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むすこの算数。すらら上では中々調子づいて来ましたが。
4年生教科書の最初に出てきたところに躓いてしまいまいした。
それは、「大きな数の漢数字」です。
「いち、じゅう、ひゃく、せん、まん、じゅうまん、ひゃくまん、、、、」ってやつです。
その読み方で、「せんちょう(千兆)」まで唱えることができましたが、漢数字になると、自滅します。
一人では処理できません。フォートナイトで言うと、包帯とポーションが必要です。
大きい数の漢数字
これだけは先に言っておきたいのですが。ぼくは漢数字については否定は全くしていません。漢字で書く数字は実務上ほとんどありませんが、逆に良いもんだと思っています。
最近では漢数字を書く機会がかなり減ってきています。30年ぐらい前の若かりし頃、「小切手」「手形」「領収書」「ご祝儀袋」その他諸々とあったものでして、しかも学校で習っていない旧漢字を使うのが慣習だったりしたので、お客さんの前で恥書かないように必死に覚えました。
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 |
壱 | 弐 | 参 | 四 | 伍 | 六 | 七 | 八 | 九 | 拾 |
100 | 1,000 | 10,000 | 円 | ||||||
壱百 佰 | 壱千 仟 | 萬 | 圓 |
もちろん、算用数字で書いても問題は無いとのことでしたが、オール手書きの頃に数字を改ざんされないように書くのよと教えられました。ただ、ぼくが就職したころは、ちょうど「チェックライター」(あのボコボコした数字を打つ機械)と言うものが一般化されつつあったし、金融機関の伝送技術もすぐに普及したので、新入社員の頃ぐらいに使った程度でした。
むすこが思う漢数字への感覚
むすこはこの休校中にだいぶ数字は得意だと思い進めてきましたが、今回は漢数字が出てくると突然「国語」になってしまって、頭の中が混乱しているようです。
大きな桁は4桁づつの算用数字で、「おく、せん、まん」と普通に読めるのですが、漢数字の字を見るだけでおかしくなってきます。そして、軽い過呼吸が始まります。
落ち着いて見ればなんとかなるのですが、心を落ち着かせるまで時間がかかります。
しかも、同じプリントに色々な角度から見た問題が出てくるので、気が休まらないようでした。
慣れるしかないかな?
前述の通りに、大人でも大きな数の漢数字に触れる機会が減ってきました。
これからは、特殊な場面や慣習でしか使用することが無くなってくるように感じます。
必要性が無くなってきてるって言うことでしょうか。残念ですが。
なので、むすこにはせっかく算数だけが得意科目と自分では思っているところで、ここで躓いてしまって、自信をなくしてしまうことも困りますので、「教養として好きであれば知っといて」程度にしておこうと思います。
必要な場面が出てきたら、ぼくや妻やむすめが助言すると言うスタンスにしておこうとします。
それでも、彼が「取り組みたい!」と言う事があった場合に以下のプリントを印刷しておこうと思います。
大きな数のプリント
内容は絞りました。
桁の漢数字と数直線だけです。感覚だけ掴めればと思い1表にしてあります。
まとめ
ぼくの実体験として大きい数の学習の仕方は、4桁ずつ間隔を少し開けたり、転校が多かったので他の小学校では縦線を入れたりと色々ありました。
ぼくは、縦線が「1」に見えたりしたので、間隔を空けて記述しました。
今は、カンマが必須です。
でも、むすこはそれ以前の問題ですね。
なんとかゲーム感覚でイメージが掴めればいいのになあと思っていますが、何かそんなものを探しているところであります。
今年の冬に発売される、「桃鉄」でも一緒にやるかなあ。地理も分かりそうだし。
追記
追記:2020年8月30日
桁の多い数字。数字だけの場合は自分で克服しました!!
