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$$怒る ≠ 叱る$$
「目的」があるのは「叱る」?
会社勤めをしていた時も、後輩が何か失敗したり間違えたりした時に怒るようにアドバイスしている光景を見ることがありましたが、それは目的があるから「叱る」?なのか?
ただ、感情にまかせて怒っているようにしか見えなかった人がいっぱいいたような気がします。
こどもに対してもそう。アドバイスをしてるつもりが我が子の不甲斐なさや虫の居所が悪かったりするとついつい、感情むき出しにしてしまうことも無かったわけではありません。
おとなが怒ると怖いですよね。それにおとなの指図は断れないですよね。
可哀そうなことをしたかもしれないと、自分に戒めの意味で書いてみたいと思います。
「叱る」でなくてアドバイスでいいんじゃないか?
こどもに、もう感情はむき出しに怒ったりしないようにしようと思って考えたのは、ぼくのともだちやクライアントに質問された時にお答えする時と同じような平常心をもって接しようと思ったことです。
それは、何か失敗しても「叱る」でなく「アドバイス」にしようと考えました。
それが、こどもに対しても、他人に対しても怒ることをやめるきっかけになると思います。
ぼくもそんなに人間が出来ているわけではありません。それだけに、怒りの発火点になりがちな「叱る」と言う行為自体を他の事に代替えすれば良いのかなと思い実践するようにしました。
それが「アドバイス」です。
四則計算が混じった計算問題の事
むすこに先日教えてあげた「四則計算が混じった計算」があります。
「まず( )の中から先に計算して、次に×or÷、最後に+or- 計算する」あれです。
その時はスラスラできたのですが何日かしてまた「おとうちゃん、わからない問題ある」とプリントに書いてある「四則計算が混じった計算」問題をもってきました。
念のために、先日むすこが「わかった」と言っていた問題を全部確認してみると、悪いけど全部間違っていました。
聞くと ( )とか×や÷優先の法則は全部無視して、頭から全部計算しています。そのためとてつもない桁の多い数字が答えになっていたり、かえって難しい計算をしていました。
「やり方忘れてるから全部間違ってるよ。この計算よくできたね~ がんばったね」と言いましたが、せっかく一生懸命にやったのに全部間違いなんて言われて、絶望してしまったむすこは泣いています。
そんな子に不甲斐ない!何でできない?と思ってしまうことこそ可哀そうです。
わからないのではなく、数字や記号が並んでいるので混乱してしまい、やり方が頭の中から取り出せなかっただけであって何も悪い事では無いと考えるようにして、それから「一緒にやっていこう!」と言いアドバイス的に教えることにしました。
アドバイスとは
「アドバイス」とは意味的には、
- 助言
- 忠告
と言う意味になろうかと思います。
むすこに対しては、「助言」としてアドバイスすることにしました。
こんな感じで教えてみました
これどうやって計算したの?
最初から、、、、(泣)
それじゃね、色々混ざっている計算はルールがあるから、そのルールを思い出そうね。一緒にやっていこう!
うん。。。
これはかっこがあるから、かっこの中計算するんだよ。かっこの中は7+4この答えは?
11。。。。
こんな感じで、文章を読み上げるように計算する順番を読み上げていって、計算はむすこにやってもらいます。
道順を作っていく感じです。
そして、「30問」もあるプリントの20問までは計算をしてくれました。
残りの10問はもう限界でしたので、ぼくが読み上げながら計算をしてあげて、むすこには流れを見てもらいました。
あとは、先生の話を聞く。。。。
むすこのクラスのみんなもこの四則計算が混じった計算は難しいらしく、手こずっているようです。
何度も宿題に出ているのはそのせいかと、、、、
今日の宿題のプリントも、家でやってきて学校で答え合わせをするそうなので、やり方は先生が再度教えてくれるそうです。
おとうちゃんと一緒にやったことが、頭から引き出せれば先生の話もわかって、学校のテストにも活かされると思います。
ただ、授業中に、こんな「30問」も問題をこなすことができるのでしょうか?
答え合わせだけで終わってしまうかもしれないので、それが心配です。
うまく教えられたかな?
いつも勉強でそんなに叱ったりはしませんが、今回はプリント問題が全滅だったにも関わらず穏やかに説明が進みました。
穏やかに説明が出来れば、むすこの方も取り乱してしまったとは言え、理解はできたような顔をしていました。
ぼくの方も言いたいことが整理しながら言えたので「アドバイス」的に勉強を教えていくのは良い方法だなと感じました。
まとめ
ディスレクシア障害のあるむすこなので、できないものはできないので、親の方も取り乱さずむすこの様子をみながらアドバイス的に勉強を教えていくようにします。
忘れてしまっても、頭の中から取り出せなくても構いません。
また時間をおいてやれば良いのです。
その時の理解は絶対に後々に役立つと信じて教えていこうと思います。
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