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ちいさい頃に本好きだと思っていても、読めるようになるとは限らない

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小4ディスレクシアのむすこがいます。

ディスレクシアの症状で特に強いのが「読字」の方です。

初見の教科書の文章にはかなり苦労しています。

文字のひとつひとつは読めないわけではありません。

長い文章になると、詰まります。

情景の想像が困難な昔ばなし等には読めたとしても、読解不能状態です。

そんな時は、動画に頼ります。

動画でしたら、どんなファンタジーでも大丈夫なようです。

文字以外の方法の場合。想像力が無いと言う訳ではないようです。

まだまだ、よくわからないところがたくさんあります。

そろそろ、そばに近づかれると嫌がる時期になりますが、注視していきたいと思います。

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本好きだと思っていた、幼少の頃

比較的ことばは早かったむすこです。

保育園のおともだちがことばを話すようになっってきた、1歳半ぐらいの頃にはいろんな言葉や歌を覚えてきていました。

そんなむすこがその頃良く行きたがったのが「本屋さん」です。

よく「ごほんやさん、いきたい」と言ってせがみました。

もちろん、保育園の本も毎日のように借りてきて、ぼくは毎晩読まされ、保育園の「貸出賞」の賞状ももらったこともあります。

で、その頃初めて「これかいたい」と言って買った本はこれです。「はらぺこあおむし」のミニ版です。

ちいさかったむすこの手にも、丁度良い大きさで保育園で習ってきた節でよく唄いながら眺めていました。

むすこがはじめて買った「はらぺこあおむし」
こんな感じで、あおむしくんを大きな声で節をつけて「読んで」いました。
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本屋さん大好き

日ごろの買い物や遠出してららぽーと等のショッピングモールでも必ず「ごほんやさんいく」とはじまります。

昔みたいに、ちょっとしたおもちゃ売り場も減ってしまっています。地方のららぽーとなんかではトイザらスでもなければおもちゃを買う事が難しかった事もあり。「ごほんやさん」に行けば大満足だったむすこです。

ちいさい頃のむすこです。とある、ららぽーとの「ごほんやさん」で本を物色してます。
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3歳の頃、いもうとが生まれました。

むすめが生まれて、お兄ちゃんぶりを発揮しようとしていたのが、むすめに対する読み聞かせです。

保育園の先生がやってくださるように、自分がお座りして自分の頭の横に本をひろげ、ころがっているむすめに読み聞かせ(ごっこ)を良くしてくれていました。

もちろんまだ、字は読めない年ごろなので、めちゃくちゃな読み聞かせでも、あえて直すことはせずに、むすこのやりたいようにやらせていました。

でも、今考えるとぼくが読んであげてた文章を覚えてその通りに(読み聞かせするように)していました。

暗記は、この頃からできていたのですね。

そんな行動をみていると、親としては自分と一緒で「本好きじゃね?」と勘違いします。

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小学校上がる前に図鑑を買いました

小学校入学まで1年足らずと言う時期に、

男児の定番ですが「恐竜」や「虫」が好きになる時期があります。

その頃、図鑑がよかろうと思って買ってあげた事があります。

大好きな恐竜等ですので、買った時は喜んでいましたが図鑑を自分から広げることはありません。

その代わり、付属のDVDはよく見ていました。

その時はまだ、字が読めないこともあるので仕方ないなと思っていました。

ところが、図鑑を広げるのはむすめだけ。

3歳下のむすめは、その頃から何となく読んで聞かせてくれます。

むすこは、DVDからの知識は拾っていましたが、結局一度も図鑑を出して眺めることはありませんでした。

なんとなくおかしいなと思い始めましたのは、その頃からです。

字を読んでいないと分かったのはそれから3年後

気付いていなかった訳ではなかったので、大変悔しいのですが

字や文章が読めない障害あると気づいたのはそれから3年後でした。

ちょうど今から約1年前です。

その間の1年生、2年生、3年生の半ばぐらいまでの頃、買ってと言われて買った「コロコロコミック」、好きな「コミック」、「小学8年生」を買ってあげても本棚に置きっぱなしになっていました。

学校から出される、毎日の音読の宿題。

これも、やりたがりませんでした。

何で音読をしたがらないのか?どうしてかぼくにはわかりませんでした。

(めんどくさいだけ?????)その程度の認識です。

この頃、家での勉強は学校の宿題のみやらせていました。

ぼくは自分の経験から「小学校の勉強は、全部学校で覚えて来る」ようにしていたので、むすこにも家では「勉強するな」と言っていました。(親と同じことができるだろうと思っていたので)

なので、音読の宿題ぐらい軽く終わると思って舐めていたのですが、実はむすこには最大の難関だったのですね。

教科書の文章で初見の物は文字を少しづつ追えるけど、途中から体をよじったり、過呼吸になったり、泣きだしたり、いろんなところを叩きながら読んだり(だからいつも教科書、ノート、えんぴつはボロボロ、消しゴムもどっか行っちゃう)、するので3行~5行ぐらいが精一杯。3年生になって1ページの文章量が増えてくると1ページなんかとても無理。。。。。

それでも、なんとかだましだましやらせていました。

今考えると可哀そうなことを要求していたと思っています。

ちいさい頃の本好きは額面通りには取らない方がいいのか?

ちいさい頃本好きであれば、そのまま大きくなっても好きな子が多いのでしょう。

うちの場合は、たまたま学習障害で文字を読むのが苦手でした。

それで、本が読めません。読みません。

ちいさい頃は絵本しか見ません、文字は元々読めないので、可愛い絵や、かっこいい絵等、自分の好みの絵を探していたのだと思います。

今は、Youtubeのサムネールをザーッと見てよさそうな動画を探すのと一緒だなと言う感じでしょうか。

まとめ

今は、学習障害だと言う事がわかりましたので、本が読めないこと前提にむすこに指導をしています。

素敵な動画コンテンツもたくさんあります。
Youtubeは使い方によっては、時間泥棒になりますが、その辺だけコントロールできれば、自分の趣味、趣向を広げてくれるとても良いものだと思います。

教科書には読み上げ教科書もあります。

まだまだとは思いますが、むかしよりは配慮が揃ってきていると思っています。

ただ、大人になって独り立ちしてから、最低限の文章は読んでもらいたいとは思っています。

交通標識、食事の時のメニュー、張り紙、表示、携帯電話の契約、、、、、

文字で表現されているものがたくさんあります。

ぼくだって、いつまでもむすこのマネージメントはやってられません。
ぼくの手から離れて行った後に自分でやらないといけないものの対処をしっかりやれればと考えています。

それだけに、(今は重要事項説明してるけど)特に通信会社にありがちな、欄外に小さい文字で「大事」な事を記述するのはやめて欲しいと思います。

アレルギー表示みたいに、法律で規制してくんないかな?

契約にトラップかけるようなことすんの、いい加減やめて欲しいんだよね。

「ここに書いてある」と言われても読めないければ意味ないじゃん。

ぼくに万一の事があった場合、安らかに死ねないじゃないか。

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