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そもそも、UD(ユニバーサルデザイン)フォントとは

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UD(ユニバーサルデザイン)を利用するのはいいけれど。そもそも、UDとは?UDフォントとは?と言うことになりました。

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UD(ユニバーサルデザイン)とは?

ユニバーサルデザイン(Universal Design/UD)とは、文化・言語・国籍や年齢・性別などの違い、障害の有無や能力差などを問わずに利用できることを目指した建築(設備)・製品・情報などの設計(デザイン)のことである。

「できるだけ多くの人が利用可能であるようなデザインにすること」

デザイン対象を障害者に限定していない点が「バリアフリー」とは異なる

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A6%E3%83%8B%E3%83%90%E3%83%BC%E3%82%B5%E3%83%AB%E3%83%87%E3%82%B6%E3%82%A4%E3%83%B3

ユニバーサルデザインの7原則

アメリカの建築家、教育者である、ロン・メイス氏らによって編集された原則です。

  1. 公平な利用
  2. 利用における柔軟性
  3. 単純で直感的な利用
  4. 認知できる情報
  5. 失敗に対する寛大さ
  6. 少ない身体的な努力
  7. 接近や利用のためのサイズと空間

出典:UD資料館

製品ばかりでなく、生活環境、情報、コミュニケーションを含む、広範囲にわたるさまざまな場面にはば広く取り入れるように訴えているそうです。

個人的には

私的には、ネットを調べて字面を並べてもあまりピンときません。
身近なところで、以下の写真のようなものが日本では目に付くところでしょうか

どなたでもご自由におつかいください
ユニバーサルデザインの「トイレの標識」
手すり付きの車椅子利用可能なゆるやかな坂
スロープ
ピクトグラム
インクルージョンさんによるイラストACからのイラスト

このようなイラストや物理的な施設が目立つようになってきてますね。これによってこどもでも私のようなド近眼でもトイレの場所がわかったり、それなりに恩恵はあるような気がします。

素晴らしいです。

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UD(ユニバーサルデザイン)フォントとは

ここからが本題です。

フォントメーカーのモリサワさんによると「UDフォント」は以下のコンセプトで開発されているそうです。

「文字のかたちがわかりやすいこと」
空間を広くとるとつぶれにくく、見やすくなります。かたちが手書きに近いと直感的に認識できます。はなれが明確になると、シルエットの似た文字を判別しやすくなります。
「読みまちがえにくいこと」
濁点・半濁点を大きくして、区別をつけやすくしています。光がまぶしかったり、かすれたりしても、しっかり読み取れます。
「文章が読みやすいこと」
漢字とかなの大きさに少しリズムをつけると文章が読みやすくなります。文字がぱらぱらとしない美しいバランスを保ち、読みやすさの中でそれぞれの文字がしっかり見えてきます。

ほぼ全て、モリサワさんの資料を転載させていただきました。申し訳ございません。

色々見てみましたが、UDフォントについては私には「なるほど」と思える事がこの頒布カタログに記載がありました。

今回は、ディスレクシアの方にも見やすいものをと思ってフォントを探しているのですが、私はその対象者ではなく、むすこに意見を問うしかありません。まだ小学生なので彼から適格な意見を汲み取るのは少し難しい事も事実です。

個人的には、老眼でもかなり見やすいなと思えております。

ディスレクシアでも少しでも読みやすいフォントはどれ?と頭を悩ませているところです。

UD書体 | モリサワのフォント
モリサワのフォント UD書体「ユニバーサルデザインと文字」「どのような文字か」「モリサワUD書体について」「UD書体 収録製品」
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ディスレクシア(読み書き障害)対策

むすこの国語テスト解答

これは、つい最近(12月頃)の小3むすこの国語テスト解答です。
1、2年生の頃までは、この程度のテストをみると「もう少し漢字練習しなさい!」と言っていたのですが、さすがに3年生では何かあるのでは?と思ったのがディスレクシア疑いの始まりです。

よくみると、惜しいです。もう少しで合いそうです。
でも、間違いは間違い、正確に覚えることができないと言うか、そもそも正確に文字を判別出来ていないのが原因かと思われます。言われたこと、聴いたことを覚えるのは得意な方です。残念ながら、音声と表記する文字を一致させるのが難しいのも特徴だそうです。

