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脳梗塞(ラクナ梗塞)からの1年間の回復ブログ

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昨日、5月30日はぼくが脳梗塞(ラクナ梗塞)発症入院からちょうど1年でした。

現在、普通に暮らしている分には特に問題も無く、入院日を忘れてしまうぐらいになりました。

ただし、多少疲れやすくなっていたり、体調によっては右半身のダルさ、それと以前より考えた事の発語が遅れ等、細かい事での違和感はあります。

他人は「全然問題ないじゃーん」と言ってくれるのですが、自分としては納得いかないことが多くあって、以前のように健常にいけないもんだなと考えてしまうのであります。

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発症と入院

入院当時の事を振り返ってみると、早朝、起床後の「ふらつき」からはじまりました。

単にふらついただけですので、何が起こったのかわかりません、ただ継続して自然に右側に頭と体が傾きます。

頭痛も無く、どこか怪我をしていると言う訳でもなくです。

そこで、「なんかふらつくんだよね」妻に言うと

「え!!」とネットで調べてもらいました。朝6時頃です。

「なんて書いてある?」

「ひょっとして、脳梗塞じゃない?」

「えー!まじまじ!!」

そして、朝9時にかかりつけ医に1番で飛び込みました。

ぼくの姿を見てお医者殿が、すぐに何か書き始めました(紹介状です)。

「すぐ、行って。」

「え??どこにですか?」

「あ~、〇〇病院。検査してきて。」

まったく、医者も主語も目的語も忘れるぐらいに焦っていたみたいです。

かかりつけ医を出ると、「自転車で行く?」とぼくが言うと妻が、

「冗談じゃない!」と怒られました。

当時はそれぐらいのふらつき感でしたので、9時の時点では本人には切迫したものがありませんでした。

そして、タクシーを呼んでタクシーで病院に行きました。

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処置、検査、そして入院

病院に着くとすぐに診察、処置をしてくれました。

担当の医師は一目で「脳梗塞だね」と言いました。

危ないからと言って、すぐに初めての車椅子に座らされ、CTの順番待ちの間に血液検査、注射、点滴がはじまりました。

点滴も初めてです。脱水症状を防ぐものと、血小板を溶かす薬を医師が見立ててくれて入れてくれました。

そして、初CTスキャン!なにもかもが初体験です。

「あれ?脳梗塞の痕跡出ませんね。じゃあ、MRIもやっちゃいましょう!あ、今日は入院してくださいね。」

初MRIだし、入院も初。そして、MRIを待っている間に右足が上がらなくなってきました。

そして、徐々に呂律も回らなくなってきました。

「なに??これ??」

そして、MRを「ピ~ヒャラ、ビ~ヒャラ、ガー」とやってもらいました。

あれ、すごい音ですね、ウルトラマンの効果音のようでした。

それでも「え?脳梗塞の痕跡無いねー でも間違いなく脳梗塞なんだけどねー」

「じゃあ、午後に心臓から血栓が行っちゃう梗塞もあるから、造影剤打って心臓からのCTをもう一回やりましょう!」

すでにお昼。どうでもいいけど、お腹空いたよー

そして午後の造影剤を打ったCTでも脳梗塞の痕跡は出ませんでした。

医師がおっしゃるには、発症から検査まで早すぎる対応でCTやMRに写らないことがたまにあるそうです。

それは、病気を早期に特定できないというのはあるのですが、逆に早すぎて悪いことは無いのでラッキーと思いましょうと言うことでした。

うんうん、確かに早い判断でラッキーだったね。

その晩は、初入院してベッドに横になっていると、どんどん右半身に力が入らなくなります。

ベッドの手すりをにぎるのもやっとで、立ち上がるのも渾身の力を振り絞ってやっと座ることが出来ます。

口も曲がっています。。。。。何なの?これ。

スマホも利き手の右手では持つのがやっとです。

それでも、力を振り絞って打ったTwitterはこちらです。

入院して初めて打ったTwitterです。

翌日朝イチにMR室に看護師さんに連行されてようやく、脳幹と言うところに脳梗塞の痕跡が写っていました。

医師が初日に「脳幹!脳幹!」と言っていたのであたりです。さすがです。

これで、症状が特定されて、本格的な治療とリハビリがいきなり始まりました。

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治療とリハビリと退院

治療と言う治療は点滴のみですので、病院では主に経過観察と急性期のリハビリテーションプログラムが始まりました。

理学療法士、作業療法士、言語療法士の指導の下、筋力と認知機能の回復を目指します。

「入院は早ければ、5日ぐらいで退院できますよ。」と主事医はおっしゃいます。

「よし!じゃあ、5日で出てやる!」と決めてリハビリに励みました。

最初はうまくいきません。しかもコロナ渦。外での歩行や体操等のリハビリはできません。

仕方無いので、病院の廊下でウロウロしたり、ストレッチの自主トレ方法を習って常に動くようにしました。

そして1週間程経ってからセラピーの方々には「まだ退院は早いですよ~」と言われました。

そして、回復期リハビリ病院への入院を勧められました。

でも、「いいや、絶対行かない。」とがんばりました。

そして、医師の方も「すごい回復力ですね。それだけできれば、大丈夫大丈夫。後は私が外来で経過見ますよ。」と言われ10日で退院してきました。

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退院後は自主リハビリと血圧を下げるために食生活改善の毎日。

退院した後は、生活習慣を変えることから始めました。

運動は日頃からしていたので、主に食生活です。

特に今回の脳梗塞の原因の一つである「血圧」を下げるために、塩分を控えることにしました。

塩分は1日6グラムまで、加工していない果物や野菜をたくさん食べることを心がけています。

当時(2022年5月平均)の血圧と現在(2023年5月平均)の血圧の比較です。

2022年5月(昨年) 1か月の平均血圧です。
2023年5月(今月) 1か月の平均血圧です。

どちらも、降圧剤は飲んでいます。

昨年の数値は薬を飲んでいても平均でこれです。栄養に無頓着にしているとこうなってしまうのです。

今では、塩分はこれでもかというぐらい控えています。サラダには全くドレッシングはかけませんし、味の濃ゆいものはやめました。

降圧剤を飲んで下げようとしても、塩分を控えないと数値には表れないのです。

ひょっとしたら、味の濃ゆいものをやめれば降圧剤は要らないかもしれません。

ナトリウムの血圧に対する破壊力と言うのはすごいものと思い知らされました。

今では、味付けが濃いものは、自然に避けるようになりました。

もう体が受け付けていないようです。

まとめ

脳梗塞の入院から1年。

リハビリテーションや生活習慣の改善が徐々に効果を現し、日常生活も問題ないところまでやってきました。

医師からも完全とは言われていませんが、「順調ですね」と言われ、関わってくださっているみなさんと、家族に感謝と喜びでいっぱいです。

あとは、怖いのは再発。

こどもが独立して、見届けれられるように、注意してがんばっていきたいです。

最近気に行ってる食べ物はこれ。西友でも売ってました。

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