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小さい頃から聞いたことばの修正

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おとなだって、聞いたことばを間違えて覚えてしまってついついに言ってしまうこともあるでしょう。

ぼくが今でも印象に残っているのは、社会人1年生の時に上司と言うか社内では雲の上にいるような部長さんが、お客さんの前で、当時通信機器で一般的になりつつあった「モデム」を「デモデ」と言い始めた事がありました。
「部長違いますよ」とその場で指摘できるような雰囲気じゃないし、課長は笑いこらえてぷるぷるなってるし、お客さんは固まってるし、どうしようもなかった事を覚えています。
(今でも立派な通信機器メーカーです。そんなものです。)

反対に、ちいさいこどもが間違って覚えたことばを言ってるのは、かわいいと思うし、そのかわいさはすこしだけそのままにしておきたいから、「こうだよ」と教えるのももったいないと思ってしまうこともあると思います。

でも、1,2歳で間違って覚えたことばを、10歳になってもそのまま使っている男の子がうちには存在します。

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ことばを覚える

うちの小4むすこは、確かにことばを覚えるのは早かった方でした。

競うように、ことばを吸収して保育園のおともだちに話しかける光景はよく見かけました。

但し、聞いたまま言っているので、間違ったことばもその中には含まれていました。

そんなものは、どなたでもそうだと思うので、当時は間違っていても(そのうち気付いて直る)と思って気にするしないで見守っていました。

へむれっと

上は先日返ってきた社会のテストです。

今時の社会は「地震からくらしを守る」と言う単元でこんな教育をしているのですね。

とても実用的で良いことだと思います。

で、花丸をもらっているところの災害に備えて「じゅんびするもの」を書きだす問題です。
(左に絵があってそれを見て書けばよい)

その中に、ありました、ありました。「へむれっと」。え????
これは「ヘルメット」の事ですね。しかもひらがな。。。。。

「へむれっと」は、自転車に乗るようになった1歳ぐらいの頃にヘルメットを一緒に買ってもらった時にヘルメットが「へむれっと」と聞こえたようで、それ以来むすこの頭データベースは修正されずにそのままであるようです。

そっと聞いて見る

いい加減もう10歳なので「へむれっと」を指摘してみました。

そしたら、「あー、そうだ!」と分かったような返事。

「ヘルメット」でしょ。

(なんだ知ってるじゃん。)「なんで「へむれっと」と書く?」と聞くと。

「間違えちゃった」

 

しぞーか

そうなんです。無意識なんです。

なんで、そうなる?って専門家に聞いても「うーん」と言います。

そして、「訓練しましょ」「お父さん、ちゃんと生活の中で注意しましょう」と言われます。

個別指導の先生に聞いてもそんな感じです。

それはそうなんですけど、根本的な理由は何なんでしょうね?

本人以外はわかりませんので仕方がありません。

それに、他にもあるんですよ。

「静岡」を「しぞーか」とか、知ってるけど直せないものが。

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リズムでことばを覚えてるの?

学校に入ってから習うことばの方は、聞きことば、書くことば、読むことばは一致しているようで、上記のような間違いはありません。

ただ、幼少の頃から聞いていることばに比較的修正ができていないものが多いようです。

実は、「静岡」は妻の実家があります。

もちろん、実家なのでむすこも小さい時からインプットされています。

その時から「しぞーか」と言っています。

「へむれっと」も「しぞーか」もどっちもリズム的に言いやすい風に言い換えて覚えているのかな?と言う気がします。

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早口ことばは得意な方

ディスレクシアなのに、聞いたことばの早口ことばは得意な方です。

前にも記述した、NHKのシャキーン!でやってる「3・3・7拍子対決!」が得意だったりします。

あれば、絵でことばを言わせるので言えるのだと思いますが、紙に書いた文字だと習得には時間が掛かると思われます。

むすこ。お手本あれば、何とかうまく書けるようになってきたかも
おいおい、字が急にうまくかけるようになってきたぞ。なんだよ。なんだよ。と言う話です。
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まとめ

このテストを見て、むすこが大人になるまでの課題がひとつ増えたなと思いました。

大人になってから「へむれっと」とまじめな顔で言われて、周りのみんなに話が通じなかったら、災害時の備えなだけに大変なことになると思います。

小さい頃の思い出もかわいいものですが、そこは心を鬼にして、ひとつづつ潰していこうと思います。

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