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「おれ、中3になったら英検と漢検を受ける!」と、なるべくテストを避けてきた中2の息子が突然言いました。
「ん??どうした??」
「来年俺、受験勉強するじゃん。こういうのもやれば勉強になるじゃん!」
お、効率を考えてのことだし、そのやり方は結構いいかもしれないね。
彼なりに、来年の受験勉強について真剣に考えているようです。
思い返せば、僕の頃には「英検」はあったけど「漢検」はありませんでした。
だから個人的には「漢検って何??」というぐらい知識もないし、興味もありません。
英語は実務で使えばいいと思っていたし、漢字なんて受験でも学ぶし、日常から文字を読んでいるので、語源を調べるのも嫌いではありません。
だから「漢字のテスト」のために勉強し、お金を振り込み、時間をかけてやる必要があるのかと、将来を考える現代の少年少女には申し訳ないですが、個人的にはそう思っている偏狭な親父であります。
そのため、英検も漢検も受けたことがありません。
級も持っていないので、そんな息子に尊敬の眼差しを向けました。
でも、「あの息子」がディスレクシアで複雑な漢字を覚えるのに苦労している子が、「英検・漢検もやる!」と宣言するのを聞いて、息子を見直すと同時に、受験勉強に使えるツールの一つではないかと思い直しました。
多分、学校の先生からのアドバイスがあったのかもしれません。
知らないというのもあれなので、好奇心から漢検の過去問をやってみました。
まずは3級をやってみましたが、これは楽勝。
2級も楽勝。
次は準1級。段々旧仮名遣いみたいなものが増える。
これは勉強しないと満点は無理。でも8割以上は出来た。
1級???えー、なんだこれ??旧仮名言葉ばかりだし、文章で出るわけじゃないから無理だよ。結局半分ぐらいしかわかりませんでした。
1級は時間を取って勉強しないと、合格は難しいですね。でもちゃんとやれば大丈夫かもしれません。
テキストがあるみたいなので、それを根気強くできる人はいけると思います。
笑っちゃうぐらい根気がなくなっているので、難しいでしょう。
やってみた感想としては、2級が高校卒業程度でしょうか?
漢検は10級からあるそうですが、息子はどの辺を選ぶかな?
もう少し低い級(5級か4級)を見てみて、もしどの辺を受けたらいいか聞いてきたらアドバイスをしようと思います。
先生がアドバイスすると思いますけどね。
試験は、英検、漢検ともに学校でやってくれるとのこと。
さすが、熱心な生徒が通っている学校です。
「CBT(どこかの会場でPCで受ける試験)もあるみたいよ。」と妻。
「あー、昔々会社で受けさせられたシスアドの受験を受けに行ったようなあれだね。」
でも、そんなこっそり受験できるような余計なことを言わないでください。
あいつは友達と学校で受けることでモチベーションを上げるタイプなんだから。
とにもかくにも、この意気込みが来年まで続いてくれればと思います。
もう、ぼくはいいよ。他の事で忙しいし。
NHKのラジオ英会話がおともだちだし。
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