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むすこに「学習障害」と呼ぶのはやめようと言ったこと

ディスレクシアだから大丈夫!: 視点を変えると見えてくる特異性と才能
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小5ディスレクシアむすこは、「学習障害」と伝えてあります。

(8)学習障害:文部科学省

判明したのは当時小3でした。

むすこには、「LD(Learning Disability)」とか「SLD(Specific Learning Disability)」などの「 限局性学習症 」や、「ディスレクシア(dyslexia:発達性読み書き障害)」等と教えてもよかったのですが、ぼくもよくわからなかったし、本人もたぶん「へ?」となってしまうと思いましたので、「学習障害」とストレートに伝えています。

ところが、むすこの中で「学習障害」の「障害」と言うことばにかなりインパクトがあったようで、すごく気にするようになりました。

ぼくって、障害なんだよね。。。
またまた、こんなことを言われてうろたえてしまいました。これが全てではないと思いますが、今後の対応の仕方を考えてみました。

教えてしまったものは仕方ないですが、今となって失敗と思っています。

テレビのニュースを見てても、「〇〇〇銀行のシステム障害」と聞くと即座に反応しちゃうし、ともだちには絶対言わないと言ってるし。

むすこの小学校には特別支援教室があって、その子達と一緒に行事の練習をする時などにむすこは体育指導の手伝いなんかを進んでするそうです。

「障害」を持つ子と言う事を持つことに何となく共感できるのでしょうか?

それにしても、やさしい気持ちを持っていておとうちゃんは安心です。

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ともだちを巻き込むことができるか?

残酷な噂が立つ前に

むすこの場合、書字というより読字の方が厳しい。

読みと言うのは、現在の学校学習では基本であり、知識の入り口です。

従って、いまはその入り口が狭いので読解や語彙不足等の二次的な問題が起きているのが今のむすこの状況です。

学校では事情のわかっている先生に聞けば教えてもらえます。

じゃあ、日常生活ではどうでしょう?

ともだちと一緒に出掛けるとか、ごはんを食べに行くとか、現在も一緒に行っていますが、わからないことはともだちにさりげなく聞いているようなことは想像つきます。

でもこの先、何となく勘の良い子は「なんで、こんな簡単な事聞いて来るんだろう?」と感じている事でしょう。

それが、年齢が上がっていくにつれて「なんで?こいつバカじゃん!」と残酷な噂が広がることも考えてしまいます。

そうなる前に、むすこには「障害」と言うことばを払拭してみんなにカムアウトしても良いんじゃなかな?と思っているのです。

その時に「学習障害」と言うことばはぼくら家族は使う事を止めて、「LD」や「ディスレクシア」と言うことばを使い教えていこうと思うのです。

字が読みづらいことも武器にして

むすこはある一人のおともだち以外には「学習障害」のことは告白していません。

ともだちにディスレクシアのことを告白したむすこ。
自分から信用できるともだちに障害のことを話したそうです。

焦って、むすこを促してはいけませんが、むすこには「ディスレクシア」であることを武器にして人付き合いをして欲しいと思うのです。

幸いな事に、人使いがうまいむすこです。ゲームをやってても、「みんなどうする?じゃああそこ行こう!あれやってこれやって」とかやたら仕切っています。

不得意な事があるので、何か分業をしていかざる得ないことが身に付いているように感じます。

結構、ワンマン社長タイプです。

これを学校生活でも活かして、わからない漢字の読みや算数の公式ややり方をともだちに読んでもらって頭に入れていく。

そんな処世術を身に付けて欲しいものです。

たまに「ともだちのところで宿題してくる」と言う事があります。

ワイワイやりながら、ともだちに教えてもらうと頭に入りやすく、忘れないようです。

それをもう一歩踏み込んで、わからない自分をさらけ出して、ともだちにわからないところをどんどん教えてもらい、ともだちもそのつもりで教えてくれるようにしていくと、あの子のことですのできっと良い効果を生むような気がします。

この事は、中学校の校長先生にも言われました。

中学校に入ると悲しいぐらい文字ばかりの教科書しかありません。今渡されてもむすこは絶望することでしょう。

でも、簡単なことであればみんなが教えてくれるようなことであればきっと強いと思います。

今、自分が特別支援教室の子に不得意な事を手伝ってあげているのと同じですね。

小5ディスレクシアむすこが進学予定の中学校で校長と面談してきました。
むすこのともだちの多さを考えて、周りの理解者を増やしていくのが今後スムーズに行くのではないかとアドバイスをいただきました。
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まずは「ディスレクシア」と言うことばで表現しようか

ディスレクシアだから大丈夫!: 視点を変えると見えてくる特異性と才能

むすこがみんなにカムアウトすることを促すようなことはしません。

まずは、「学習障害」と言うことばの表現を家庭内では止めようと言う事にしました。

その第一弾として「ディスレクシア」と言うことばにしようとしました。

結構言いずらい。ぼくだって、このことばはすぐには覚えられませんでした。

そこで今読んでいる本の邦題が一番と思い見せました。

「ほら、〇〇くん(むすこのなまえ)は「学習障害」じゃなくて本当は「ディスレクシア」って言うんだよ。だからこれから「ディスレクシア」って言う名前で呼ぼう!おとうちゃんこの本を読んで勉強しているんだよ」

反応したのは傍にいたむすめです、

「ディスレクシアだからだいじょうぶ! ディスレクシアだからだいじょうぶ! 。。。」

なぜかむすめが、3回ぐらい唱えてました。

「〇〇くんみたいな子のことを、ディスレクシアって言うんだって、なんかかっこいい名前だね」

どこが、かっこいいんだかわかりません。出まかせで言ってしまいました。

その時、むすこは「なに?ディスレクシア?」と一回言っただけで、あっちの方向を見ていました。

まずは、学習障害と言うけど、実際は障害じゃねーよ。と分かってもらえるようにがんばってみたいと思います。

しかし、この本の原題も邦題もいいな。

よく「今年買ってよかったもの」とかYoutubeでやってる人いるけど、ぼくの中ではこの本が間違いなく「今年買ってよかったもの」にランクインだな。

The Dyslexic Advantage: Unlocking the Hidden Potential of the Dyslexic Brain(原題)

ディスレクシアだから大丈夫!: 視点を変えると見えてくる特異性と才能(邦題)

ディスレクシアだから大丈夫!: 視点を変えると見えてくる特異性と才能

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まとめ

空気を読み過ぎるところがあるので、「知られたら恥ずかしい」気持ちがすごく強くでてしまうむすこです。

いやいや、そんな事ないんだよ。

今いるあなたのおともだちは、ぼくがみたところいい子ばかりだよ。

みんなが知ってもらっている事で、みんな味方になってもらえるはず。

先生も味方だよと言ってるしね。

全然怖がることは無いのだよ。

みんなと仲良くすることはあなたの得意技じゃないか。

あなたができることはいつもやってあげてるじゃん。

だからみんな、あなたが困った時は絶対手伝ってくれる。

バカにされるようなことがあったら、そこはおとなの仕事だよ。

あなたの素晴らしい才能もあるんだから誇りを持って、もっと伸び伸びやって欲しい。

そうすれば、きっと読めなかった字も理解できるようになるよ。絶対。

そう言ってやりたいですが、う~ん。。。。。。焦ってはいけない。

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