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うちには、小5むすこ、小2むすめのむすめがおります。
小2のむすめが学校に上がってからは、夜ご飯を食べている時等、家の中でことばに関する質問が多く飛び交うようになりました。
小5のむすこはディスレクシア。
先生や他人が言ってる事を聞いて覚えるのが得意のようですが、読字に関してのインプットは全くダメ。
教える際の情報はしゃべった方が速いですが、教科書等に書いてあることの方が圧倒的に情報量が多い。
むすこは、書いてあることは言われないと読まないし、読むことで意味を理解する癖がこれまでほとんど無いし、できない。
そんな感じで過ごしてきたので教科書や副読本に書いてあることを頭の中に居れようとしても入らない。書いてあることばの意味は何となく聞いたことで覚えていることから推測からしか出てきません。
これが、ことばの「想起」が欠如していると言われる所以であると考えられています。
逆に、どういう訳か、下のむすめは本が大好き。毎週なんか買ってくれと言ってきます。
やはり、字を読むことに慣れていると自ら学びに行く姿勢が違います。
自ら学びに行ける子は、頭に蓄積されていく情報量に差がついてくるでしょう。
先週の「アミニシキヘビ」が逃げ出した事件の時も、永遠と「ニシキヘビ」の話をしていました。
恐るべし。
ことばの質問してくるのは大抵むすめです。疑問があるとすぐにつぶやいてきます。
むすこは、むすめが聞いてくることばはまだ低学年なので取っ付きやすいようで前のめりに一緒に聞いています。
むすめがやってることは絶対自分も習ったはずと思って必死に思い出そうとしています。
それに、むすこはかなりの負けず嫌い。
「妹が知っているものが、おれが知らない訳ない」と敵意むき出しです。
むすこ、がんばるのだよ。
ことばの質問をされた親の悪い癖
むすめやむすこが質問してくることばについて、小学生の質問なんて大したこと無くてすぐわかるだろうと高を括っていてはいけません。
おとなでも一瞬では答えられないことを容赦なく聞いてくる。
例えばこの間もむすめから、
「おとうちゃん、おかあちゃん、水素って何?」
急に聞かれてもどの辺まで答えて良いのかわからん。
適当に答えてしまいます。
それでは、こどもだってもやもやするだろうし、親が適当に答えていることだってとっくにバレている。
いくら普段立派で偉そうな事が言えていたとしても、失格だと反省しています。
そんな時は国語辞典
ぼくのテーブルの後ろには国語辞典が常備されています。
小学生用ですが、むすこが国語辞典なんか使える訳がありません。
「こどもが使え」と言わんばかりに置いておくのはもったいない。
質問の答えに苦しむ時は、親も「ちょっと調べるね」と言って、おとなが小学生用の国語辞典を活用すればと思うのです。
それで答えが見つかると、こどももこの辞典には何でも書いてあると思って調べる手段だと認知するでしょう。
むすこ、3年生になったら使用することがあるむすめも、小学生の国語辞典で調べものをしているしょうもないおとうちゃんを見て、辞典を活用してみようかなと思う事が、増えるかもしれません。
どうしても載ってなければ、インターネット検索で良いと思います。
ぼくは、インターネットを活用することは大賛成ですが、まだまだ辞書を引くと言う作業はまだまだ捨てたもんじゃないと思います。
それは、辞書を検索していくうちに他に興味深い文字も目に入ります。
好奇心旺盛でこれからことばを吸収していかないといけない小学生には格好のツールだと言う事は間違いのないことでしょう。
まとめ
自分の事は棚にあげて、妻に「適当に答えるなら国語辞典調べようよ」と話をしました。
むすめ・むすこの質問に妻が答えられない訳ではないのですが、おとなの雑音が入ってしまうので答えに適格性に欠けてしまいます。
小学生用の国語辞典を見ながらなら、的確にひと言で答えられるのであります。
さっきの「水素」だって、調べりゃすぐに出てきました。
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