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読字が苦手な小5学習障害のむすこ。
学校での読書キャンペーンのその後です。
あれから、1冊目は詩集、2冊目は小説を読み終えました。
小説を1冊読み終えるなんて初めてです。
それは「フットボールアカデミー1」と言う本です。
むすこが興味のあるサッカーの小説です。
本を読むときの約束として
- ゆっくり、意味がわからなくても1文字ずつ追って読む事
- 意味が知りたい場合は、おとうちゃんかおかあちゃんに聞くこと
これだけは守って、読みたい時に、気が向いた時に自由に読んでいる事を見守っています。
あえて、何が書いてあったかは聞いていません。
そもそも、本を手に取ること自体が「奇跡」です。あり得ないです。
そこで、何が書いてあったか聞くとプレッシャーを与えてしまい、手に本を取ることすらやめてしまう可能性があるからです。
この読書キャンペーンはページ数によって賞状がもらえるらしいです。
このやる気が1年間持続するか?
楽しみにしています。
自分からこの本について言ってきました。
フットボールアカデミー1を読み終わった後に、
「おとうちゃん、この本の作者って、ぼくと同じ障害があるみたいだよ」
「本当!あとがきまで読んだの?」
「そう書いてあるよ」
確かに「訳者あとがき」に以下のような一文があります。
※以下「パーマーさん」とはこの本の作者の「トム・パーマー」さんのことです。
パーマーさんは、<サッカー好きだけど、読書や作文が苦手な子供>を手助けするプロジェクトに参加するなど、子どもの読書をすすめる活動をしているそうです。
あ~ん、むすこは、文中の<>の使い方がよくわからず、「パーマーさんは、<サッカー好きだけど、読書や作文が苦手な子供>」で一回文章を切って読んでしまったのでしょう。
あとの巻に、ディスレクシアの少年が登場するシーンがありますが、決してこの本の著者は自分が学習障害と言うことは記述はありません。
間違いであるのですが、著者が学習障害と解釈してしまったことが、逆に勇気づけられたみたいで「よし、続きを読むぞ!」と意気込んでいました。
う~ん、、、、だから違うんだってば。。。まぁいいや
次は何を読むか?
もちろん、「フットボールアカデミー2」を読むことは決まっていますが、読書キャンペーンのページ数を稼がないといけないと言う事が気になっています。
そこで、「ちょっと、これを先に読んでみる!」と持ってきたのがこれ。
1Q84です。確かむすこが生まれた頃に読んだ本です。
確かに、1巻500ページぐらいあるし、それが3巻だろ。それで、ページ数か稼げる。
はまれば、一気に読めるけど、このような情緒的で想像力が必要な文章を読むのは絶対無理。
「ごんぎつね」であれだけ苦労したんだからね。
それに、クラシック音楽の事なんか1ミリも知ろうとしないし、今の段階でこの手の本を無理に読もうとすると逆に読書嫌いになっちゃうよ。
「おいおい、良いけどちょっとページ開いてみな。」
「あ、やっぱりだめだ。。。。」とあっさり白旗。
一目でだめだとわかってくれただけ褒めてあげよう。
これで、諦めたむすこ。
素直に「フットボールアカデミー2」を持ってきてページをめくっていました。
新しい詩集を買いました
小説を読むことに疲れてしまった時のために、詩集を新しく買ってあげました。
詩集というだけで「やったー」と喜んでいました。
買ってから、先に読ませていただきました。
かわいい詩、かなしい詩、ちょっとどっきりする怖い詩等、子供用に書かれた詩が60篇ほど収録されています。
みんなアメリカ人が書いたものだそうです。
恥ずかしながら詩の事は詳しくは語れないのですが、詩って、文体の美しさにプラスしてその深いところの感情を伝えてくるものが多いと言う解釈がぼくにはありました。
でも、この本の詩は内容がストレートに伝わって来て読みやすかったです。
むすめに少し読み聞かせをしたら、ハマって「私これ好き」と言って「おとうと」と言う作品を何度か読みかえしていました。
しあがり寿さんがイラストがこども向けに描かれていて良い感じです。
むすこが、読書キャンペーン、読書キャンペーンと自分を追い込んでしまって疲れてしまった時は、「これでいいじゃん」と是非手に取ってゆっくり読んでくれればなと思います。
まとめ
むすこが学校の読書キャンぺーンのおかげで、読書を少しづつですが進めている話を記述しました。
いつまで続くかわかりませんが、とりあえず黙って見ててあげようと思います。
今、これらの本の意味がわからなくても、繰り返し手に取り、きちんと読み取れる日が来るときを願って。
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