ながら面積の計算をしている。
「( )かっこ」のことは果たして、知識として忘れているのでしょうか?
その場合もあるかもしれません。
でも、計算は合っています。
先生には「かっこ忘れるなよ、かっこの中から計算しろよ!」と絶対うるさく言われているはずです。
でも、抜けてしまうのです。でも答えだけは合うのです。
むすこのディスレクシア特性特有のものがあると思っています。
前にも何回もこのブログにも記述しましたが「全体」を大雑把に見て処理してしまう特性があります。
この台形の面積の場合は、図形として答えを導く方法は記憶しています。習いたてだけに公式の細かい( )かっこまで思い浮かべることが出来ていないかと思います。
「じゃあ、どれとどれを先に足すんだ?」とぼくが聞くと
きちんと指差しします。
何て言うか、頭では何をしたらいいのか記憶しているのですが、全体を空間的に捉えてしまって、細部にまで表記すべきすることが及ばないと言うか???
要するに、イメージ的な記憶をしているのでしょうか?
あまりごちゃごちゃ書いていなければ、図形を読み取ることは得意になってきたようですが、公式の細かいところまで、気が及ばないのだと思います。
つまり、この図形が台形と判断した場合に、面積を求める時に公式で計算しているのではなく図形を見て、「こことここを足して、そして高さを掛けて、、、、」と図形を見て計算はできるけど、式を立てるのが難しいと言うこんな状態なのでしょう。
「台形の面積」と聞いて、公式がすぐに出てくる人と、台形のイメージを思い浮かべられる人と2種類いたとすると、むすこはきっと後者なのでしょう。
小学校では、答案箇所に式まで書かないといけません。
「答えさえ合ってればいいんだよ!」と言う理屈だと減点されてしまいます。
ちょっと可哀そうです。
事実、これまでのテストでも答えだけ書いていたものもあったのでそのせいなのかもしれないですね。
まとめ
台形の面積の求め方から見えた、むすこのディスレクシア特性について記述しました。
未だ途中ですが、今読んでる本の冒頭のところを読んで行くと、むすこの例がそっくりに本を書かれているのかと思ってしまいました。
特に「右脳的」認知機能で物事を見ているところには笑ってしまいました。
むすこは「左脳」認知が弱いから「右脳」で考えざるを得ないのでしょう。
決して「右脳」が突出して働きが良いと言う訳ではありません。あしからず。
とすると今後「左脳」的認知を気を付けながら訓練していくと改善が進むかもしれませんね。
わかりませんが。
もう少し読み進めようと思います。
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