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小学3年終わりにわかったむすこのLDの振り返りですが、3回ぐらいにまとめちまおうと思ったのですが、記述していくうちに当時の事をどんどん思い出してしまって長くなっております。申し訳ございません。
昨日の続きです。
小学校側との面談の日取りが決定しましたが、10日程先の2020年2月下旬と最終決定しました。
その間も不安が募りますし、むすこのために何かしないといけないと焦っていたのがこの頃。
法律的な事や、学習面でむすこにどんなものに取り組んだ方が良いか?
それ以上に、学習に関して自信を無くしているむすこの様子をすこしでも落ち着ける事も大事です。
そんな中で、むすこには「学習障害」であることを告げました。
その時むすこは「学習」面で困りごとがあるのは自分でも承知でした。
でも「障害」と言うことばには過度に反応しました。
「ぼくって、”しょうがい”なの・・・」あの明るいむすこが、すごく落ち込んだ顔をしました。
やばい、やばい、やばい・・・・・
「その”しょうがい”は軽くなっていくから、これからやっていこうね。」
「うん」
気落ちした返事をもらったことを今でも覚えています。
個別指導に通うことに
特別支援教室申請の勧め
面談までの約1か月間、学校のスクールカウンセラー(SC)先生が、忙しい中何度かお話しをする機会を作ってくれました。
その時に提案をくださいました。
「学校内の特別支援教室の申請の勧め」です。
むすこのWISCの結果なら受け入れ可能と言う事でした。
ありがたいお話しです。
持ち帰って、妻とむすこに提案をしました。
するとむすこ。。。「絶対、あそこは嫌だ!!」
その理由は以下の2点。
- 学校のともだちに「障害」と言う事がバレるのが恥ずかしい。
- 情緒関連で同教室に珍しくそりの合わない子が通ってるから。
だそうです。いずれにしてもそりの合わない子がいるから拒否したと思いますが、仕方ない。
その事をご提案いただいたSC先生には後ほど面談時にお伝えしました。
学校側からのご提案をあっさりお断りしたのは、WISC検査と診断をいただいた特支学校から(ことばの)「個別指導」のご提案があったからです。
「個別指導」の通うことに。
文章を読むのは苦手で、よくしゃべるのは良いけど会話でのことばの使い方に困難・・・等々挙げればキリがありません。
それで何かしら療育は絶対に必要かもと思っていました。
学校の特支教室は「いやだ!」と言う。
それなら、WISC検査をしていただいた特支学校でご提案をいただいていた「個別指導」に通うことに決めました。
外部の教室なのでお金はかかりますが、通級指導教室のようなものです。
そこでは、大まかに計画を言うと「読み」「書き」「会話」の支援を中心に、できれば小4レベルの漢字の読みと意味までわかるようにしようと設定していただきました。
小4ぐらいであれば、日常のものは大体わかるようになりますし、主な表示や看板等も読めるようになるでしょうということでした。
ことばに関しては幼児以下レベルだったむすこです。
この時は、本当にそこまでいけるのか?と懐疑的でしたが、やらないよりましです。
遠方になるしお金もかかる、決して心身、金銭面も軽くはありません。
でも、やるしかないです。
そして3年間、6年生の3学期までここにお世話になるのであります。
間違った認識をしていました。
ここで「個別指導」で療育ができることになって、むすこががんばってLDが改善したらきっと明るい未来が見えるんじゃね?
なんて当時はこんな大きな勘違いをしていました。
それは、ここでLDが改善したら、普通の子と同じように勉強して高校、大学に進んでいけるようになっちゃうんじゃね?と。
この時、学習に関することには無気力になっていましたし、自信を完全に無くしていて「ぼくはバカだから」「ぼくは障害だから」と言うことばを連発発言をしていていて、ぼくは何も言えませんでした。
赤ちゃんの頃からニコニコしてたくさん一緒に遊んで、ぼくらを楽しませてくれていたむすこにこんな事を言わせてしまうなんて、本当に申し訳ない事をしました。
今でも、涙が出てきます。
やらせれば、普通と言われるレールに乗っかって、親が思っている方向へ進んでくれるとは限りません。
こどもは機械じゃありません。情緒的な問題も少しづつ取り戻さないといけません。
その初等教育の初歩の初歩の段階から嫌な思いをさせてしまったのです。
改善が進んだとしても相当の負荷でしょう。
平坦を走るレールに乗れたとしても、ラックレールが必要です。
今、むすこに負荷をかけている通常教育を受けるには「個別指導」、「学校教育」のほかにラックレール代わりの「教材」や「配慮」が必要です。
そしてぼくは、自分自身でラックレールが要らないレールを敷いていけるようにしないといけないと思考を変えていかないと思うようになってきたのです。
つづく
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