|
本日もむすめの話からです。
先日むすめのピアノの発表会がありました。
昨年に続いて2回目の体験です。
一時はどうなることやらと思ったぐらいの練習不足。
2日前まで、先生が選んでくれた発表会用の2曲も必ずどこかで突っかかる状態。
まあ、練習しないんだから、逆に一回大失敗して出直せばいいんじゃない?
と親の方も諦めていました。
ところがところが、いざ本番になると、、、、
適度な緊張感を持って無難にこなしてしまうのでした。。。。
むすめのピアノ発表会でした。意外にも卒なくこなす。
まともに練習しないから、見てるこっちが疲れました。
本人。「緊張したけど楽しかった。」
そうか、よかったな。 pic.twitter.com/WlPBdZu80v— sorairo555 (@sorairo5551) August 6, 2020
発表会が終わった後の様子
プログラム1番手で弾き終わったむすめ。
舞台下に戻った時に「きんちょうしたー」と言ってましたが、家では間違えないところですこしだけミスりましたがいつも間違えるところも無難に弾きこなしていました。
聞く方が聞くと、散々な感じなのでしょうが、素人のぼくが聞いても全然OKで出来なかったところが出来て、親子で大満足。
隣には、練習たくさんしてきたけど、緊張してたくさん間違えてしまって、大声で泣いている子もいる中、満足そうなむすめ。
本番に強いと言うか、ぼくとしては練習不足にも関わらずによくあそこまでできるなあと感心してしまいました。ひょっとすると緊張を味方につけるのがうまいのかもしれません。
上がらなくなるコツはあるのか?
実は、ぼくも今は地味に暮らしていますが、大学生の頃に(定型のセリフですが)人前で話す仕事をしていたり、会社の命令で四半期に1回ぐらい大きな会議室やホールで人前に話をする機会がありました。
そんな仕事の時は他人から「Yoshidaさんよく人前で緊張しないで喋れるねー」とか言われたものです。
が、やっぱりいくら準備をしても緊張するし、おなかは密かに痛くなるし、ひな壇の真ん中に立ってライトを浴びると足が震えていました。それで、「あがらないコツってあるのー?」なんて質問されるのですが、難しい質問に答えようがありません。
自分の檀上に立った時のあがらないと言うか「気持ちの落ち着け方」を以下の方法でやっていました。
なるべくお客さんの顔を見て話す
特定の人をじろじろみたりするのではなく、真ん中から右左と外側へ順番に顔をなめるように見るようにしました。
笑っている方、真剣な方、メモを取ってる方それぞれですが、きちんと聞いてくれてるのをみると妙に安心できて、気持ちが落ち着きました。
閉会後に、名刺を交換させていただく際に、「あ、あのあたりに座ってた方だったな」と覚えていると、妙な親近感があったりして会話が弾んだりすることもありました。
ゆっくりしゃべる
最初の頃は、人前ですので緊張からどうしても暴走して気持ちが高ぶりすぎることもありました。その時に「ゆっくりしゃべれ」と先輩から言われたものです。自分でもゆっくりしゃべっていても、聞いている方は、早口に聞こえているらしいので、相当ゆっくりしゃべるように心がけていました。
ゆっくりしゃべると聞いてる方も聞きやすいのはもちろん、自分も舞い上がったりすることが無くなるので、大事なことだと思って実践していました。
むすこにもゆっくりしゃべるようにアドバイスしてます
うちのディスレクシアむすこも、早口でしゃべることが多いです。
その事が、しゃべりがうまくいかない要因になってるかもしれません。
早口の原因として、ぼくの見当では、
- 言いたい事を途中で忘れちゃうから
- 早く伝えたい(焦りから)
そんなことが透けて見えています。ゆっくりお話しすることにより言いたいことを忘れてしまうことがあるかもしれませんが、そうすることによって、聞く人も聞きやすいですし、頭の中で整理しながらしゃべることができるので、ワーキングメモリの訓練等にもなりますし、将来的には良い方向に進むのかなと思って、そうアドバイスしています。
自分のことばで話す。ツールも自分のものを使う。
檀上だからと言って、スタイルは変えないようにしてます。
過度にスタイルを変えたりすることはあまりしませんでした。いつも通りのスタイルです。
妙な敬語を使ったりすると、慇懃無礼になってしまい破綻してしまいます。
PCなどのツールも自分のものを使うのは必須です。主催の部が用意してくれるPCを使うとなんだか不安です。不安は最初から取り除いておきます。プロジェクターとかマイクは持ってないので仕方ないので借用します。
古い話で恐縮ですが、こんな感じで人前に出ていました。
「いまやれ!」と言われて50人以上いる会場に出ていくことは無理です。遠慮させていただきます。
今思い返すと、その時はその時なりに自分で「落ち着いて」話が出来る方法を考えていたのだなあと思いました。人それぞれ違うと思います。自分なりの方法を創っていくのが大事かと思います。
まとめ
むすめのピアノの発表会から色んな事を思い出してしまいました。
むすめも、持ち前の度胸はもちろん、ひょっとしたらそれ以外に人前に出た場合にこうしようと言うものを考えて舞台に上がったのかもしれません。
そんな事ばっかり考えて、練習に身が入らなかったといったら本末転倒なのですね。
将来、あの時はどうだったの?と聞ける時が来たら聞いてみようと思います。
コメント