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昨日は、小4むすめが「道徳」の授業で「暇そうで仕方ない」様子を記述しました。
これは少し前のwisc検査そのもので、「知覚推理」と「言語理解」がやたら高いことによるものだろうなと思われます。
理解が速すぎて、逆につまらないんですよね。
ただ、このwisc検査も2年前のものです。
当時、これに比べて低い数値だったもの(「処理速度」「ワーキングメモリ」)が高いものに釣られるように成長と共に上がってきているのでしょう。
授業での様子でも前ほど落ち着いてきていましたので、徐々に修正されていくものだと感じました。
形の把握が出来る子、不得意な子。
さて、一方中1のむすこですが、昨年受けたばかりのwisc上の数値では、他のものは順調に成長と共に育ってきましたが、彼の場合むすめとは逆に「知覚推理」が足を引っ張っています。
むすめとは全く真逆な特性なので、興味深いところです。
今までの課題であった、図形の問題を苦手と言うのがこれにはっきりと出ます。
色の位置、向きの変化を捉えるのが苦手です。このことから言えます。
むすめは粘土細工や立体的な画、パズル等、形にしていくものが大好きです。
都道府県名を習う時も全て地形で把握しています。形を見ただけですぐ記憶できてしまうようです。
逆に漢字でもそんな覚え方をついついしてしまうので、複雑な漢字の細かいトメハネが苦手だったするのがデメリットです。
しかし、やる気があればすぐに修正できるので、学校でのテスト間違いでも指摘しないようにしています。
将来的には書けるようになる。それが出来る子です。
むすこは、それがだめなんです。
パッと見て覚えることは複雑になればなるほど難しくなります。
例えば、英単語。
「英単語テスト、100点取れるまで帰れないぞー」なんて言われたら絶望します。
この間の面談の時「100点なんてカタチを覚えられないから不可能だよ。精神的にもダメージくるしね。先生だって家に帰れなくなるよ。それでもいい?」なんて事を言って、大笑いしてしまいました。
ぼくも妻もそうでしたが、テストや受験勉強時に英単語のようなあんなに膨大にあるものを書いて覚えたり、単語帳や単語カードに書いて覚えた経験は記憶がありません。
例文の中にあるものを発音して覚えたものです。
自信の無いものは、確認のために「えふ・おー・あーる・いー・あい・じー・えぬ(foreign:外国)」等と読み上げて、ひとつふたつ書いて、綴りを覚えたぐらいです。
覚えられても、実際の読みと違うからどことなく罪悪感を感じる覚え方でした。
もう中学生なんですから、覚え方の提案は良いけど強制はしてはいけません。
論理的に手順通りにやることが出来るのかも。
そんなむすこですが、数学の授業で現在「図形」を習っているそうです。
図形を移動させる問題や、比べる問題が盛りだくさんです。
小学生の頃、合同だとか相似だとか全然わからなくて泣きが入っていた問題の応用編です。
それを、家庭内寺子屋で復習しています。
「やべーな。大丈夫か???」
ところが、「おー、まかせろ!」と今凝っている文房具が入っている自慢の筆入れを持ってきました。
筆入れには、少年達に流行っていると言われている「シャーペン」や勉強に必要な定規やコンパス等がきれいに収納されていました。
小学校低学年の頃に、あんなに乱れて汚れていたむすこの筆入れとは同じ人間が持っているものとは信じられません。
「よし!いいか、これはなコンパスを使ってだなこうやって印をつければ簡単に三角形の移動が出来るぞ!」
「おとうちゃん、これでいいか?」
「なに?出来てるぞ。すげーな。覚えてた?」
「おう、次英語やるぞ。」
図形の問題は、数学の問題の中でも天敵だと思っていたのですが出来ています。
どうやら、数学の先生が目を掛けてくれて優しく教えてくれているようなのです。
それに「言語理解」は普通なので、論理的な手順が把握できる能力は十分にあるのでそれがハマれば出来てしまうようです。
小学校の漢字も部品で覚える「ミチムラ式漢字カード」で勉強した途端に、合格点にギリ行かないまでも相当伸びました。
このように、順を追って覚えるのが得意というところまで行かないまでも、論理的に構成がハマれば普通に出来てしまうところがあるようです。
このように、各課題へのアプローチの仕方が明確になってきたものがありました。
無理に不得意な方法で習得しないと言うのはそう言う意味です。
不得意な方法を要求するような課題は捨てても良いと思います。
それよりも自分のやり方でやれるようになれば良いとそう思っています。
がんばれ!
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