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宿題の漢字ドリル、マスがちっちぇー
中1むすこ。ゆるゆる授業が始まっているようです。
先日、ぼくのテーブルのところにむすこの学校から配られた「漢字ドリル」が置いてありました。
恐らく宿題でしょう、夜でも朝でも出来る時にやろうと無造作に置いてしまったようです。
「これ、おとうちゃんがやるの?」
「そう、おとうちゃんやって!1ページでもいいから。」
いつもがんばって自分で処理していましたが、珍しく助けが欲しいと言うような顔をしています。
中を見せてもらうと、、、
『”マス” がちっちぇ~、なにこれ?』
小学生時代の漢字ドリルのマスの件ですは、最初は大変でした。
マスが大きかろうが小さかろうが、角がチクチクするとか(マスも漢字文字自体のものも)、マスがあるとゴチャゴチャしてヤダ!とか、どうしようも無い時がありました。
これも、成長とともにになんとか対応することが出来てきて、あまりぼくも口を出さなくて済むようになっていました。
そして、それなりに漢字練習は嫌いだけど、なんとか自分でやれるようになったと思ったところでした。
さすがに、中1の漢字ドリルは漢字を何個も書かせるようなページはありませんが、小学校の復習的なもの織り交ぜてあるので、問題の量が盛りだくさんです。
それによって、記入をするマスが小さくなっているわけです。
「じゃあ、おとうちゃんも字を書くのが苦手だけど、挑戦してみようか。」
と、風呂に入る直前だったので、お風呂あがったらやるよ。と言っておきました。
そして、お風呂から上がってきて、むすこを見ると、自分でやっています。
「お、大丈夫かい?」
何も言わずに、黙々と漢字ドリルをやっていました。
「本当にやばかったら言って。手伝うから。」
「終わった!」
「意外に早く終わったね。」
「おーやったぜ、2ページだけだもん。」
エラそうです。
新しい環境にあった脳を再構築
こう言った新しい環境に馴染めない時でも、とりあえずやっつけ仕事でもやるのがむすこです。
小学校時代に机で座ってやる学習に関しては、与えられた環境を自分なりに処理ができるように進み、自分でやる学習の仕方がある程度身について来ました。
そして、視覚上バラバラで脳の中で処理をしているものが瞬時にできた場面もありました。
それが、新しい環境になると再度構築しないといけないのです。
そんな事をしているから、ワーキングメモリにも負担がかかるし、音韻処理もうまくいかないのでしょう。
従ってそれが小学校低学年、これまでは文字に対してあきらめがあり語彙の弱さになり、文字がよめない事につながっていました。
しかし、小学生の時代に何とか4年生程度の語彙力を付けさせることができました。
そのようにしてある種の自信が出てきたおかげで「自分でやる」と言う事につながっているような気がします。
過去の事ですが、小4ぐらいには「おとうちゃん、やって!」と言われたら必ずぼくが漢字ドリルや計算ドリルの解答欄を埋めていました。
今ではむすこがとりあえず「自分でやる」によって、負担をかけていないかいまだに心配になりますが、脳の中の自分なりの再構築を懸命にしているむすこがいるような気がします。
色んな新しい環境に適応することができるようになれば、と考えています。
これで、益々独立が早そうで、寂しい気もしますけどね。。。
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