しかし覚えられないなりに「なんとなく、こうだったろうなー」と一生懸命考えテストに取り組んでいるむすこを思うと、目頭が熱くなる思いでいっぱいになります。

現在使用している小学3年生国語教科書の「コンピュータのローマ字入力」頁

上記の画像は、現在小3むすこが使用している国語教科書の一部です。
フォントは筆書き風の一般的な教科書体だと思いますがきれいに記載されています。
しかし、このような書体には字の線に強弱があるので見ずらいそうです。
(このページは、私にもちょっと読みづらいような。。。。)
かと言って、普通のゴシック体ですと教育用には準じていないものが多くそもそも推奨できません。

しかも、他教科の教科書、テスト、先生独自のプリント問題等々、学校には紙に書いた文字がたくさんあります。それらをよくよく見ていくとそれぞれフォントが違ったりしています。
普通の人には何も気にはなりませんが、ディスレクシアの人はこのあたりから混乱が出ているのではないではないのかと気になっています。

ユニバーサルデザインを対応させたフォント

出典:モリサワ 「UD書体」頒布用カタログ

またまた、モリサワさんです。
Windows10に標準で付いてくる「UDデジタル教科書体」です。
昨日のブログにも書きましたが、私はこのフォントが気に入って各方面に提出する書類もwordでこのフォントを使用するようになりました。

  • 学習指導要領に準拠
  • 文字における太さの強弱を抑えている

    ※欧文文字(アルファベット)について

  • 手の動きを重視
  • 鏡文字を間違えないように、左右対称をの形を避ける
  • 少ない画数で書ける

今のところ、これが一番理想的で、見やすいのかなと考えられるフォントのひとつです。

UDデジタル教科書体
「UDデジタル教科書体」は、デジタル教科書をはじめとしたICT教育の現場に効果的なユニバーサルデザイン書体です。
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まとめ

教育現場、特に学習の場では、UD対応の教科書体を全ての教材に採用してもらいたいです。

無理であれば、タブレットでもなんでも構わないと思います。

何か良い方法はないものかまた探ってみます。

 

追記:4年生になって

追記:2020年7月23日

今年度になって、ほとんどの教材がUDフォントを使用されるようになってきました。

  • 教科書
  • 副教材
  • ミチムラ式漢字カード

違うのは「すらら」のブラウザ上の文字ぐらいですね。「すらら」の字は確かに見づらい。厳しい事を言いますが、フォントを全部UDフォントに設定を変えた方が良いと思います。

ほかには、学校からもらってくるプリント類も、うちがディスレクシアの事を話してから変わってきました。あ、あと子供が見ないので良いのですが、PTA関連のプリントは全然だめです。気付かないのでしょう。

教材類がUDフォントを採用してくれて良い効果がでているような気がします。

むすこの字が少しづつ整ってきました。

4年生になってからの漢字再テスト(居残りテスト)。

UDフォントになったからと言っても、劇的に字が読めるようになったり、書けるようになるわけではありませんが、細かいところまで見えてきてるように感じます。

科学的には解明できないかと思いますが、見えなかったものが確実に見えてきてるのかもしれません。それとも先生の教え方がいいか。

追記:2020年10月17日

むすこ自身も、デザイン的なフォントを見て、自分が思っていたものと違う字の形(「はね」とか「とめ」等々)を見ると、「あー、こんな風に書かないよ」と指摘されてしまいます。

それに続いて、小1のむすめまで言っていることもあります(習っていない漢字でも)。学校で教わるものとフォントはなるべくなら合わせて欲しいものだなと思うのです。

デザイン的に仕上げているものは別とぼくは思いますが、そう言うもの程、突っ込みを入れている兄妹です。

むすめは、習うものと商業的なものを分けて見ていますが、むすこは混乱しているのがよくわかります。

できる限り、芸術的にデザインされているものでも、わかりやすい字の形をしているとありがたいと思う今日この頃です。

追記:2020年11月24日

漢字の書き取りはおかげさまで進化してきたのですが、最近気になるのが「+」「×」の区別がつきにくいといったり、今図形(「正方形、長方形、ひし形、平行四辺形、台形」)の区別で苦労しています。

その原因が、

習いたてなので、ただ単に未だ頭で整理が出来ていないのか?
本当に長方形と平行四辺形が歪んで見えて区別できないのか?

本当に区別がつかないのであれば、最悪、今とは違う対策を立てる必要があるかもしれません。

すこし様子を見てみようと思います。

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