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「学習障害と言えばそうなのですが・・・」と言われながらも医師からの診断はいただくことを渋られまくっているので、その一つと言われている「ディスレクシア」と言う言い方で記述していこうと思います。
耳からの情報処理が得意なのね
特に字が乱れるということでもないし、情緒的にも問題が無いむすこ。
やはり、見た目や振る舞いに問題があるとはっきりと目で見てわかるし、他の子たちにも影響があるからそっちからか・・・理解が遅れると言うのは「(静かな)学習障害」に変わりはしないんじゃないかと、涙を飲む思いなのですが、工夫次第で彼の将来につながることが絶対あるはずと思い直しています。
悲観ばかりしてられなくて良い点もあって「聞くことが得意なので、聞くことでの配慮をしていきましょう。指示語はできるだけ避けてね。」とアドバイスを受けています。
確かに、ディスレクシアと言っても大きくあるようで、それぞれの特徴は異なっていて、その中には耳からの情報処理において優れた能力を持つ人もいるようです。
どうやら、むすこもそのひとりで口頭での指示や音声による情報をより理解しやすく、それを基に学ぶことが可能でしょうと言う事でした。
百人一首の一部
英語・数学を中心に、家庭学習を続けている日常ですが、学習の際にむすこがふと百人一首の一句を呟きました。
「秋の田の かりほの庵の 苫をあらみ 我が衣手は 露にぬれつつ」
「なぬ?それって百人一首のひとつ?おぼえてるの?」
「おー、俺なんて全然おぼえてないよ。女子ですげー奴なんて50句ぐらい覚えてるやついるよ。」
定期テストで百人一首覚えろって言う問題があると前に聞いてましたけど、さすがフレーズで覚えるのが得意な子。そんなのすっかり忘れてるのかと思ってたら意外に口から出て来るもんだね。
「半分覚えてる子もいるんだ。おとうちゃんなんて全然知らないよ。マンガ(ちはやふる)の”ちはやぶる”ぐらいでそんな句があるんだってぐらいだよ。」
「ちはやぶる 神代も聞かず 竜田川 からくれなゐに 水くくるとは」
「えーこれも言えるんだ!」
「田子の浦に うち出でてみれば 白妙の 富士の高嶺に雪は降りつつ」
「なんなの?すげーじゃんどんどん出て来るね。どうやって覚えた?」
「自分で何回も音読したり、人の聞いてたら覚えたよ。もう少し覚えてるよ。でも、全然俺なんて大したことないよ。漢字まで書けないのもあるしね。」
十分十分。
ぼくだったらどうだろ?ゲーム感覚で覚えたかもしれないけど、すぐ忘れちゃうだろうな。。。。
聞くことを中心に勉強しよう!
こんな風に、各それぞれの特性・特徴に合ったことに焦点を当てられれば、効果的なサポートが可能なんだろうなと思いました。
耳からの学びを活かし、個々の得意分野を最大限に生かす!
ディスレクシアの子が自信を持って学び続けられる環境を築くことはひとつひとつですね。
「え?俺って耳から聞いた方が良いの?」
「それは、先生も”耳はいいよね~”って認めてたよ。」
そうやると授業や話合いの場でも自分で意識していくと思うので、意識を焚きつけるのも大事かな?
とりあえずぼくは「あれ、これ、それ」等の指示語はなるべくやめるようにしよう。
年齢とともに増えてきたんですよ。
「あれ、あれ、あれ」ってあれが。。。。
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