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うちのディスレクシアむすこは、2,3才の頃からディズニーの「カーズ」と言う映画が大好きで、何度も飽きずに見ていました。男の子のいるご家庭なら想像つくかと思います。
何度も見ているので、ほとんどセリフも覚えていて「この子はことば早いな」と思っていました。ところが。。。。。聞くものを覚えるのは得意ですが、読むものはだめ。それに気づいたのは5年後。
今では、少しでも字に親しめるように、動画もテレビも日本語字幕付きで見せていますが、当時から字幕付きで見せた方がよかったのでしょうか?
「そんなわけないな。」、「字幕見せればよかったかな?」と後悔したり、今更ながら色んなことを考えてしまいます。
字に対する興味について
最近変わってきたこと
先日、妻がむすこをアレルギー(花粉症です)の病院に連れて行った時の話です。
お医者さんでむすこが妻に、「「診療中」を「しんりょうちゅう」、「受付」を「うけつけ」って書いてあるね。」と話をしてくれたそうです。
他にもポスターに書いてあることを読んでくれたりして。
「え?そりゃ変わってきたね」と思ってしまいました。
字を覚え始めた頃
外や周りに字が書いてあると手当たり次第読めるものは読むことは、幼児期にはよくあることだと思いますが、むすこには1年生成り立ての字を習い始めた時期も含んでほとんどありませんでした。
たまに、「おとうちゃん、あれなんて書いてあるの?」と自信なさげに聞いてくる程度でした。
当時は、「あれ?習っているはずなのに、なんでよめねーんだ?」と疑問には思っていたのですが、慎重なむすこなので、確認の為に親にきいているんだろうとスルーしていました。
これまで、そんなむすこだったのに、表示されている文字を自分から読み始めるなんて、ちょっと驚きです。
語彙が増えてきたせい?
これまでやってきたことで何がよかったのかは、分析しきれていなのですが、確実に語彙力と知識が増えてきていている様子がうかがえる今日この頃です。
いい加減4年生なので語彙が増えていくのはあたり前なのですが、なにせ周回遅れなままのむすこです。それでも、1、2年生程度のものであれば、読字知識が定着してきていると思う事も多くなってきました。
それに伴って、3,4年生の漢字も間違いなく読める字が増えてきていることに実感しています。
遊び第一のむすこ。
学校や自学で習った語彙が生活の中で回ってつながってきた感じです。
外遊びで体感して覚えてきたことと頭の中がたまたまうまく結びついてきたような気がします。
よく説明してくれるむすこ
学校から帰ってきて、興味のあった事を説明してくれることも多くなってきました。
理科、社会が中心で自然科学・社会科学的な事が多いのですが、これまではなかったことです。
人に説明をする方法は、覚えることに一番良いと昔受験勉強の時に聞いたことがあります。
国語以外の教科で興味があることを説明してくれるのは、自然に文字・ことばを覚えてくれると言うことでもあると思うので、むすこにとって大変効果的ではないのかなと思うところです。
しかし、何で説明しようと思うようになったんだろ?
結局、カタカナと漢字か?
小学1年生になって、ひらがなまではなんとか出来ていました。
ところが、カタカナから頭の中が混乱してきて、漢字の突入した途端、文字に対する興味が失せてきました。
ところが、コロナ休暇あたりから、カタカナと漢字を部品で覚えていくことから変わってきました。
(すぐ忘れてしまいますが)文字の形が見えてきたような感じです。
それでも、まだ文章問題は厳しいものがあります。
文章問題連発の学校のテストでも最後の方は白紙になってしまいます。
文章問題を1問づつ一生懸命読んで、途中で力尽きていることがこのことからわかります。
このあたりをむすこには「これでいい、こんなにがんばった!そのうちできるようになる!!忘れてもまた出てくるから大丈夫」と言い聞かせ、100点満点を無理に目指さない、むすこのペースにあった心配りを忘れないようにしようと思います。そうやって、自信を無くさないようにさせていきたいです。
もちろん、やれればやって欲しいのはやまやまですが。。。
目立つことを嫌うので、あえて時間延長の配慮を小学校に求めるつもりは今はありません。
授業の事とは違いますが、今NETFLIXでアニメ「ハイキュー!!」に夢中です。もちろん日本語字幕付きです。
その中で、「烏野高校(からすのこうこう)」と言う高校名が出てきます。その「烏(からす)」と言う字を、「鳥(とり)と烏(からす)は1画、少ないんだよ、さあどこでしょう?」なんて聞いてきて教えてくれました。字幕とアニメ上にその字が良く出てくるので覚えてきたようです。
字の作りが少し見えてきたようです。アニメ(但し字幕付き)も役に立ってますよー
まとめ
書字よりも、読字がどうしてもうまくいかなかったむすこです。
日本語が読めないと、何をするにも困ります。
買い物もできないし、車の運転も厳しいし、そもそも黒板の文字がほとんどだめと言うのは問題外です。
ましてや、一人で電車に乗って外出すること自体、今ではまだ考えられないことでしょう。
まあ、なんとか今回のこの勢いで字に興味をもってもらって、「ディスレクシアでも本が読みたい!」と言う意識になれば、おとうちゃんは何とか補助してやる!と考えるところですが、
無理だろうなー、ありえん。
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