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『ちいかわ なんか小さくてかわいいやつ(1)~(6)』を全巻読み終えました。
この作品に出会ったきっかけは、22歳の甥っ子から。
「これが今、1番好きなんだ」という彼の言葉をきっかけに、私は『ちいかわ』の世界に足を踏み入れることにしました。
最初に甥っ子に見せてもらって少し触れた時、私には『ちいかわ』の魅力がさっぱりわかりませんでした。
しかし、社会現象を感じるこのキャラクターたちに、もう一度よく読んでみようと思い購入しました。
な、なんか普通に仕事してるぞ・・・
読み終えてみて、まず驚いたのは、『ちいかわ』たちの生活が現代の若者たちの姿と重なる点です。
彼らは軽作業を掛け持ちし、時には困難な「討伐」という仕事にも就かなければならない。
そして、資格を取るための勉強や、美味しいものを食べたり、ゆっくり眠ったりする小さな幸せを大切にしています。
友情を深く大切にする姿勢も、多くの甥っ子世代の若者たちが共感する部分ではないでしょうか。
これらの要素は、現代社会における若者たちのリアルな生活や悩み、喜びを映し出していると感じました。甥っ子がこの作品に惹かれた理由も、少し理解できるようになった気がします。
妻も読んでくれました
私の妻と小学4年生の娘もこのシリーズを一気読みしました。
妻は「自分の世代では『コジコジ』がそれだった」と言います。
『コジコジ』に見出した「ありのままの自分を大切にする」メッセージは、時代を超えて『ちいかわ』にも受け継がれているのかもしれません。
『ちいかわ』の魅力は、そのかわいらしいキャラクターデザインだけではありません。
現代の若者が直面する様々な状況への共感、そして、それらをポジティブに捉えようとする姿勢が、多くの人々を惹きつけていると思いました。
私たち新人類世代には、この内容がすんなりと理解できないかもしれませんが、それでも『ちいかわ』たちの生き方から学ぶべきことは多いです。
苦労していることに目を向け、それでも前を向いて進もうとする彼らの姿勢は、どの世代にも共感できる普遍的なメッセージを持っていると考えています。
これからどんな時代が来ても、『ちいかわ』のような作品が、人々にとっての小さな灯火となってくれることでしょう。
そして、私たち家族とも、共に寄り添いながら生きていこうと思うところです。
まとめ
『ちいかわ』を読んで、ただ「かわいい」と感じるだけではなく、その背景にある深いメッセージを感じ取ることができました。
この作品が多くの人々に愛される理由が、少しでも伝われば幸いです。
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