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先日、中学校の担任と学年主任先生とお話をしたと記述しました。
そこでざっくりした一番の印象を記述すると「先生方は何でこんな優しいんだ?」と言う事でした。
ぼくら夫婦がむすこにどのように接しているか?家庭学習を見ているか?困り事はこんな感じと他のご家庭に比べるとかなり負担があって辛い話をしました。
それでも、お互いに前向きに尊重しあって対応できるようにと終始和やかな雰囲気を、時には冗談も交えて話をするようにはしました。
それ以上に、先生方は鼻っからうちのむすこに対して、むすことうちの話をきちんと聞こうとする意識を感じられて、安心感があった面談でありました。
学習障害で相談に来る他のご家庭は無いそうで、これまで知識もあまり無かったそうで、むすこが入学するにあたって、学習障害の当人、それの家庭の方への対応方法、そして学習障害の知識をかなり勉強して来ているなと感じました。
この事は、2年前(むすこがまだ5年生)に学校長に面談に行ったこと、そして特支教室でお世話になることに1年以上前から準備していたことがきちんと伝わっていたと言う事もあると思います。
そこで、「学習障害を気にしている子が入学してくる!」と聞いた時は先生方も焦ったかもしれませんが、それでも落ち着いてうちのむすこを受け入れてあげよう気持ちになっていただいてとても安心感を持ちました。
共生するために
ちょうど2年遅れぐらいで学力がついて行ってるむすこです。
学習している情報を見聞きしてもそれを頭の中で整理・定着され、書面上(テスト等)にアウトプット出来るようになるのにある程度の時間がかかるからです。
それを本人も自覚しているようで、習ったと思う事を自分なりのやり方(唱えたり、歌ったり等)でがんばっていますが、おとなが作った学校のペースには付いて行くことができません。
本人もとても悲しい事だと思います。
正直言って、ぼくらも彼の学年相応の学力を発揮することは今後も期待していません。
それよりも、二次障害を避け、中学生生活を彼なりに有意義に気持ちよく過ごせるようにしてもらうにはどうしたら良いか?
そんな事を先生方と一緒に考えてもらいました。それはすごく助かりました。
ぼくら夫婦も考えが一致した事と、その優しさに安心しました。
無責任に正論ばかりを押し付けるような他人もいるのですが、そうではありませんでした。
ぼくは「言う事聞かなければ、引っ叩け!」と親から言われながら育ちました。
親の「言う事」を聞かなかった記憶も無いし、「出来ない約束」をした覚えはありません。
でも、「言う事を聞かない」=「自分の考えや理想」と勝手に思い込んで、理不尽にもそう言うのが昭和の親です。
ですので、親や年配の人と言うのはそう言う考えに凝り固まったそんな存在と思っていました。
おそらくそう言う考えだと、自分の現代の価値観を直して行ったり、共生をすることは鼻っから考えることができないと思います。
お互いに尊重し認め合うのが大事でしょう。
正論ばかりでは、歩み寄りや思いやりも話し合う事は難しいでしょう。
SDGsで一番大事なところはそこだと思います。
たまたまですが、むすこの担当の先生方はそんなことはありませんでした。
ぼくより全然お若い先生方ですし、他人の気持ちをすんなり考えられる方なのでしょう。
小学校の時もそうでしたが、むすこは先生に恵まれています。
誰とでも仲良くできる本人の、資質も大きいところかもしれません。
サッカーや運動第一に、今後の進路の提案も「できますよ!」と言ってくれたことに、ぼくはとても安心感を持ちました。
次は、SC先生との面談じゃ!
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