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時計の学習方法ではありませんのであしからず。
こんな感じでいつの間にかと言う話です。
うちのむすこは今小5です。学習障害。
小1の算数で習っていた頃の時計問題はほとんどできませんでした。
何となく雰囲気で読める時はありました。
正確に時計を読むのは難しい状態でした。
もっと苦手なのは、「あと30分で何時何分になるでしょう?」のたぐい。
お手上げでした。
もちろん、その頃は「学習障害」「ディスレクシア」なんてことばすら知らない頃です。
サッカーをやっているのでよく「サッカーの試合時間とかどうすんの?」とキツイ事を言って教えていました。
でも、教えても教えてもダメ。
混乱していたみたいで、長い針を見て時間を答えることもしばしばありました。
そんな、むすこを見て「ちいさい頃から、時計の事を教えておけばよかったな~」と自分を責めたりもしました。
でも、よく考えてみると、小1であればこれまで何度も時計を見る機会はあるし、それなりに関心もあると思うのです。が、むすこは全く時計に関心もなく、自分からは見ようとはしません。
もちろん、学校に行く時間、遊びから帰って来る時間。。。。。
何となく周りの雰囲気で動いていたようでした。
もう、やればやるほど無駄な事が分かったので、とりあえず本人の意識が盛り上がって、時計の問題は、質問してくるまで放っておくことにしていました。
時計が難しいところって?
「60進数」と「12進数」と「10進数」が混じってるのが時計だからそこが難しいんだ!と言う話も聞きます。当時はそんな事も考えたこともありました。
また、針の時計の数字がローマ数字だったり、崩した筆記体だったりするのもネックなのかとか?
目盛りを数えるのが大変だろうとか、いろんなことを考えていました。
もちろん、そんなことを含んでわからなかったのかもしれません。
でも、やはり自分で時間を調べるようにならないと何も意味がないので、そんな細かいことも一切教えず、むすこの出方を待ちました。
そして、2年生になって自分で時間の管理がある程度必要になってから自分で時間を調べるようになりました。
自分で時間の調べるようになってきた頃
小2の頃
ともだちと約束をして遊びに行ったりする頃になってきたので、時計を読むのが必須になってきます。
小2の頃から、時間を気にするようになりました。
その時の時間の調べ方は以下の方法です。
- 親に聞く
- アレクサに聞く
- ともだちに電話して集合時間の確認と一緒に今の時間を聞く
一番多かったのが「親に聞く」です。
その次が「ともだちに電話する」です。
この頃から、うちのむすこは電話魔だと言う事が広まりました。
待ち合わせ時間に遅れることが心配でしたので、当時は「キッズ携帯」でよく電話していました。
それでも、まだ自分で時計を読む行為はあまりしていません。
しかも、待ち合わせの時間以外はあまり気にもしません。
小3の頃
小3の頃も相変わらず、時間に対するスタイルは小2の頃と変わりません。
小3の12月に学習障害疑惑が家の中で盛り上がり、翌年の1月にwiscを受けて、ディスレクシアと境界知能と診断されました。
学校に報告と同時に、むすこにも学習障害の事を言いました。
そして、昨年のコロナ休校。。。。そして4年の6月から新年度始まり。
その頃からむすこの様子が変わってきました。
なぜか、時間の感覚だけでなく実際の時間を気にするようになりました。
むすこはどちらかと言うと、周りの雰囲気が気になる事と勘がするどい方です。
それまでは、勘だけで生きてきたようなもので、遊びに行っても暗くなって怖くなったら帰って来るような子で、実際の時刻というのはほとんど気にしていませんでした。
例えば学校から、夕方5時半に区のチャイムが鳴るからそれで帰りましょうと言われていますが、明るいのに「なんで?」と思っているような風でした。
それが、実際現実の時間を気にするようになったのです。
自分で自由に外での遊びを管理するには、時間を管理することが必須だと考えたのでしょう。
確かに、コロナ休校の時は午前中から、途中お昼は食べに返ってくるとは言え、夕方までみっちり外で遊んでいました。
「外出自粛」もお構いなしです。
うちの前の公園は当時のむすこの同級生(小4生)で一杯です。中には中3生も混ざっていて笑えました。(都立中高一貫校生なので遊んでいても余裕。)
それでみんないるけど、それぞれ趣味趣向が違うので面々違う遊びの小グループができます。
小グループが出来てると思ったら、次に全員一緒に鬼ごっこやブレボーリレーしたり、彼らの中で集合時間等を決めて離合集散を繰り返して遊んでいたように見受けられます。
公園には大きな時計が立っています。それを基準にみんな仲良く遊びを楽しんでいたのでしょうね。
それで、むすこには大まかな時間の大切さというのがわかって、自分で時計を克服しつつあったようです。
これは、家と外の往復だけじゃ、身に付かなかったと思います。
ちょっと語弊がありますが、むすこにとってコロナ休校はプラスになったことは間違いありません。
小4 コロナ休校後
大まかな時間の感覚が掴めたら、時計に興味が出てきたので、あとは早いです。
特に、大好きな給食の時間は「あと、何分で給食だ!」と気になるそうです。
大好きな体育の時間も「あと、何分で体育終わっちゃう。。。。」と気にすることもあるらしい。
あまりいい活用方法とは思えませんが、おかげでサッカーの試合時間も時計を見て残り時間も気に出来るようになったらしいです。
他に、デジタル時計も完璧です。
Windows10でゲームをやっていると、タスクバー右下デジタル時計表示で読むことができるようになりました。
もちろん、24h表示もPCのタスクバーから覚えられたみたいです。
最近じゃ、ぼくの24h表示の腕時計で「15時9分か。。。3時ね」とか不意に見ても分かるようになりました。
小5の今ようやく、時計については心配することが無くなりました。
まとめ
少し前に、twitterで時計の話題を見かけたので、低学年時に苦労したことを思い出して、時計の学習について記述しました。
むすこは、1年生の頃は半泣きで時計の問題をやっていたこともありましたが、高学年に来てそんな心配はなくなりました。
逆にむすめは、時計が読めないなんて全くありません。時計のテストでも文字盤の上にくま耳を描いて落書きするほど余裕でした。
もう少し、はやく気にしてあげれば苦労はなかったと思うのですが、これのおかげでともだちとのコンタクトの方法も覚えたし、ともだちには迷惑だったかもしれませんが電話もするようになりました。
低学年の頃に時計がわからなかったのは、多分ディスレクシアの影響だと考えています。
時計の文字盤全体を見てしまっていたのです。どこを見ていいかわからなくなる視覚的な問題です。
それまでは、時間なんて親に聞けば済みました。ところが、入学して突然授業で「おまえが時計を読むんだよ」と上から強制されてもね。。。。
「針が長いのと、短いのは分かる。1分=60秒もわかるよ。でも何が何を指しているんだ?どう読めば良いんだ?」とむすこの頭の中では大混乱だったのかと思います。
当時は、時計の覚え方を色んな本に色んな事を書いてあるのをぼくも読みました。
でも、結局自分で改善してくれました。
うちの場合は、ラッキーだったのかな?
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