|
勉強の仕方は人それぞれだと思っています。
ぼくが、中学生の最初の頃に聞いた数学のやり方の手順は以下のようなもの。
- 教科書を理解する。
- 基本的な概念をマスターする。
- 例題をやる。
- 問題集をやる。
- わからないところは、先生やともだちに聞いて解決する。
これを継続的に回すと言う方法です。
それで、教材をポンと渡して「おい、これ復習にやっとけ、先に進んで予習してもいいんだぞ。」と言うだけ。
テキトーに流していましたが、基本はこんな感じでしょう。
教材を渡しておけば、教科書を復習するだろうし、学力は付くだろうとでも、そう昔は思っていたのかと思います。
クラス全員に同じようにそう言ったって、理解や覚えるもののレベルが違うし、そもそも小学生の頃と様変わりした学習を勉強のやり方が分からなくて困っている子は多いでしょう。
中学生の頃はあんまり勉強しなかったので、よく覚えていませんがそんな感じでした。
それができるなら苦労・心配はしないよ。
今でも上記の1~5ができれば、今のところそんなに難しい問題がある訳では無いので、問題無く上位に名前を連ねることができるでしょう。
それが出来ないから、見た事も無いテストの点数なのです。
むすこの勉強する姿を見ていて思うのですが、上記1の「教科書を理解する」の前に必要な事があります。
付け加えるものとしては以下のものです。
- 自分が希望する。進学(受験、受験後)するためのイメージ。
- 勉強方法のイメージ。
- 具体的な勉強方法。
- 問題を見慣れる。
- 問題の解像度を上げる。
ざっくりとこんなことを前提としてはじめて、教科書等基本的な事に取り組んでいく。
自分がやらなければいけないイメージを大きく大きく理解して、それと出来ない自分をあてはめ、そのギャップをどんな手法や方法で解決していくのか?
大きいところから小さいところへ落とし込んでいくやり方が一番なんだと感じます。
ぼくはその気持ちは分かりませんが、俯瞰して物事を見たり感じたりする人はとかく、全体を先に見ないと細かいところを見ない傾向があるようです。
妻が言っていたのですが、全体が見えないと、気持ち悪いし、その意味を解決しないとだめだ、と言う気持ちになるそうです。
B型の妻はそれだけに雑学・博識です。細かい事も良く知っていて、学者向きなんだろうなと常々思ってしまいます。
ぼくはどちらかと言うと、効率を求めて行く方なので、ゴールは決めますが、積み上げ型やマイルストーンを決めるやり方なので、全然理解出来ません。すみません。
自発的なものを促し、利用する。
むすこが小学生低学年の頃に、漢字が書けなかった時に「部品で覚えて行こう!」と始めた時に急に書字の問題が改善して行ったのは、漢字を大雑把に俯瞰していたのが、細かいところが急に頭に入って来たのです。
それが、漢字ばかりでなく他の教科にも言えると考えています。
漢字の時は、ミチムラ式漢字カードと言う道具がありましたので改善は早かったのですが、今回はそうは行かないでしょう。
「こうやれ!」とスパルタ的に無理矢理やらせても、もう小学生ではありません。
自我感情が発達しつつあり第二次反抗期を抱えている中学生男子です。
スパルタでやっても碌な大人にしかならない事ぐらいはわかります。
その為に、自分の理想や将来の姿をきちんと「自発的に」持つと言う事はとても大事なことだと考えています。
それがわかれば、それを実現させるための「具体的」な方法を習得するパターンを淡々と教えていくだけです。
決してあきらめさせてはいけない。
挫折しても、自分で考えて立ち直るあるべき姿を持ち、行き場を見失わないようにすることがこの夏休みの親の課題だと思っています。
パンクしないように簡単なものでも少しでも毎日継続的にやることが大事。
コメント