|
小4むすこ。
先日から、どうも平面の図形が不得意と言うのが見られます。
「正方形」「長方形」「平行四辺形」「ひし形」「台形」
この4つですね。平行の線が必ず一組以上あるものです。
これらに垂直に交わる線が存在するものもありますので、問われる問題としては「平行」と「垂直」と「角度」を合わせて学んでいます。
それで、むすこがこの図形をどう見てるのか何となく気付いたことを記述してみたいと思います。
図形などのことばの意味は分かってきた
最初に気付いたこととして、「平行四辺形」と「平行」と「垂直」この3つのことばの意味がよく分かっていなかったこと。
覚えられなかったのですねー。。。。ワーキングメモリが悪いと言うより、先生の説明は覚えているけど、ことばがどこかに埋もれちゃって出てこない。そんな状態が1週間以上続いていました。
今では、ようやくことばと意味がつながってきて、「これは、平行?垂直?」って聞くときちんと答えてくれて、「ここが90度だから、垂直!」と自分で確認するように答えてくれます。
どうしても鏡に書いてしまう
何度もとりあげますが、お手本通りに描けと言う問題を「ひし形」と「平行四辺形」を描くと、最初「鏡」に描いてしまいます。
描いた後に、自分で描いた「ひし形」と「平行四辺形」をお手本と比べてジーっと眺めます。
そこで初めて「やばい!間違えている!!」と気付きます。
また、消しゴムでゴシゴシやり始めるから、プリントの紙がボロボロになっていきます。
角度を測って「よし!」と描きなおしますが、左隅の角度は合わせているのですが、焦っているので形がおかしく中々〇をもらえません。
このようなプリントを何度も、もらってきています。
立体にみてしまう癖があるのかな?
このように解答しているプリントを何度ももらってきていたのですが、ぼくの方も何の対策も見いだせないままこの図形の単元は終わってしまって、むすこには申し訳なかったです。
そこで思ったのは、むすこは図形を平面で考えるのがどうも苦手で、なぜか勝手に立体なものに置き換えてしまうのかな?と思われるのです。その話が以下です。
3年生時夏休みの自由研究で。。。
「おとうちゃん!ビー玉迷路作ろう!!」と言ったので、ぼくも張り切って「やってみよう!」と言ったのですが、いざ作る段階でむすこと全く話がかみ合いません。
そんな状態だったので、むすこは「(おとうちゃんに頼らず)自分で作るよ」と言い出しました。
ぼくは迷路なんか、3年生だしそんな難しいものは作れないのでよくある平面に書いてある脳トレに使うような迷路を想像してました。
そこで、むすこが「これが設計図だ!これを作る!!」と紙に描いて持ってきたものが、滑り台、トンネル、一本橋等が書いてある、とても楽しそうな迷路ビー玉迷路でした。
そして、一人で黙々と作って、ボンドが乾いた頃に持ってきたのがこの作品です。
ぼくが考えていた、平面迷路と違って2階層になっていて、想像を超えるものでした。
クラスの他の子の自由研究作品も拝見しましたが、みんなの作品に比べて完成度や丁寧度はかなり低めですが、小学校3年生の男の子が自分の知恵だけでこれを想像して作ってきたことに驚きました。
この作品の素朴さが受けたみたいで、クラスのみんなが手に触れて遊ぶことが多い作品だったそうです。
むすこは、出来が想像より出来がよくなかったと多少は不満でしたが。。。。。
むすこの視点が違うのかも
3年生の時にぼくが平面の迷路を想像していたことも、今回の「平行四辺形」や「ひし形」をお手本を見て描く問題も、どこかしら違う視点で見てしまうような気もします。
例えば、鏡に「平行四辺形」を描いてしまう時に、無いはずの裏側から見ていたり、立体的なものを勝手に想像してみて描いてしまうのではないかと妻と話をしています。
芸術的なものを追求するのであれば、許されることもあるでしょうが、それでは、算数の解答にはなりません。
この図形や角の単元は終わってしまいましたが、スタディサプリや冬休みの宿題で確認してみようと思います。
もう少しすると立方体を習うと思います。
その時は、どんな風にアレンジしちゃうのかな?(だめです。算数になりません)
まとめ
今度次の土曜日に小学校全体で展覧会が開かれます。
特に注目は特別支援学級の子たちの作品。
身近にあるもので丁寧に信じられない芸術的なもの作って展示してくれます。ぼくだったら、5年ぐらいかかっても出来ないようなものを見せてくれます。
さて、むすこの作品。まだ何が飾られるか内緒のようですが、きっと他の子と違う風変わりなものを作ってくれているのでしょう。
どんなものがあるか楽しみです。
追記
追記:2020年12月12日
小学校の展覧会に行ってきました。
体育館を大きな展示場にして、1年生~6年生(通常、特別支援混ぜて)全員の作品が飾ってありました。
何て言うか、図工は自分では下手くそとは言ってますが、好きみたいで個性的な作品をいつも持って帰ってきてくれます。
学校の作品を教室で掲示されているのを見ても、楽しそうな気持ちが伝わってくるものが多かっただけに、算数の図形で苦労しているのが意外で面食らってしまいました。
自由に作るのは楽しいけど、きちんと指定されたものになるものを作ってたり観察するのがどうも苦手なことが分かりました。
twitterで「視点が定まらないかも」とのご指摘をいただきました。
ハッとしました。
ぼくの指導に仕方も間違ってたかもしれません。
少しの事でわかるのに、余計に混乱させてしまったのかもしれません。
可能性を潰してしまいそうでした。むすこに申し訳ない。
見当違いかもしれませんが、次回はその方向で指導してみようと思います。
本当に、twitterやネットでいただく情報にいつも助けられます。
ありがとうございました。
コメント