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この画像、小4むすこの筆箱です。
1年生の時に入る前に買ってあげた最初の筆箱はもうボロボロでしたので妻が買ってあげたのが、
この画像の上の青い方の筆箱。買ったのは3年生最初の頃だったかな?
それが、ものの1週間もしないうちに、外側に切り込みが入れられてボロボロ。
あまりの短期間で傷だらけになっているので、「どうしたの?」と聞くと「自分でやった」と言ってました。
落書きとボロボロにされていて、筆箱の中身がゴミ箱みたいでお見せ出来ません。
物は大事にして欲しいと言う気持ちはぼくにはありますので、とりあえずそのまま使わせました。
そして、ここのところ、個別学習等学校以外にも筆箱を持ち歩くことが多くなってきました。
さすがに、ボロボロと落書きが恥ずかしくなったのか、
「おとうちゃん、新しい筆箱買って。。。。」と遠慮がちに言い出しました。
そして、ぼくが適当に選んで買ってきたのがこの画像の赤黒の方の筆入れです。
筆箱、えんぴつ、消しゴム、定規、文房具類は入学間もなくボロボロでした
入学時校長先生のご挨拶で
入学式の時に校長先生に「筆箱は6年間大切に同じものを使ってください。」とご挨拶がありました。
ぼくは、(そんなの無理に決まってる、から)あまり理解ができませんでしたが、まあ「物は大切にしよう」と言う意味で言ったんだろうなと思っていました。
大切に扱ってくれたとしても成長と共に大人っぽいものが欲しくなるだろうなともあんまり気にしていませんでした。
ところが、成長どころか、ものの1か月もしないうちに消しゴムはバラバラだし、えんぴつは折れたり傷だらけ。筆箱の中は黒でしたがその上に更にネームペンで真っ黒に塗ってあるし、「6年間」どころかこれでは3か月程度で取り替えないとだめかなと思う状態のものになっていました。
ついでに言うと防犯ブザーなんかは壊したり失くしたり、もういくつ新調したかわかりません。
ぼくは、親にきつく言われていたせいかもしれませんが、どちらかと言うと物持ちが良い方なので、所有物は大事にする方です。
えんぴつの長さの順に並べていたぐらいです。えんぴつを噛む行為なんてとんでもありません。
そんなむすこを1年生の時から見ていて本当に信じられない気持ちになっていました。
ふでばこ2号
それでも、自分から新しいふでばこを「買って」というまで買うのを止めていたのですが、ともだちが少しづつかっこいいふでばこを買ってもらっているのを見て、自分もほしくなったのか「買って」と言うので妻が買ってあげていました。
そしたら、上の画像のような始末。1週間ぐらいであんな姿になっていました。
勉強が出来ないイライラの矛先が文房具じゃないか?
その頃、こんな状況に気付き始めた時期でした。
ちょうど九九は忘れているし、字はうまく読めない。漢字もオリジナル文字を作る、ひらがなも真っすぐ書けない。カタカナも不完全。成績は壊滅状態。。。。そんな状態にぼくも気づき始めた時期でした。
「ものは大事にして欲しい」と思う怒りに似た気持ちと、「多分、勉強が自分の思い通りにいかない」からむすこの無意識の怒りの矛先が身近な文房具に。。。。そんな気持ちになりました。
よく自分の頭を叩いていた
この頃の彼は勉強、授業の時によく自分の頭を叩いていました。
まるで、昔の接触の悪いテレビを「映れ!映れ!」と叩くようにです。
忘れてしまったことがそこまで思い出せているのに文字やことばに出来なかったのだと思います。
その思い通りにいかない矛先が「ふでばこ2号」(青い方)や文房具に向けられたのだなー
もうすこししたら気付くことが出来ました。(wiscの結果が出てから)
それから、「ふでばこを大事にしなさい」など言わないようにしました。
ふでばこや文房具の新しい傷が増えることが無くなった
学習障害が分かってからは、むすこのイライラの矛先になっているものに関しては口を出さないようにしました。
むすめには悪いけど、むすめに暴言を発してもほとんど「やめろ」と言う事は避けました。
(但し、暴力は振るったことは一度もありません。)
むすこ自身、なんで暴言を言ってしまうか、ものに当たってしまっていたことは十分に分かっているからです。
ぼくは、学習への手助けがむすこは欲しかっただけだったと信じて関わることにしました。
分からない事は仕方ないし、出来なければ出来る方法を見つけるのではなくぼくがやってあげるようにしました。
それでだいぶ落ち着いてきたところです。
学習に関しては、文字の読みと理解がみんなより1歩も2歩も遅れるのでまだまだ普通とは違います。
元に戻らないように注視してむすこの補助をしていこうと思います。
新しいふでばこだよ。
上の画像の赤と黒のふでばこが、今月になって買ってあげた「ふでばこ3号」です。
これを食卓においてあったのを見つけたむすこ。
本当に喜んでいました。
どこか、呪いから逃れられたように。。。。。
「おとうちゃん!ありがとう、大事に使うね!!」
「大事に使う」なんてむすこの口から初めて聞きまして。
さて、どうなるかわかりませんが、このふでばこを小学校卒業まで大事につかってもらえれば本物かな?と思っています。
まとめ
ボロボロになっていたのは、ふでばこだけではありません。
前述の防犯ブザー、お道具箱、ノート、上履き、校帽。
なぜか、ランドセルは強いです。きれいなもんです。
決まったものがボロボロなのは、特定のものに手をかけているからなのでしょう。
大好きな体育で来ている体操服はきれいです。経年劣化している校章が剥げてるぐらいで未だに1年生の頃の体操服を着ています。
今はだいぶ落ち着いていろいろなものを大事にしてくれてますが、また身の回りに異常があったら気持ちの動きを察してみようと思います。
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