うちの小5むすこと小2むすめ。
ぼくから見ても正反対の性質であります。
その一つに「空気を読むこと」と「空気を読めないこと」。
「空気を読む子」=むすこ
「空気を読めない子」=むすめ
こんな感じです。
いやいや、むすめだって空気を察する時もあります。
でも、まだらなんですよね。
話を遮る子たち
でも、家での二人の共通していることは、妻とどんな真剣な話をしている時でも話を遮ってまで、話しかけてくることです。
これは、自分の話したいことを忘れないようにでしょうかね~ 特にむすこ。
話してくることなんかとりとめのないことが多いですが、その度に夫婦の話しはパッと強制終了して話を聞くことにしています。
さすがに5年生になってからむすこは、「あ、おとうちゃんごめん、今大丈夫?」とか聞いてくる時もあって、「お、変わってきたな」「学校で揉まれて、そんな空気の読み方もできるようになったか?」と成長を感じています。
そんな、遠慮することは無いですよね。
話は、一緒にいる時はいつでも聞いてやるぞ。くだらないことでも。
むすめは相変わらず、遠くの部屋にいても大きい声で「みてみて~、きてきて~、かわいい~」とはじまります。
それもまたいいか。
こどもの話を聞く事
妻と話をしていたのですが、自分たちがこどもの頃に父母が話しているところに「ね~、ね~」とおとなの話に割って話をすると、「人が話をしているんだから、黙っていなさい!」と叱られたことがあったなと。
また、お父さんやお母さんにこどもあった自分が話をしている話題に先回りして、結論を論じたりされたことは無いでしょうか?
他には、「くだらん話をしていないで、勉強しなさい」とか、、、、
こども発言を軽んじたり、ぞんざいに扱われたりした記憶がある方は多いと思います。
このような扱いって、すごく気になるのです。
実は、これらはぼくがこどもの頃から、親に扱われてきた事ともあてはまります。
発言力が高まらない、大人になるかも
このようなこどもの発言を軽んじるおとなの行為と言うのは、こどもが大人になってからの発言力に関わってくるように最近感じます。
例えば、「人前で話せない」「本当にこんな事言っていいのかな?」等そんな不安になることにつながっているように思います。
ぼくが通っていた高校は都内の私立男子高校です。歴史のある高校だったからかどうか知りませんが、過去には場所柄学生運動に巻き込まれた経緯もあって、学校の自治は生徒に任されていた部分もありました。
自然、生徒同士で部活等任されている範囲のことは議論をすることがしばしばありました。
その時に「こんな事言って大丈夫かな?」「まぁ、発言しなくても誰かが決めるでしょ」と言いたいことがあっても言わないぼくでした。今でも「あの時言っときゃな」と思い出すこともあります。
そんな発言力の無さに後悔のようなものがあって、このまま社会人になったら全部流されてしまう人間になるかもと不安感を感じ、大学生になったら人前で話すアルバイトを自分から望んで長い事やっていました。
マニュアルに沿って話すだけですが、それでも度胸を付ける為と割り切って学校の無い週末にはそんなアルバイトをやっていました。
そのおかげで人前で話す間合いや聴取者の顔を見ながら話すこともできるようになったので、社会人になって、会議で前に立って話せと言われれば話をしましたし、展示会や研修会等で今でいう「登壇」的なこともすることも任されることもありました。
それだけ経験を積んで来ても、自分(自社)の主張を人前で話すことにあまり自信が持てません。
いちお、研修会等は、尺があるのでその時間内に話せば良いので、自分で大まかなシナリオは作って話を卒なくこなせるように準備をしていますが、他人からは「よくあんなにしゃべれるね」と言われますが、全然自信も無いし、冷や汗だらけです。
これでも人前に立つことが辛くなくなった学生時代のアルバイトのおかげが半分あります。
発言・発表内容については、全然だめですね。。。。今でも。。。
こどもに話を遮られても話を聞いていきたい
話を「こどもの話を聞く事」に戻しますが、自分の主張や発言に自信が持てないと感じるのは、
多分ですが、おとなが「今話をしているから後にしなさい!」等、こどもが言いたいことに耳を傾けないどころか、こどもによっては自分を否定されてしまったように感じるようになってしまうからだと最近思うようになりました。
これは、実際に傍に自分のこどもがうるさくしていないとわからない感情かもしれません。
発言の順番を待つというのも「お行儀」として素晴らしいのかもしれません。
でも、こどもなんだからそんな事知ったことではないでしょう。
(授業中等、静かにしないといけない時間に騒ぐのはいただけませんが。。。)
うちのむすこのように学習障害で自信を無くしている子に、少しでも自分に自信を持ってもらうようにするには、妻と話をしているところに横からせっかく発言してくるむすこの事を尊重してあげる方が将来に向けて良い作用があるようなそんな気がするのです。
まとめ
こどもが話を遮って話をしてくる時の事について記述しました。
そんな訳で、うちではこどもの発言を第一におとなの会話を強制終了してでも聞いてあげるようにしています。
そんなむすこでも冒頭のように、たまに「あ、おとうちゃんごめん、今大丈夫?」とか言ってくれるようになりました。
学校では、特に国語ではディベート的な授業が取り入れられていることで発言について勉強していますし、普段のともだちとの会話でもそれぞれ折り合いをつけながら成長しています。
少しでもこどもの事を尊重しながら、話を聞いていこうと思います。
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