間違うことは無くなりました。よかったよかった。
あの「いち、じゅう、ひゃく、せん、まん、、、、、」と言う呪文のようなパターンは覚えやすかったみたいです
あとは、漢字だな。これはおいおい。
追記:2020年11月5日
むすこが、昨日こんな適当な事を言ってきました。
「今まで地球は、3千回ぐらい回ったんだよ」
そこで、数字の感覚をつかんでもらおうと思って、
父:「じゃあ、1年は365日でしょ。1日に地球は365回転するわけだよね、10年では何回転する?」
むすこ:「3650回?」(自信なさそうに、でも正解)
父:「〇〇くん、何歳?10歳でしょ、それだけで3千回以上まわってるじゃん」
むすこ「あーーーーー、すげ」
父:「じゃあ、地球が出来てから46億年経ってるんだって、何回転してる?」
むすこ(しばらく考えて)「兆だ!兆!!百兆より多く回ってる!!」
何兆の国家予算なんて聞いても、ピンと来ません。
でも今回、自分で兆以上の計算ができた事がうれしくて興奮していました。
こういう規則的で未知なものには興味が沸くようです。
コメント
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ディスレクシアは、なかなか理解されず大変ですよね。
ディスレクシアの人は、音での記憶力が高い人が多く、ものすごく高い場合は昔なら語り部になるなど、貴重な人材となっていた可能性もあります。
ただ、ディスレクシアで、音での記憶力も平均並みや低めの子だと、結構大変だというのを実感しているところです。
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ディスレクシアですと、読み方が完璧になった後でも、桁が多い算用数字は読むのが苦手ですし、漢数字は区切りが分かりにくいのでそもそも苦手です。
さて、漢数字の数詞(億兆など)については、私の個人的な考えとしては、「算用数字との相互変換ができるようにするため」ではなく、「算用数字の読み方を示すため」だと思っています。
漢字で書けば、読み方は明らかです。よって漢数字は、長い算用数字が読めるようになるために、ルビをふっているようなものだと私はそう考えています。
そして、ある程度読めるようになったら、ここからが億、ここからが兆、その先は京垓と4桁ずつ対応しているという感覚を身につければ、この単元はそれでOKだと思います。
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この感覚を身につければ、例えば京の数詞を忘れてしまっても、千兆の次は万兆ではなく別の読み方になることが分かります。それが分かれば、人に聞くなり、ネットで調べるなりすれば、解決できると自分で判断できるはずです。
人に聞けばわかるかと思って聞いたけど分からなかったときは、恥ずかしい思いをすることもありますが、そこまで分かっていればそんな思いはしませんから、堂々と聞けます。
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よって、
①まずはルビとしての漢数字がなくても、算用数字が読めるようになること。この段階では、途中の桁に0がない数字を読めるようになることが目標です。
②次に、4桁ごとに数詞(億兆京垓𥝱穣溝澗正載極)が変わるという感覚を身につけること。これで、途中に0がある数字を読めるようになることと、言葉として聞いた算用数字を書くことが出来るようになることが目標です。
③そしてさらにという段階は、大きな算用数字の読み方が分からない子に、漢数字の読み方を利用して教えてあげられることではないかと思います。
算用数字と漢数字の相互変換を出来るかどうかは、また別の話だと思っています。
それに、①②ができるようになれば、だいたいは相互変換も問題なくできるようになるはずです。
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大人が教える際、算用数字と漢数字、どちらかの読み方が分かるという前提で教えていることがほとんどで、人によっては両方とも理解している前提で教えていたりします。
こういったことが、子供に混乱を与えていたりするのですが、ディスレクシアだとなおさらだったりします。
ほんとうに、対応が難しいですよね。
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あと、地方だと情報が少ないため、頼れる施設は存在していても、利用するところまでいけないということが多いですね。
特に、ディスレクシアという言葉を知らない場合は、市役所などに行ってもその存在を知らない人が大半ですから、その施設の情報を入手するところまでたどり着けなかったりします。
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とりとめもなく、長文失礼しました。