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うちの地域の最寄駅は、地下鉄が走っています。
従いまして、地下鉄に乗る時は「Suica」互換の「PASMO」と言うICカードを使って乗車します。
「異なるエリアをまたぐと利用できなくて切符を買え」とか、ぼくも覚えていないし、最初から聞いて無いしと言うルールが存在するようです。
そもそもそんな後から言われたルールを見る事すら関心が無いのですが、今のところ何のトラブルもなく利用しています。
この間も長野行ったり、静岡行ったり、普通にPASMOが利用出来て本当に便利に使っています。
特にむすこがです。
この間なんか、小児用PASMOでジュース買ってたので、そこそこ使いこなしてるんだなと思いました。
切符が買えなくても
LDで字が上手く読めていない事が判明して、まず心配したのが街中の看板や表示、標識の意味をおとなになるまでに理解してくれるかどうかでした。
そのひとつに「切符を買って電車に乗れるか?」と言う課題がありました。
まず、駅に行くと東京の地下鉄駅が地図風に描かれている路線図に目に入ります。
そもそも、地図が読めないので、例えば「新宿で待ち合わせ!」と言われてもどこに「新宿」があるのか、ひょっとしたら「新宿ってなんだっけ?」と思ってしまうでしょう。
あのただでさえ奇妙奇天烈な東京地下鉄路線図はLD児にとっては難解極まり無いものとぼくは思っています。
普通のこどもでも電車や地図に相当の興味がなければ、難易度が高いものでしょう。
見ているだけで疲れてしまうと思います。
それで例えやっと「新宿駅」を見つけてもこんどは、見た事の無い券売機で切符を買う事は、今のところまず間違いなく不可能かと思っています。
社交性があるので、駅員に聞くと言うスキルは出来てきているようですが、それでも不安があります。
帰りだってあるのですから。
PASMOがあるじゃないか
その不安と心配を解消してくれたのが「PASMO」です。
これまで、昔の話ですが、電車に乗る時は切符しかない世界を生きて来たおとなが「ICカードが普及して、切符を買えない困ったちゃんが増えるんじゃないか??」なんて言ってたことを思い出しました。
ぼくも、むすこが「切符を買えなかったらどうしよう。。。」と不安に思ったことがありました。
余計なお世話です。
この世の中、大抵の事は何とかなります。ましてや公共交通です。
そこは古い価値観を捨て、こんなに便利なものをみんなも使っているんだから「PASMOで行け」とむすこには推奨するのであります。
その代わり、親の配慮で、お出かけをする時は充分なお金をチャージしておきます。
幸い、どこで覚えたのか?お札を渡すと自分でチャージは出来るみたいです。
充分なお金でも足りなくて、知らない土地で見知らぬチャージ機を目にした時には、持ち前の社交性で駅員さんにチャージの仕方を聞いて欲しいと思います。
LDでも、境界知能でも、社交性があれば何とかなると言う事を身を持って体験して、その体験を頭の海馬にぶち込んでもらいたいと思います。
まとめ
LD発覚後に「切符は買えるか?」と言う不安を「PASMO」を取り敢えず大いに利用する事にしている事を記述しました。
学校では、ひっ算の桁を合わせて計算できなくて「計算機使わせろ」と言ったら却下されたり、学習を教える側からは、他の子と歩調をあわせて、苦労は買ってでもしろ的な事を多々言われてきました。
苦労して苦労して、泣きながら出来ないものを自信を無くしながらやってきました。
学校学習では辛く悲しい日々をむすこと見てきましたが、日常生活では使える便利なものは使って行って、生活を難なくこなしていこうと、一個づつ潰してきたつもりです。
「PASMO」はそのひとつだと思っています。
小さい頃はPASMOをタッチすることを「ピーする」と喜んでタッチしていました。
それが、成長してきて「新宿までいくらお金が引かれてるんだろう?」と聞かれたこともあります。
その事が、今後PASMOを使わない場合に、切符でいくら払えば「新宿に行ける」と言う事につながって行けるだろうと考えているのであります。
何とかなるよ、大丈夫。焦らずね。
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