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中1むすこのLD特性はむずかしい。
小3の時に、読み書きが困難なディスレクシアとされましたが、書きは以前から改善しています。
課題として気になるのは「読み」、「見る」、「想起」、「詳細を理解する」
そもそも俯瞰(大雑把)してものを把握する癖がある事を端を発しているのは間違いない。
そのことが「森を見て木を見ない」「木を見て葉っぱをみない」ことにつながっています。
これがなかなか改善が難しい。
ST先生等からは「大丈夫、改善させましょう」と力強いお言葉をいただいてはおりますが、何せ脳機能の問題が大きいので、かめのあゆみのように改善が遅い。
親と言うのは、社会活動生活に慣れてしまっているので改善といっても即効性のあるものを期待しがちです。
それを彼の足かせにならないように、じっと我慢しながら彼の勉強以外の良いところがたくさんある特性が無くならないように見ておるのであります。
「困った事は何も無い」とむすこはそう言います。
確かにそうだ。彼の人柄、交流範囲の広さ、スポーツでの活躍を見ると、社会生活で他人との交流で必要な要素はほとんど習得していて、本人に困った事は全くないと言うのは本当のことでしょう。
あれだけ、ベソかきながらカタカナやローマ字の練習をしていたむすこから考えると今のむすこは見違えるようです。
中学生なんだからこれだけはやらないと言うのもありますが、それを親が言っても普通は反発します。
次のステージに行くために、どうアドオンしていくかそれがぼくのやらなければいけない事だと考えています。
ビジョントレーニング2回目
特支の先生も、むすこのLDは中々複雑だと感じてられているようで、色んなことを課題としてむすことやってもらっているようです。
とてもありがたいです。
この間は「ビジョントレーニング」。2回目ですね。
「見る力」を判断するために行ってもらっています。
ビジョントレーニングは「目の運動」、「視空間の認知」それと、見たもので手を動かす「目と手の協応」って言うもの。
「学習用」と「スポーツ用」とトレーニングの方法が目的別に分かれていますがもちろん「学習用」です。
しかしむすこ。こう言うの大得意なんです。
ゲーム性、パズル性、時間内に解答するバトル性、単純な問題なので、スポーツで鍛えた動体視力や形を記憶する能力、それと勘の鋭さで、高得点を出している検査結果をもらってきました。
先生も有資格の専門家なので、そこから裏の評価(メンタル、心理的なもの等々)を見つけていると思いますが、得点だけ見ると全く問題はありません。
でも、悪い癖で得点だけで喜んではいけません。
定期テストでもそうですが、得点だけでその子の能力を現時点で決めつけるのは良くないなと反省させられるものがありました。
中学生の定期テストで高得点でも応用が利かなく高校でついていけない教科もあるでしょうし、点数が低くてもちょっとした工夫で理解が進み将来その分野での専門家になることもあるでしょう。
それよりかは、現時点では非認知的なものを「自分自身」で育て、然るべき時がきたら能力を発揮する。
その方が能力を発揮した時の伸びというのは、めざましいものがあると期待するのであります。
社会人だと、焦って即効性のある結果を期待してしまうのが普通だと思います。
これに耐えて一歩一歩改善につなげなくてはいけないと言い聞かせてやっていきます。
今は、そんな時期なのかと感じる今日この頃です。
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