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やめる権利

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始業式の日は、気持ちが上がるのかうちの小中学生はとてもご機嫌な年度の始まりでした。

中2のむすこは「お父ちゃん!俺今年神クラス!!」と言ってクラス替えに大満足なご様子です。

ただ、小4ぐらいから毎年「神クラス!」と言っていますので、あんたは誰と同じクラスになろうが自分なりの幸せを見つけられるのだと思います。

年頃ですので、学校のともだちとの言い争いはあるみたいですが、それなりに収めてしまう不思議なところがあるそうで、そんなところは人たらしならではです。

担任の先生は昨年度と同じで、これまでは担任が変わる毎に面談を持ってもらって、むすこの特性の話をしにいかないといけないのですが、引き続きよろしくって事になって保護者の方も助かりました。


さて、毎年この時期難しいのはむすめの方。

クラスをシャッフルさせられてしまうのは、せっかく自分の居場所を確保出来ていた場合、むすめ的には「せっかくの居場所が壊される・・・」と軽くジャブを受けてしまう。そんな感じになるように思えます。

親としては、せっかく仲良くなったともだちと別れてしまったりするのは可哀想に感じる気持ちはありますが、それはこれからどの世界に行ってもある事ですので、むすめが落ち着くまで見守るのであります。

担任については特にナーバスになっています。これも小2の時に個性的なむすめを認めず攻撃してきた担任がいたからなのですが、今回はそうでもない先生の雰囲気を感じホッとした様子。

「担任の先生は何て言う先生?」と聞くと

「うーん、名前忘れた。去年は6年生の先生だった。」

「あ、そう、知らない先生なんだね。」

で、担任紹介のプリントを見てみると、、、、

なんと、むすこが小3の時にディスレクシアの事で最初に相談に乗ってもらった担任でした。

学校中との段取りを素早くしてもらって、さて!対策・配慮は何か探っていこうと思った1週間後・・・・

あらら、コロナ休校になってしまいました。

でも、その時にかなり尽力していただいた先生でした。

「優しくて、頼りになる先生だよ。お父ちゃんよりずーっと良いよ。」とむすめには伝えておきました。


むすめは、どちらかと言うと、没頭するタイプで、あらゆる物事を真剣に取り組めるのは良いのですが、真剣になり過ぎて逆に他を寄せ付けない怖そうなオーラもある。それに言動もキツい事も時たまあります。

従って、ともだちはむすめの事をよく知らないと怖いと思われてるんじゃないかな?と見ています。

そんなむすめは一人遊びが大好きです。

だからパズルや工作などの制作物を毎日毎日没頭できるわけなんです。

むすこと比べるのはなんだけど、よくもまぁむすこと反対のタイプの子が兄妹で産まれるもんだなと面白い。

面白いなんて言ったらこどもには申し訳ないのですが、自分はなんなんだと無の状態で自問自答できる期間が今なんじゃないかなと思う。

そのうち思春期絶頂期になるとどうなっていくかわかりませんが、小さい頃から自問自答をして自己決定権や自分の利益は何なのかと言うことを、自分で決めてもらうのが何より大事と思っているので何も言わずに見守っています。

そんな、副産物としてこれまでもスクラップビルドするように色んな事に挑戦しては止め、頑張っては止めを繰り返してきました。

決して、ぼくらの方から「これをやったら」と言うことは言いませんでしたが、水泳、ピアノ、通信教育各種とお金が掛かるもの、手軽に家でできる事等、むすめがやってみたいと言うことや「ここに言ってみたい」「食べたい!」と希望するものは出来る範囲で望みを叶えるようにしてきました。

「もう、ピアノを止める!」「水泳はもう25m泳げるようになったから止める」と挑戦してみて、才能の有無や目標達成したと自分が思うのであればそれで良いとぼくは考えてみて、それによって自己決定権を経験する事によって、自分の尊厳を保護する事ができる大人になっていけるんじゃないかなと思っています。

学校に通っている以上「学習」から逃げることはできませんが、自分で決めた事に対して「やめる権利」と言うのはあるわけですから、あらゆる経験で人生をより幸せにする事に繋げて行ってもらいたいと思います。

但し、「やめる権利」相手のあることが多いわけですから、自分の幸せを追求するばかりでなく、周囲・将来への影響を十分に理解し、必要に応じて関わる人に相談をすることも覚えていって欲しいものです。

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