|
学校の学習は範囲が広くて、ひとつの教科が得意・好きと言っても中にはどうしても忘れてしまうものがあるもので、その単元は嫌だなと思うものがあるものです。
ディスレクシアなむすこについてはそもそも勉強が苦手です。
ですので上記の事がそれが逆で、嫌いなんだけどこの部分は好き!と言うのがポツポツ言ってきます。
そう言ってくれると、こっちとしてもうれしくなってしまいます。
おそらく、うまく自分の頭に入って来て理解できる部分があるところだろうなと予想しています。
保護者としては「全部マスターしてなんぼだ!」と願いをかけしまうのですが、それを期待すると当人が苦しくなってしまうのでそれは言いません。
彼の場合、理解できて記憶できたところがあるとうれしくなるようです。
ぼくら親にドヤ顔で話をしてきてくれます。
そう言うことは良いことだと思っていて、耳を傾けます。
それから、記憶の片隅に定着することを期待できると思っています。
この間は世界史の話をしてきました。
しかも苦手な地図を交えて説明をします。
ネタは大航海時代の話。
「おとうちゃん!初めて世界一周した人って知ってる?」
「しらん、誰?」(歴史を知らなすぎる男)
「マゼランでしょ。」と妻、さすが博識です。
「そうなんだ、スペインあたりの人?」(まるで関心の無いおとうちゃん)
「(地図を指さして)この辺からずーっと周ったらしいよ。でもね、途中でアジアのどこかで若くして死んじゃったんだって。」
「マゼランが死んだの41歳だってよ。」妻。なんでそんな事まで知ってる??
そして、コロンブスやらバスコダガマの話に広がり、大航海時代の話をする妻子でした。
それをじーっとあの獲物を捕らえるような眼をして聞いていたむすめがだしぬけに言い出しました。
「ワンピースに出て来るよ、ドクドクの実だ!マゼランってそう言う人のことか!!」
またひとつむすめの知識が増えました。ワンピースのおかげです。
今頃、学校の図書室に行って調べている事でしょう。
ぼくは、歴史には疎くて逆にむすこに教わった形になりましたが、むすこが世界地図と世界史の事を組み合わせて得た知識を披露してくれたことがとてもうれしかったです。
小学生までは、地図に触れようとしなかったむすこです。
歴史は流れがあるので取っつきやすいと言っても、どこでどういう出来事があったのか全く知ろうともしなかったのが少しづつ前進しているように思いました。
ほとんどが先生やともだちのおかげですが、家に貼ってある地図やiPhoneを使って検索している姿に成長を感じるのであります。
覚えるのが大変な教科があって嫌いなのはわかります。
でも、一部分でも興味が向くものがあると何か違うように見えるかもしれません。
その良い効果を期待します。
コメント