マンガの受け売りのセリフで申し訳ございません。
今読んでいる「ブルーピリオド」と言うマンガとアニメに出て来たセリフです。
ぼくは結構、本やマンガのセリフで自分自身のことを振り返ってしまうことが多くあります。
こどもは純粋に自分の「好きな事」を突き詰めて努力します。
おとなは「そんなくだらない事をしてないで、やること(勉強)やりなさい。」と言う。
つまり、こどもが「好きな事」を極めていることは「将来に役に立たない」ことと断定する。
「好きな事」、「こどもが考えていること」=将来ごはんを食べて行けるものではないからだと言う事なのだろう。
こどもはそれを純粋に受け止め、「好きな事」をやっていても「将来に役に立たない」とやっていても仕方ないものと諦めてしまうのでしょう。
そして、そんな事=「好きな事」を突き詰めるのを諦め、親の言う事を聞いていた方が家庭内も円滑にいくし、必要なものも買ってくれるし楽だから親の路線を歩むのであります。
ほとんど押し付けです。
ぼくの幼少~学生時代はサラリーマン天国。
上場企業か公務員 の常勤正職員にさえなれば定年まで身分は保証されると信じて疑わなかった時代。
その上、ぼくの親世代はこどもの頃戦争を見ています。それだけに「安定を目指せ」「堅実に生きろ」、そのためには「勉強をしろ」「周囲に同調しろ」と言う考えが濃くあります。
こどもにそう言うのも当然でしょう。こどもは純粋であり、従順ですのでそう信じて疑いません。
こどもの頃に夢中になって向き合って「好きな事」を突き詰めて考える事があったはずです。
でも、もう忘れてしまいました。
「将来役に立たない」と言われた瞬間に手放して、せっかく「好きな事」があったのに忘れ去るようにしたのです。親を裏切ることになるとまで思っていたので。。。。
こどもながらそうでもしないとやりきれなかったのでしょう。
ぼくの諦めの良さと言うのはここにあると思っています。
要するにここ一番に「頑張れない子」です。
「好きな事」を手放してしまったのは、親のせいか?自分のせいか?
それすらもわからなくなっています。
むすこが「ディスレクシア」じゃなかったら
ふと、そんな事を考えることもあります。
いわゆる定型で普通に本を読め、字が書ける子だったら、自分が教えられてきた価値観をむすこに押し付け「将来の為に勉強しなさい」なんてもっともな事を言っていたかもしれません。
親にされたことは、こどもはそうするものです。
ぼくは、嫌なことばかり思い出すので、その考えを断ち切る事にしようと思っていました。
それでも、むすこが1、2、3年生の頃は「ディスレクシア」と分からず「なんでこんな簡単な問題が分からないの?」と言ってしまったことが何度かあります。
分からないのではなく、読みずらくて、読めなくて、頭が悲鳴をあげていたことに気付いてあげられませんでした。
最後のとどめは「百マス計算」でした。。。。だめ、絶対、うちの子はできない。。。
これで、「絶対何かある」と気付きました。ほんと3年近くの間申し訳ない事しました。
そこで、将来困らないようにする学習の手伝いをして、他は好きな事をやらせるよう考えを変える事にしました。
サッカー、ゲーム、PC、何でも良いです。
これからはむすこが好きな事、第一に学習は生きる手段として教えると言う事にしたのです。
そして、遠慮が無くなったむすこは、夢中になって好きな事をすることに拍車がかかりました。
ICT機器の使い方も変わってきました、Youtubeやtiktokの動画を見てサッカーの技を何度も何度も練習したり、筋トレしたり。ゲームもそうです。うまい人の動画を参考にし戦術を考えてがんばっています。
他人のものを真似して訓練をしていくことは、学校での学習でも役立っているようです。
文章の書き方、本の読み方、要点の掴み方等々、他人や先生に聞いて正解に近づけていく努力を重ねてきているように見えてきています。
模範解答レベルまではいきませんが、最強の難敵であった国語のテストでも、まだまだトンチンカンな事を記述もありますが、全部埋められるようにがんばるようになりました。
×が多くても努力のあとが見られるようになり、自らがんばるむすこが頼もしく思えるようになってきました。
このマンガでもうひとつセリフの紹介です。
「好きなことをする努力家は最強なんですよ」
むすこには、何でも良いので最強のものを持てればいいな願うのであります。
まとめ
「ブルーピリオド」と言う芸大(美術系)を目指す主人公のマンガから感じたことを記述しました。
実は、まだ序盤だけしか読んでいませんので、これからどういう話が出て来るか楽しみになりました。ひょっとすると、ネタがネタだけに、むすこだけでなく、凸凹むすめにも通じるものが出てくるかもしれません。
今後が楽しみです。
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