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むすこもむすめも、計算・漢字のドリル問題練習が毎日宿題として出されています。
学習上の反復練習には、二人とも(特にむすこ)は本当に嫌気がさしてきているようです。
好きなことは反復練習可能です。
学習では無いのですが、むすこはサッカーの自主練習を何度も何度も反復練習しながら、試行錯誤で練習をしています。
むすこのサッカーチームの場合は、参考書も資料も何も無いので、動画でみたことやともだちに聞いたことを参考にイメージトレーニングをしています。
この間なんか、ドリブル時に後ろ足で蹴るのに前に進んでいく、イリュージョンのようなことをやったりしています。どうしてそんな事ができるんだ?不思議だ。
これも、反復練習の賜物なのだろうと思います。
むすこたちの、サッカー自主練習を見ていて思った事
この緊急事態宣言下でサッカーチームの練習が半減している中、仲良しのともだち同士で(サッカーの)「朝練するぞ」と言って休みの日の朝早く出ていきます。
どうせ、遊び半分なんだろうと思って、ランニングのついでに木の陰からこっそりみていると、これがまた本気の練習。
普通の芝生公園でやっているので、ゴールネットが無いのが残念ですが、早朝誰もいない場所で4人ぐらいで、パイロン立ててドリブル練習、パス練、リフティング・・・・と出来ることはみんなやってる。
この中の一人が、クーバーコーチングに週1で通っているからそこからメニューを紹介しているらしい。
何度も何度も反復練習をし、ともだちとぶつかり合いの練習もしている。
しかも、反復練習って言っても相手のいるともだち同士の練習なので、いちいち条件が違う。
パス練にしても、3m、5m、10m、相手が向かっているパス、相手が背中を向けているパス。。。
色んな事をを試しながら練習をしているのを見ました。
まだ小学生なので、粗削りで定まった思考も無い練習なので、ボールと戯れているだけなのだと思ったのですが、彼らは大真面目。
ぼくはサッカーの事はわかりません。見る人が見ると「なにやってるんだ、あいつら」と練習方法にケチを言いたくなってしまうかもしれません。
でも、変化のある反復練習なので、型にはまったことをすることなく、お腹が空くまでずーっとやり続けることができているんだなと感じます。
実践で成果を試し、確認していく。
どのサッカーチームも自粛自粛で、暖かくなったし練習したくてたまらない時期です。
グランド取れたぞ!となると、せっかくのグランドなので普通の練習だけではつまらないです。
そうすると、「試合」です。
区内、近隣区だけでなく、近隣の県でお互いにグランドを共有して「練習試合」が行われます。
それはとても良いことで、特にむすこなんかは「自主練」をしたことを試すチャンスです。
そこで、「判断力」や「認知力」等が試合を通じて総合的に身に付いていく場になるのではないかとぼくは考えています。
学習の反復練習はどうなの?
むすめの担任が先日、「(漢字を)身に付けるためには書き取りを繰り返し繰り返しやってもらいます」とおっしゃっていて、「根性と忍耐の信奉者だな」といささか背筋の凍るようなものを感じました。
学習の反復練習は否定しませんし、耐えられる子は大いにやってほしいと思います。
でも、学習の場合のそれは、むすめはまぁ大丈夫ですが、むすこには出来ません。
しつこくやらせると、漢字を3回ぐらい書いて精神崩壊して、30分は正気に戻れません。
逆に反復練習が向いているものもあって、サッカー練習は食事と疲労の関係がなければ半永久的にやれるのです。
体を使う事と、机に座ってやるものとはタイプは違うのですが、反復練習と言えば反復練習です。
学習の仕方って人それぞれやり方があるんじゃない?
学習の反復練習に何の違いがあるかと言うと、人それぞれのやり方が違うと言う事だけじゃないんでしょうか?
- 一目見ただけで覚えられる子。
- 何度か一気に書いて覚えられる子。
- 読んでみて記憶出来る子。
- 時間を置いて何度か思い出しながら覚えていく子。
- 文字の形を分析しながら覚えていく子。
- 他に応用した熟語があって覚えられた子。
- 賞状をもらえると聞いて色めきだって初めて覚えられる子。
- 体を使って覚える子。。。。。。。
ちょっと考えただけでも、色々出てきます。
それを古くからの習慣のような「書き取り」の反復練習に未だ依存しているのは、研究と検証が足りないんではないでしょうかね?
「根性と忍耐」だけでは、身に付くものも身に付かない子もいると言う事を頭に入れておくことが大事かと思います。
まとめ
反復練習なんて、要するに「好きな事」であれば可能でマスターも早いのであります。
嫌いな勉強の場合は、(あり得ないけど。勉強を)「好きにさせるか」か「反復させなくても覚える方法を考える」ことが課題なんであります。
そんなことが、分かればどこの親も悩まないし、こどもだって苦しくありません。
ぼくの場合は、おだてたり、一緒に悩みながら(悩んでる振りをして)、こどもをうまく操縦しながらやっていくしかないのかなと言うところです。
要するに精神的な問題です。
ディスレクシアの特性をよくよく理解しながら、怒らず、出来なくても後を引かず、仙人のような態度でむすこと向き合って、決して自分の時と重ね合わせないことでうまく付き合っていくのがコツなのかと。
さて、その答えは何年後に出るでしょうか? 永遠に子育てが続かないようにがんばります。
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