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小5ディスレクシアむすこ。
学習障害向けの個別指導に通い始めて2度目の夏であります。
4年生の時と比べて上達は見られているとは言え、まだまだレベルは低いです。
特に「ことばの想起」は、だいぶ早くなったとはいえ、同年代の子に比べると1,2年は遅れています。
彼の特性を考えると、外側を見て判断して何となくわかった気になります。それを、正確に的確に覚えていないので咄嗟の時に出てこない。そんなことが言えます。
この「ことばの想起」の問題は、個別指導の先生もおっしゃっていましたが、むすこの一番のむすこの弱点だそうです。
うん、ぼくもそう思います。
むすこは、よく「忘れちゃった」と言うことを言います。
忘れているのではなく、最初からことばの外面しか見ていないのではないでしょうか?
なんかそんなような気がしてきました。
全部が全部そんな訳では無くて、「よくそんなの長ったらしくて、難しい事、よく覚えているよな」と感心レベルのものもありますので、やはり興味の向くものと向かないものが極端な特性というものがここに出てきているのではないかと思います。
さて、個別指導の先生の奮闘は如何に??
「個別指導」で一番大変なのは何?
そろそろ、自分で何が不得意なのか分かってきた時期だと思いますので、
「個別指導」で一番大変なのは何?とむすこに聞いてみました。
やはり、一番大変なのは「ことばのクロスワード」だそうです。
クイズとクロスワードです。これにより、「ことばの想起」がどれぐらいできるか?と言う事と、本人がこんなことが出来ないのか?と気付いてもらえるようになる問題です。
普通に一般的な事への目配りや興味が均一化されている子は楽勝だと思います。
でも、むすこには難しい。
それでも去年までは、10分ぐらいでこれ1枚こなすのが精一杯で、先生も「相当なもんだな」と思っていたそうです。
その時のレベルは幼児や1年生程度の問題でした。今では4年生直前ぐらいのレベルのものをやっています。
そう言えば、最近周りにある表示や物に注意する癖が出てきて、だいぶ出来るようになってきたのはこの影響もあるのかもしれません。
昨日は、15分程度でこのレベルのものを、多少は想起できないことばもあったそうですが、7枚ぐらいこなしたそうです。
「こんなにやったんですかー」と先生言うと。
「もう前よりはレベルが上がったので、やさしいものを沢山こなせるようにしたんですよー」
とのことです。
眼の動きの問題だと言う事ですので、簡単なもので訓練していって徐々に一つ一つのことばを読めるようにしていく作戦なのでしょう。
(個別指導で)楽勝なのは何だった?
それは「作文」だそうです。
「授業」についての課題で書いていました。
100文字程度の短い文章です。
むすこの自書した文を一つ、読ませていただきました。
文章構造が稚拙で書き間違いも散見されているので、作文としての点数はあまり良いものでないでしょう。
但し、言いたいことは十分に伝わるし、面白く書いてあります。
実は、そんなむすこでも文章を書くのは嫌いではないようです。
読書感想文も本を読むのが嫌いなだけで、文章にするとわーっと頭に貯めたものを吐き出すように書きだします。
しかも速い。
読むのが億劫なので、見直しなんかしない。
表現をするのは好きなようですが、書いたものの責任ぐらいは取ってくれないかな?
あとは、漢字とiPadでの文章作り。
漢字は読みだけです。読みができるようにならない子に書きはそれほど必要が無いと言う判断です。
iPadでローマ字打ちの練習を兼ねて、簡単な文章作りをしていました。
ローマ字打ちは、学校のchromebook活用のおかげでそこそこできるようになってきました。
あとは、「撥音」「拗音」「長音」「促音」「濁音」「半濁音」その辺ぐらいです。
中学生までに、ローマ字打ちをおぼえられるか?
まとめ
「ことばの想起」が難しいと言うのは、
そもそも、文章を外面から見ていないために、ことばをしっかり見ていなく、雰囲気で判断し勝手な理解で、頭に蓄積されている文字、語彙力が薄くなっていってしまうと言う結果につながるのかと思われます。
但し、自分に興味あることや身に降りかかってきそうな恐怖等は、頭に意味のある言語として残りとんでもない知識を積み上げることも、一方では可能なであるのでしょう。
知っているものと知らないものに差が生じ、正直「どうなってんのこれは?」と戸惑うこともしばしばです。
その知識の最低限の部分も暮らしていくためには大切なのだと言う事に気付いてもらい、覚えてもらいたいことが、今の個別指導の目標であります。
興味のあるものは大いに研鑽を重ねていってもらいたい。
一方でその基礎となるものも困らない程度には覚えていってもらいたい、そんな気持ちで付き合ってむすこに付き合っております。
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