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ともだちとむすこを連れて、来年度入団したいサッカークラブチームの体験会に行ってきました。
セレクションは無いので気楽ですが、やはり他に体験に来た子も部活以外でやるとなると経験者ばかりで、みんなサッカー的には同じようなレベルの子が揃いました。
一緒に練習してくれたのは、今の中学一年生。
最初はウォームアップです、ボールを使った視野を広げつつ、同一視点を持てるようにする練習。簡単に言うとボールを使った鬼ごっこです。
そんなものから始まりました。
全体を見てしまうむすこ
これまで、全体を見るのが得意と言うか、全体しか見れないむすこ。
ディスレクシアの特性がここでも出ます。
「森を見て、木を見ない。木を見て、葉っぱをみない。」そんな特性です。
長文だと文章全体がぼやけてしまって読みずらくなるのがこの特性でもあります。
このようなチームプレイのスポーツですと、全体を見ることが必要な場面が必要となります。
しかしながら、接近戦となると全体的な視野だけでは済まないのがマイナス面です。
そこは練習を重ねた個人技や、野生の勘で何とかしようとしていますが、適当にボールを処理してしまうことも多くあります。
彼はMFです。中盤後方から攻めていくのが得意です。
例をあげると、
全体を見つつ勘も働くので、ロングのスルーパスを出してアシストすることが大好きで得意です。それは今のコーチも認めています。
ただし、ワンツーパスとなると、気心知れたいつものメンバーで声かけあってでないとやれなくてむずかしい面もあります。
細かい陣営が見えてないので、気心しれた子の動きの癖や、声だけが頼りで、感覚でパスを出しています。
右脳と左脳
ぼくが、脳梗塞になって左側の脳をやられたことで感じることですが、それほど酷くは無いですが、感覚で働く右脳が活発になっているように感じます。
言語能力を司る左脳が少しやられていて、左脳が右脳の支配を抑えきれていないだけなのでしょう。
例えば、これまで食べ物をしっかり認知(頭の中で言語化)して食べていたものが、今は瞬間的に手を出して口に入れようとして、大きすぎてうまく口に運べなくて、こぼしてしまったりします。つまらないことばかりですが、「そんなこと前無かったのに」と言う事をまぁまぁやっています。
さっきは、包丁でカットしたスイカをの絶対一口で口に入れられない一片を、口にいれようとして落としてしまいました。おとななのに。。。。
そう考えると、むすこはそれが極端になったタイプです。
今のところ、完全に右脳人間です。直感的に、感性だけで生きています。
全体で物をみることによりイメージすることで自分を表現してこれまで生きてきました。
これからは、全体を見て感覚的に動く右脳を制御して、おとなになる癖を少しつけるべきだと考えています。
そのためには、論理的思考をこなすために言語認識が得意な左脳に働いてもらう事が必要になります。
右脳にやさしく声掛けする
先日のブログで考えている事を「言語化」すると言う事を記述しました。
「言語化」することによって、他人と共通認識をし意思疎通を図る事はとても大事なことです。
ぼく自身、脳の不安定さを今抱えていますが、それは自分の頭の中でも有効では無いかと考えています。
さっきのスイカのつまみ食いの例ではありませんが、「ちょっと待って!そのスイカ大きすぎて口に入らないんじゃない?」とひと言、言語が得意な左脳が右脳に声を掛けてくれれば、そのスイカの一片を落とさずに済んだかもしれません。
その事が、むすこにも言えるのではないかと思います。
「今、感覚でボール出そうとしてるけど、走るの早くない?」とか、
「すぐ、後ろに味方がいるんじゃない?」
そんな事を、頭の中でブツブツできればきっと、良いプレーが期待できるのでは無いでしょうか?
学習も同じです。
「漢字の読み方がたくさんあって難しい。。。」と言うのは小学生の段階です、
中学生になったらもう一歩踏み込んで、この音読みの時はどんな意味だろう?等
左脳の中で簡単な事からでいいので積み上げて行って、脳内で「言語化」が進めばと思っています。
そのためには、スポーツで頭の中で行動する意味を左脳で言語化してやさしく声掛けして、右脳を支配していければ、きっと良い方向に進むんじゃないかと考えています。
そんなことが、この中学生にできればと考えています。
これから、2年間か3年間でどこまでできるようになるかな?
人間としての成長をこのサッカークラブにもお願いしていきたいと思う次第です。
まとめ
来年度、入団したいサッカークラブに体験練習に行ったことから考えたことを記述しました。
右脳左脳の事は、ぼくは脳科学者でも医者でも無いので、何か実証に基づいたことでありません。
脳疾患を起こしてしまった一病人として感覚として記述したことですので悪しからずご了承ください。
帰りの車のなかで、バックシートに座ったともだちがやたら、ラーメン屋さんの看板を見つけると反応していました。
ラーメンが好きらしい子のようです。
それに対してむすこが反応します。
「おれもラーメン屋行ったよ。ほら、駅の”くら寿司”の隣のところ。」
「あれ?ラーメン屋?」
「ちょっと、高いけど行ったぜ!」
なんて、あのむすこがともだちときちんと会話が成り立っていて、安心しました。
好きなことでも、下らないことでも良いので、ともだちと共通意識をもって話すのは知らずのうちに訓練になっているのかなと感じました。
ラーメン屋の屋号まで覚えていれば、ばっちりですけどね。
そこは二人とも、まだまだ。
ラーメン屋さんの屋号って当て字も多いですしね。小学生にはむずかしいね。
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