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中1むすこ。
昨日のブログで特支教室担当の先生と話をしてきたことを記述しました。
細かい話をしていて「地図」や俯瞰しすぎて「広域なところ」、逆に「天井が低い閉所」が苦手と話をしました。
これについて先生も、合点が行ったようなような様子で、この特性に文字を読むのが苦手な本質がわかってくれたようなことを言っておられました。
ところが、そう言っているそばから「地図」を一生懸命克服しようとするむすこが現れました。
その理由は、春休みから活動しているサッカーのクラブチーム活動為のグラウンドに行くため。
Jチームのように資金も潤沢なところではありませんので、練習日は各学年割り当てのグラウンドや体育館へ向かいます。
比較的近所の時もあったり、スポーツ少年団で利用したことがあるお馴染みのところだったり、10キロぐらい離れたところだったり、自転車でがんばって行っています。
東京の電車は、ほとんど通勤で都心に放射状に向かうものが対象になるので、それは発達しているのですが、それを縦に結ぶ電車はほとんどない。
あるのはバスぐらい。バスは便利だけど、時間に追われる場合は渋滞等もあるので使えない。
目的地への直線距離は近いのに、公共交通機関を使うとグルっと大回りするのでかえって時間がかかる場合がほとんどです。
従って、地域を移動する場合は手軽で時間が読める移動手段は、自転車になります。
むすこには去年新しい自転車を買ってあげてよかったです。
むすこと知識習得のプロセスが違う
クラブの活動は基本週5日です。
スケジュールを確認してむすこが自分で活動場所を確認します。
そして、前の夜に場所をGoogleマップでルートを検索して、画面を見て自分の頭の中でシミュレーションをしているところを見かけます。
ぼくは、地図を見る事すら嫌いで癇癪をあげていたむすこを覚えているので、もうそれにびっくりしています。
ぼくの場合は、ナビの無い時代から仕事等で車でグルグル回っていました。
今でも、ナビはほとんど見ません。
初めて行ったところでも次回はスムーズにいけるように必ず帰ってから地図でその日行った道程を「復習」する癖があります。
もちろんある程度、道順は軽く「予習」はしますが、自分のコンパスを信用しすぎていましたので、本当に軽くです。(従って、固定観念が強すぎて迷った地域もあります。あそことあそこ・・)
むすこにも、自分と同じように「帰ってきたら、復習すると道を覚えるよ。」とアドバイスしたのですが、考えると脳の特性が違うので、余計なアドバイスでした。
と言うのはむすこの場合は、間違えのないように「予習」を一生懸命して、その予習通りに実践して、間違えていたらその場で修正をすると言うことが、むすこの特性に合っているようです。
実践するためには何が必要かと言うのを考えるようです。
実践をした後に確認をしていくぼくと、知識を習得するプロセスが逆なんです。
地図が苦手な事に加えて、万全にしないと行けないのがむすこなんです。
ぼくみたいに適当な予習で「行きゃなんとかなる、間違えたら間違えただ!」って言うタイプじゃないんでしょうね。
そんなむすこ、万全の準備をして経験を少しづつ積んで要領を得て、今ではともだちの先導で行っているようです。
この、1か月どころか、3週間程度で大きく変わったように思われるむすこでした。
まとめ
地図の見方からぼくとむすこの違うところと、Googleマップのナビが使えるようになったむすこの事を記述しました。
「森を見て木を見ない」「木を見て葉っぱを見ない」特性は変わらないのですが、その葉っぱを見れるようにするために、「実践をすることにおいて、必要なものは何か?」を懸命に見つけようとしているむすこが見られたように思えました。
ここまで、行き当たりばったりで来てしまった、ぼくも見習わないといけないと感じるところです。
右肩上がりに進むと信じていた時代に教育を受けたぼくはそれで良かったのかもしれないし、そうとしか思考が回らないようになってるのかもしれない。
そう思うと、むすこは学習障害ですが、時代がそうさせた学習障害なのかもしれません。
学習障害に陥っているのは、アナクロな教育制度自身なのかもしれない。。。。。
益々自分で判断することを大事にしたいと思ってきました。
そして、今日もBon Jovi の Livin’ On A Prayerが頭の中を流れるのでした。
“We’ll give it a shot!”
Bon Jovi / Livin’ On A Prayer(Apple music)
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