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小4むすめのえんぴつを削ってあげようと、筆入れの蓋を開けてみました。
「え?リーディングトラッカー入ってるじゃん??」
「うん、なんか線も引けるし、文字が見やすくて便利だし、色も可愛いから入れてある」とのこと。
かつて、むすこに買ってあげたリーディングトラッカーの詰め合わせで使って無いものを借用しているみたいです。
どんな使い方しても構わないけど、どうやらむすめも使い方は知っているみたいです。
文字列をハイライト出来て見やすくて良いらしい。
「新しいリーディングトラッカーいる?」
押し付けは嫌なので、中1むすこにいちお聞いて見ました。
「定規がリーディングトラッカーになってるのあるけど、いる?」
「おとうちゃん!おれはもうあれは要らない。」
「指で追ってるの?」
「いいや、おれはもうこれは要らない。大丈夫。」
おおおおー 文字とことばを追うのが大変だったのがうそのようなことを言ってくれるぜい。
最初は、ディジーでことばをハイライトにしたもので試したり、音声教科書を使用したり、文字列を定規をあてたり、リーディングトラッカー、指追い、、、、
そのようなことの対策で、文が塊に見えてしまう特性のために文字を一個づつ追えるようになればいいなと思ってやっていました。
それより、そんな特性のせいで文字をみるのも嫌だったので、文字の習得が遅れて語彙不足になっていました。
文章の文字やことばの解像度が低くて、意味が取れない。
そのために、文章を読むことができない。嫌い。イライラする。悪循環になっていました。
それが成長とともにここにきて、語彙が積みあがって来て、ことばの解像度があがってきて文章の組み立てが見えてくるようになってきたのでしょう。
それでも、文が塊に見えてしまう特性が治るというのは無理な話。
しかしながら、必要に迫られている、学校生活、遊び、スポーツなど、日常に出て来る文章を自分なりに目で追える癖を付けてきたようです。
逐次読みも無くなってる。。。
文章を読むのをよくよく聞いていると、逐次読みもいつの間にか無くなり、句読点もしっかり注意していました。
語彙はまだ少ないですが、文章表現が豊富になってきました。色んな文章表現を記憶しています。
しかしながら、それがデメリットとなっている面が見られます。
読んでいる文章を、勝手予測変換してしまうところがたまに見られます。
しっかり文章のことばを判断して読むことがまだまだ欠けているところが、昔ほどではありませんが見られる時があります。
日本語は語尾で文章の意味が大きく変わります。
小3の時に「学習障害」と伝えて、心的ダメージがありましたが早くから自分の特性を知っているむすこ。
その、特性をよく理解しているのは本人自身です。
その特性の改善、または逆手に取って相当がんばっているのであります。
ビハインドがあるので、なにも無い人より努力が必要です。
まだまだ、むすこの修行は続くのであります。
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