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この学校の長期休業でどうなることやらと思っていましたが、
ディスレクシアのむすこについては、学校から出された課題以外は、毎日iPadを使ったすららとデイジー教科書中心に使っている国語教科書学習をなんとかやってもらってまずまずと言ったところです。
この長期休業がなければ、色々な教材を検討することも、iPadを購入することも無かったのでは?とも思っています。
学校が始まってから、成績が上がるとは期待はしておりませんが、学校での通常学習が彼に合わない場合でも、色々な学び方があるのでは無いかと、すこし答えに近づいたように思います。
学校への期待も、先日も記述した宿題の様子じゃなあーとガッカリモードなぼくですが、学校が始まってからどうなるか?
しかし、ここまで来た以上、教育関係は9月開始でよくないですかね?
桜の季節は捨てられない気持ちは強いんですが。。。。
うちの音読と国語の勉強
むすこは特に読字が弱いと個別指導でもご指摘をいただいております。
この学校休業の間も音読課題が出ています。
音読と言うか、そもそも字に触れることが苦手であります。でも、少しは字に触れる機会を作っていかないと、余計に将来困ることがあるのではないかと、音読ぐらいははかんしゃくを起こさない程度にやってもらってます。
その音読を機会に、漢字とヒアリング的に国語の問題を出して理解度を深めてもらうようにしています。
デイジー教科書
読字が困難である以上、教科書を最初から読ませることはしないことにしています。
そこで、許可をいただいた、教科書の文章を読み上げしてくれる「マルチメディアデイジー教科書」の登場です。
先生の授業が無い以上、お手本となる読み手が無い分、これに活躍してもらっています。
夜ごはんが終わった後に、「あ、音読をする!」と言ってiPadと教科書、ドリル、漢字カードを取り出して、自分から始めるようになってきました。
習慣になりつつあるようです。
うちの活用の仕方として、例えば、月曜日から始めたとして一週間の最初の4日はデイジーに読んでもらいます。
そして金曜日と週末は、自分の力で読ませてます。
その方が、最初から初見で読ませた時よりも、ずいぶん滑らかに読むことができるようになってきました。
ただ、読むとヘトヘトになりますので、1日3ページぐらいが限度です。
それでも、自力で音読をやるよりも気持ちを落ち着かせて読めるようになりました。同様な読字が弱い子には、デイジーのような読み上げ本はお勧めです。
ミチムラ式漢字カード
音読作業の後、すぐに行うのが漢字の確認です。
この時に学校から課題用にもらってきた「漢字ドリル」と「ミチムラ式漢字カード」の登場です。このふたつは教科書に対応しているので大変使いやすいです。
「漢字ドリル」は反復練習用の専用ノートもあるのですが、むすこには反復練習は無駄なので、この時の学習はノートは使わず、その単元で出てきた新しい漢字の確認の為に使い、その代わり各漢字の部品を「ミチムラ式漢字カード」で印象づけて読み書きにつなげる練習をしています。
- 「ミチムラ式漢字カード」を読み上げてあげて、新しい漢字とその部品を確認。
- 部品が確認できたら、漢字ドリルによみながら記入してみる。
こんな順序です。
ぼくも隣でその様子を聞いていますので、印象づいても書くのが難しいもの(例えば「之:しんにょう」とか)は、小学校の時に「カンジー博士」と自称していたほどでしたので、覚えやすい方法をアドバイスしたりしています。
書くことによる反復練習をさせるよりも、聞いた方が覚えやすいむすこの特性からこのような対策を取っています。
単元毎の問題
昔の教科書は書いてあったか記憶がないのですが、今の国語の教科書には単元毎の文章の後に「学習」と言うページがあって、問題にできそうなものが書いてあります。
ここはすみません。現代国語が大の苦手だったぼくから妻に任せています。
その「学習」ページに沿って、問題を出して聞いています。
もちろん、ぼくも一緒に聞いていますが、むすこはまともな答えをしても、ぼくの方はどうしても違うことを言ってしまいます。
だめです。ぼくは現代国語のセンスはありません。
本は好きなんですけどねー
まとめ
今のところ、この長期休業の国語の音読はこの3段階で進めています。
すららと言い、このやり方と言いこどもへの関わりが多くなればなるほど、ぼく自身の意識も変わってきました。そして、むすこの苦手なところの癖もおぼろげにわかったような気もしますし、それなりに一生懸命やっていることもわかってきました。
作業に近い反復練習ではなく、自ら頭の中で組み立てる練習で記憶に定着させることは彼にとって、それ以上に大変な作業かと思います。
これでだめな場合は仕方ありません、他とこっちも寄り添いながら臨機応変に対応していこうと思います。
追記
追記:2020年7月27日
1学期がおわりそうな現在今苦労してるのが、都道府県名です。
今年の学習指導要領に登場したからだそうです。
ぼくが小学生の時に習ったことが無い漢字満載です。
県名とは言え地名は難しい。できれば、中学生ぐらいに回してほしかったです。
ジャブを打たれた気分です。
追記:2020年12月10日
自分の小学生時代の漢字勉強を思い出してみました。
これは難しいなと思ったのが、「園」と言う漢字でした。
丁寧に書いているつもりが、くにがまえの中がうまくくにがまえの中に入ってくれないことでした。
(特に下の部分で最後に下の蓋を閉める時)
下の部分に線を付け足して取り繕ったりしていましたが、小学生なので上手に付け足しが出来ずバレバレです。その度に母親に美しく書けと言われ怒られ、修正をしてまで正しく収めているのに悲しい思いをしていた思い出があります。
なんで、怒るのか?今でも疑問です。
美しく書けなんて上から言われると天邪鬼になって適当な字しか書かなくなります。
挙句の果て、字を丁寧に書かなくなったと言われ習字も習わされました。
逆効果だと思います。
そんな訳で、今でも習字は大嫌いです。
今はきちんと書けますが、くにがまえの中がうまく収まらなかったのは、当時の空間認知がうまく行ってなかったのでしょうか?
むすこの学習障害は、ぼくのことが似てしまったのではないかと思う今日この頃です。
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