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小5むすこの担任にうれしいことを言われました。
「作文、ほんとにがんばってますね。言いたいことが伝わって来ていい作文書けるようになりました。」
先生に言われる程だなんて、こんなうれしいことばはありません。
むすこの担任は「読書」「作文」「漢字」を重視する先生です(でした)。
担任をしてくださる前は、細かいところに厳しいと言われていた先生です。
小5になる前はむすこもそれを承知していて「厳しくていい。漢字が鍛えられる!」なんて勇ましいことを言っていたのであります。
現実からかけ離れて勇ましいことを言うのは日本人の悪い癖。
あまり厳しくて耐えられなくなると、泣いちゃうのに。。。
でも、そう自ら言ってるので「おうおう、エライね」なんて言って様子を見る事にしていました。
それでも、厳しいとむすこの自信喪失につながってしまうので、むすこのディスレクシア特性をお伝えして、「無理はさせない」を基本には先生に配慮をお願いしてお任せすることにしました。
作文が良くなってきたこの1年
小学生の400字原稿用紙の作文は長いと思う
小学生の作文に原稿用紙を使わせることがあります。
ぼくは、あまりあれは良くないと思っています。
原稿用紙って400字詰めでかなり長い。
書ける子は良いのですが、高学年でもうちの子みたいなのは書いてるうちに書くこと忘れちゃったりしてあまり具合が良くない。
できれば、100文字程度から作文をしていくのが良いと思います。
それで、もっと書きたければもう一つ50文字~100文字の文章をつなげて最後にまとめの1行を加える。
じゃないと、何が言いたい文章なのか自分でも読んでる方も分からないものになってしまうでしょう。
小2のむすめの担任なんかはそんなことは分かってないみたいで、何かと言うと400文字詰め原稿用紙を渡されています。
低学年の児童なんかは、これを全部埋めないといけないと思ってしまうので、書くことよりも埋めることを優先してしまいます。
しかも、そんな先生なので、最後のマスに「句点」が来るようにしないとだめです。なんて言い出す。
出版したり、コンクールに出すんじゃないんだからねと言いたい。
むすめは、そんなの気にしないでマイペースでやってるから良いんだけど。。。。
でも、いちいち書き直しさせるようなことをさせるなと言いたい。何度でも言ってやりたい。
むすこたちは原稿用紙をあまり見ない
そんなむすこたちで、原稿用紙をみたのは読書感想文の時だけ。
ほぼ、自由形式のものばかりです。
先日、ほめられた文章は教科書にあった「たずねびと」の感じたことを書こうと言うものですが、それには、罫線があるだけで、むすこ的には文字が乱れてしまいますが、マス内に書かせる原稿用紙よりも楽みたいです。
「文の書きだしはヒトマス開けましょう」とか、「原稿用紙を最後まで埋めましょう」なんて言う制約が無く自由に書けるのが良いようです。
200文字程度の文章
「たずねびと」についての感じた事を書く文章ですが、全部で200文字程度で書かれていました。
これは、広島原爆についての文章です。
段なんかありませんが、大まかに前段が「たずねびとを読んだこと」、後段が「原爆で被害を受けた人たちの事」この2構成です。
これをそれぞれ前段・後段100文字程度にまとめくっつけたような文章でした。
こんな書き方をすれば、自分で何を言っているかわからない文章になりようが無く、読んでいても伝わる文章になります。
4年生までは、一気に句点なしに1文に書いていた子ですが、この1年でだいぶ変わってきました。
個別指導で100文字作文の練習をしていただき、学校でもよく見守っていただているおかげです。
関係者の方々には本当に感謝です。
覚えていかないといけないところ
そんなほめれた文章ですが、仕方ないことですが、まだまだ勉強不足なところはたくさんあります。
- 習った漢字を書かない(めんどくさいらしい)。
- 接続詞の使い方に難あり(「でも」を2回連発している)
- 誤字脱字が多い。
- 話し言葉で書いている。
- 発音するようなことばで書いてしまう。
入試等の順位をつけるような試験ですと、不合格でしょう。
まだまだ、問題は山積みです。
ルールは後回しでいいよ。
上述の漢字を書けていない等の文字、文章の細かいルールの点は、ぼくは「ご指摘は後回しにしてくれ」と先生にはお願いしています。
今は、自信を無くさないように、自分で自由に表現できることが先だと思っているからです。
まだ文字を読むことに疲れてしまう特性で自分に文章の読み直しは無理かもしれませんが、成長するに従って作文を書いた直後に多少の読み直しをするようなこともするようになるかもしれません。
文章ルールの間違いを指摘すると、「あ、そうだ!ほんとだ」と照れ笑いしているので分かっていないわけではありません。
今、人生形成で一番大事な時期だと思っています。
ちょっとした指摘が口うるさく感じてしまうと、また投げ出してしまうことも考えられます。
自分に自信をつけさせるために、出来る事を優先してゆっくりじっくり育てて行くのが大事なのです。
まとめ
むすこの作文について記述しました。
これ以外にも、手紙や詩、創作等、心に染みるような文章を書いて来てくれるようになってきています。
個別指導での作文指導がここに役に立ってきていると見ています。
「100文字程度の文章が書けるようにしよう!」と月に1,2度指導の中に入れてもらっているのが効果が出てきたようです。
さすが、専門家です。ぼくじゃ全く教えられません。
すぐに効果が出るものでは無いですし、またすぐにその効果は消える可能性もあります。
その自信と動機と自由を無くさせないように、見守っていきたいと思います。
うそ!?この間自分から国語辞典を広げていました。
でもすぐ自滅。。。。
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